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宙組新公『NEVER SAY GOODBYE』配信感想①熊倉飛鳥、風色日向、春乃さくら

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2022年4月14日(木)宙組『NEVER SAY GOODBYE』新人公演(東京)が無事上演されました。

 

とても残念なことに、宝塚大劇場での新公は中止。

「せめて東京公演は…!」と誰もが祈った事でしょう。

無事の上演、本当におめでとうございます…!

 

 

★舞台機構トラブル

 

開演時刻は15分遅れの18時45分から。

「まさか誰か怪我…?急病…?」とヒヤヒヤ。

 

カーテンコールの挨拶(長の期)で、鷹翔千空くんが開口一番、

「舞台機構のトラブルの為、開演が遅れました事…」

 

よかった~、怪我や病気じゃなくて。

機械トラブルで…。

 

いえ、機械トラブルも心配ではあります。

怪我に繋がるから。

あらかじめ判明して良かったです。

 

 

★熊倉飛鳥

 

新人公演担当演出は、熊倉飛鳥先生。

芸名みたいな洒落たお名前ですね。

男女どちらにも付けられる名前ですが、おそらく男性かと。

 

本作は熊倉先生にとって新公演出担当3作目。

 

2019年 花組『A Fairy Taleー青い薔薇の精ー』

2021年 月組『桜嵐記』

 

…と、揃ってトップ退団公演の新公担当。

ウエダ先生(植田景子、上田久美子)のオリジナル作品。

おぉ、Wウエダ…!

 

しかも、新公演出デビュー作では主演も「あすか」

聖乃あすか(100期・当時研6)でした。

わぁ、Wアスカ…!

 

…で、本作は小池修一郎先生が作・演出。

もしや、かなり期待の星なのでは…?

ラインナップから、そんな香りが漂ってきました。

 

熊倉先生は、本公演を正確にトレースされる印象があります。

本作もそうでした。

 

2幕物だから、構成や演出は多少カットや変更はありましたが。

そっと新公向けに変更する箇所もあったり。

 

例えば『桜嵐記』では、一部の台詞をそっと新公仕様にアレンジ。

それがまた、ニクイ仕様変更でしてね。

 

作品の世界観を活かしつつ、新公という未来ある若手に向けたイメージに改変。

本公演の「別れ」を、新公では「新たな出発」と読みかえていました。

 

詳しく知りたい方は、こちらでどうぞ。

 

 

新人公演の意味をよくよく考え、抑制の効いたお仕事をされているのかな…と想像しています。

 

今年9月、オリジナル新作『ベアタ・ベアトリクス』にて演出家デビュー予定。

主演の星組・極美慎(100期・研9)もバウホール初主演。

 

友会様、私にチケットを…!(祈願)

 

 

★風色日向(102期・研7)

 

ジョルジュ・マルロー(一世を風靡した世界的フォトグラファー)

本役:真風涼帆(92期・研17)

 

2回目の新公主演、おめでとうございます。

 

2025年の関西万博アンバサダーを務めている風色くん。

宙組の若き「顔」として期待を寄せられている男役さん。

 

かっこよかった、風色くん。

ソフトなイケメン。

 

靴のヒールが低くて萌え。

なのに、ハイヒールの娘役が見上げる図に萌え。

優しく見下ろす日向くんの横顔に萌え。

 

高身長に加え、骨格もしっかりしてて、萌え。

大柄な男役さんって、立ってるだけで萌えますね。

萌えの宝庫ですね…。

 

(…と言いつつ、小柄な男役も好きなんですよ)

(え、知ってる?)

 

歌唱もがんばってました。

本人比、発展途上中。

 

イケメンだし、落ち着いた発声で、ワタシ的にはマル。

声や視線、表情や佇まいに、穏やかで柔らかな包容力を感じました。

 

女泣かせ設定のジョルジュ。

風色ジョルジュなら、笑顔になれそうな予感がします。

 

 

★春乃さくら(102期・研7)

 

キャサリン・マクレガー(リベラルな新進劇作家)

本役:潤花(102期・研7)

 

初ヒロインおめでとうございます!

新公プログラムによると、ヒロインに決まって「言葉も出なくなる程驚いた」春乃さん。

初ヒロインと思えぬほど、落ち着いた演技&歌唱でした。

 

相手役も、本役も同期なんですね。

ここまで THE同期で揃うのは、ありそうで無いかも?

 

キャサリンは離婚経験もある大人の女性。

仕事を持ち、矜持をもって生きています。

 

金髪で色白、落ち着いた大人美人。

春乃キャサリンは、役としっくり馴染んでいました。

 

春乃さんは安定感ある歌と芝居を披露。

キャサリンの苦悩と葛藤を表現するソロ歌唱は、画面越しにも圧倒されました。

 

惜しむらくは、おそらく潤花仕様にチューニングされた楽曲だったこと。

もっと歌い上げる系の曲も聴かせてほしい歌い手さん。

 

ちらほら、仙名彩世(94期・退団済)を思い出しました。

芯の強い大人の女性で、歌も芝居も達者で。

 

これを機に、本公演や別箱公演などで、もっと起用されていくはず。

今後の活躍を期待しています。

 

▽感想つづきます♡

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