今日は9月5日。
昨年の今日、珠城りょうが月組トップスターに就任。
今日から、二年目です……って、早いなぁ!
珠城りょう君と朝夏まなと氏は、ちょっと似てますね。
長身で、腰の位置が高く(=胴が短く)、足長さん。
下級生時代から抜擢され、劇団から将来を嘱望されていました。
しかしながら、二番手時代がほぼないまま、トップスター就任。
そのため就任当初は、集客力に不安を囁かれたものです。
ですが、いざセンターに立つと、「真ん中に立つ」事がしっくり来る。
そして、自分という個より、組というスケールで物事を判断する姿勢をみせるんですね。
己に足りないものは、組子に頼ればいい。
皆で組を盛り上げていこう。
それこそ、己以上に拍手を浴びる組子がいても、それを頼もしく思い、喜ぶ度量を備えているんですよね。
これは、早霧せいな氏(雪組前トップ)もそうだったと思います。
視点の高さが違うんですね。
切磋琢磨はするけれど、つまらない競い合いはしない。
スケール感がそもそも、別領域なのね。
宝塚と朝夏さんを愛している方なら、今更かくまでもない事ですが。
来年は宙組創設20周年を迎えること、二番手(真風涼帆)の学年や完成度などを考え、勇退の道を選ばれたのでしょう。
朝夏さん単体でみれば、年齢的にも気力体力的にも、まだまだイケると思います。
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むしろ、脂がのって、見応えも聴き応えもある。
それでも、後進に道を譲られたのは、組全体というスケール感で判断されたのでしょう。
私個人としては、もっとトップに君臨して頂きたかった…。
とてもとてもとても残念です…。
まぁ様とりょう君は、嫁とのご縁も長く深いですね。
まぁ様(88期)は、みりおん(95期・実咲凛音)が入団した年から。
りょう君(94期)は、ちゃぴ(95期)が音楽学校へ入学した年から。
宝塚人生を長く共に歩んだ相手とコンビを組み、さらに信頼関係を深めていく。
そんなところも、共通していますね。
トップスターとしての重責を負いながら、どんどん輝きを増すまぁ様とりょう君。
共通点が意外と多い気がするお二人。
さらに注目していきたいと思います。