2023年11月20日(日)宝塚歌劇団は再度、調査し直すと発表。
劇団員全員と音楽学校生全員が対象。
よかった、考え直してくれたのね…と思いきや。
★毎日新聞
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の劇団員の女性が9月末に死亡した問題で、歌劇団側が年内にも、大学教授やハラスメントの専門家らを加えた調査委員会の設置を検討していることが20日、分かった。
歌劇団が主体として進める全劇団員らを対象にした聞き取りを基に、再発防止策をまとめるための組織で、女性が死亡した背景の再調査は実施しない方針。
外部の目を入れて、行き過ぎた上下関係や不合理な慣習の見直しを図る。
歌劇団は女性の死亡を受け、女性が所属していた宙(そら)組の劇団員らを対象に弁護士チームによる調査を実施。
14日に公表された報告書は、長時間の業務などにより心理的負荷がかかっていた可能性を認めた一方、上級生によるいじめやパワーハラスメントについては「確認できなかった」とした。
これに対し、遺族側は「縦の関係を過度に重視する風潮を容認している」と批判し、「問題が多く納得できない」と再調査を求めていた。
歌劇団は女性の死亡の判明以降、弁護士チームに委託した調査とは別に、各組のプロデューサーが中心となり、宙組以外も含めた全劇団員計約400人やスタッフを対象に、過密な稽古(けいこ)スケジュールや指導方法が妥当かどうか聞き取りを進めている。
新たな調査委は大学教授やハラスメントの専門家らで構成する予定。
遺族側の代理人弁護士は20日、調査委設置の動きに関し「遺族側が求める再検証とは全く異なっている」と批判するコメントを発表。
各組で進めている聞き取りについても「劇団幹部がヒアリングを実施するということでは、劇団員が安心して事実を述べることは困難」と主張し、歌劇団に詳しい説明を求めた。
【松室花実、水津聡子】
…なんだ、そりゃ。
亡くなった生徒の背景は調査対象外ですと?
そこを究明せずして、どうするのか。
ハラスメントから、とことん目を逸らす。
それこそ、ハラスメントでは?
遺族代理人を意図的に無視してますよね。
いわれなき無視は、立派なハラスメントやで?
まず、事実を確認し、遺族側に伝えることが重要。
遺族がまず知りたいのは、事実だと思います。
事実をつまびらかにした上で、主張すればいい。
「これ、私はハラスメントじゃないと思う」と。
意見や解釈を述べることは構わないと思います。
劇団にも、その権利はあります。
ただ、それなら遺族にもカードを配りましょうよ。
同じ土俵に上げて下さいよ。
事実はひとつ。
それがどう見えるか?
どう感じるか?
それは人それぞれ。
同じ事実を見据えましょうよ。
苦境が長引くどころか、どんどん悪化しています。
その原因は、事実から目を背けているから。
一番ふれられたくない箇所だからこそ、見つめ直さねば。
「本当のことを知りたい」
ご遺族の切望を、どうか叶えて下さい。
再発防止策は、もちろん必要。
それを立案する為には、原因を知ることが必須。
原因がわかれば、対策を立てられます。
原因不明のままでは、有効な対策を立てづらい。
事実を究明しない事には、再発防止策も絵に描いた餅で終わりかねません。
事実と対峙する勇気をもって頂きたい。
私達の愛する、大切な宝塚のために。
∇事実を知る必要