2023年11月20日(月)花組全国ツアー『激情-ホセとカルメン-/GRAND MIRAGE!』
出発の地・大阪で千秋楽を迎えました。
主演…永久輝せあ(97期・研13)
ヒロイン…星空美咲(105期・研5)
二番手は凪七瑠海(専科89期・研21)
三番手は綺城ひか理(97期・研13)
組長と副組長も帯同し、若い主演コンビをがっちりサポート。
花組34名に、専科・凪七瑠海を加えた総勢35名。
★永久輝せあ
永久輝さんは新人公演主演、4回。
雪組の超・御曹司でした…が。
新公主演回数こそ多いものの、別箱の単独主演経験はバウ・東上とも各1回。
そして、今回の全国ツアー。
新公卒業後は、雌伏の時が長らく続いた永久輝さん。
塩漬け御曹司が、ようやく陽の目を浴びました。
場を与えられると、キラキラ炸裂。
加えて鍛錬の積み重ねが、耳目に訴える成果として結集。
優しげな美青年ですが、三白眼や闇落ちがハマる男役に成長。
★星空美咲
星空美咲のヒロイン経験回数は、今回で5回目。
回数はそこそこ多いものの、その道筋は順当とは言えず。
バウ ⇒ 東上 ⇒ 東上 ⇒ 新公 ⇒ 全ツとイレギュラー。
本人の持ち味は清楚で可憐な、THE ヒロイン。
ですが、振られる役は波乱万丈。
浮気されて捨てられたり(銀ちゃんの恋)、姉だったり(冬霞の巴里)、不倫だったり(巡礼の年)
本作もあばずれで殺されます(カルメン/激情)
ですが、どれも自分のモノにしていく努力家。
無茶振りつづきの育成プログラムにも必死で食らいつくド根性。
サムライ魂を感じます。
★ひとみさ
永久輝せあと星空美咲。
外側から見ての印象ですが。
方向性が似てると思いました。
具体的には、お芝居をとことん掘り下げる姿勢など。
ホセにも、カルメンにも作為を感じない…という大いなる錯覚をさせてくれます。
ホンマにそうなんやろな、そういう人なんやろな…と。
どちらも本来の持ち味でないにも関わらず、おそろしくハマっている。
おそらく二人にとって、代表作の一つ、ハマり役の一つとして記憶されるかと。
キラキラした華やかさと、万人受けするビジュアルも共通しています。
バランスが取れた並びだと思います。
そして、THE タカラヅカ。
★ご当地出身者紹介
美風組長「大阪府堺市出身、花海凛」
花海「はい!」
まっすぐ上に上げた右手を下ろす…と思いきや、頭に。
左手は胴に巻きつけ、花組ポーズ!
客席も舞台上も、どよめくどよめく!
なんと今回、ご当地(まるっと関西)出身者全員が花組ポーズを披露。
もちろん、組長さんも!(摂津市出身)
うわーうわー!
やっぱり盛り上がります、花組ポーズ♡
とはいえ、普段は号令に従って行う花組ポーズ。
先陣を切った みりんちゃん(花海)は緊張したでしょうね。
★主演あいさつ(永久輝せあ)
ニュアンスだけお伝えします。
順番ちがったら、ごめんなさい。
永久輝「4日間…あっという間でした」
短かったね? ね?…と、上手隣の凪七さんや組長、下手隣の美咲ちゃんや綺城さんらを交互に見つめる。
永久輝「大好きな大阪を離れるのは淋しいのですが、この後、全国を回ります」
永久輝「皆様の大好きな宝塚を、私たちの大好きな宝塚を、全国各地に届けてまいります」
笑顔でしたが、覚悟のこもった言葉。
よりにもよって、今このタイミングでの全国ツアー。
本拠地や東京ならまだしも、宝塚と馴染みの薄い地域での上演は勇気がいるでしょう。
永久輝「皆様も全国、ついてきて下さいね♡」
…と言って、客席に向かってダメ押しの
永久輝「ねっ♡」
休みとチケットあれば、ついていきたいーー!!
…てか、その無茶振り、誰に習ったーーー?!
三度目の幕が上がってすぐ、永久輝さんは左右と後ろを見回して、
永久輝「せーの!」
永久輝&花組子&凪七「いってきまーーーす!!」
花組ポーズはなし。
れいちゃん(柚香光)、花組ポーズを薦めてあげて下さい。
ひとこちゃん(永久輝)遠慮してると思うので。
初日と千秋楽にアレないと、物足りないもので。
12/14(木)愛知県(刈谷市)での千秋楽まで、どうぞご無事で。
▽ 健康第一♡いってらっしゃい!