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宝塚音楽学校108期文化祭②歌唱(ポピュラー・ヴォーカル)

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2022年3月12日(土)108期文化祭の感想つづきです。

 

108期の歌唱…聴き応えありすぎます。

数年後、『歌の宝塚』が復権しているかもしれません。

 

 

★ポピュラーヴォーカル

 

P1)アイ・ラブ・レビュー

 

岩崎杏珠

大塚あかり

佐々木結萌

元木ひかる

 

男役4名で歌い継ぎ。

他のメンバーも出て来て、108期生全員で歌います。

 

岩崎杏珠さん、大塚あかりさんは安定の歌唱力。

望海風斗の後継者を目指して頂きたい。

 

佐々木結萌さん、元木ひかるさんは素直な歌声。

伸びしろに期待してます。

 

 

P2)ムーンライト・ロマンス

 

岡村美佑

梶原 捺

加藤美桜

 

可愛い娘役トリオでソロを歌い継ぎ、最後は3人で一緒に。

背格好は似ていても、個性の差が出ていました。

 

岡村美桜さんはフォトジェニック。

梶原捺さんは清楚系。

加藤美桜さんは3人の中では少し大人びた雰囲気。

 

 

P3)美麗猫(ミラキャット)

 

この曲は男役4名と娘役6名でフォーメーションを組んで踊りつつ合唱。

 

多分、全員ではないにせよ、しっかり歌えるメンバーを配してると思います。

コーラスだから、誰かは特定できませんが。

108期は本当にコーラスが良い。

 

目に入ってくるメンバーの筆頭は奥山映美さん。

白眼の効いた男役に成長していました。

 

エイミー、ここにおられたか。

お元気でしたか?

入学式の凛々しいお姿、忘れておりませぬぞ。

 

伊勢谷和香さんも目立ってました。

小顔で頭身バランスがモデル系。

 

 

P4)幸せの鐘の鳴る日

 

佐々木結萌

元木ひかる

 

『誰がために鐘は鳴る』より。

男役同士で、芝居がらみな歌い方だったかと。

ストーリー性を持たせた歌い方が上手い生徒が多いのも、108期生の特色で魅力。

 

 

P5)君の名を呼べば

 

大塚あかり

松平悠寿

 

『砂漠の黒薔薇』より。

松平悠寿さんは最初、少し緊張気味だったかも。

大塚あかりさんとデュエットになるや、綺麗なハーモニーを聴かせてくれました。

大塚あかりさんはホンマ上手い。

男役として更に深い響きを聴かせてくれるだろう日が楽しみです。

 

 

P6)小さな花がひらいた・メドレー

 

男役5名、娘役6名による歌唱と振付。

男役と娘役が組み、それぞれ異なる人間模様を表現。

カップルにならない人もいるのも、リアルです。(←共感?)

 

岩永佳那子さんが最初、真ん中で歌ってました。

105期で星空美咲がこのポジションでしたね。

 

川上凛オディセ君がここで登場。

一年振りです、オディセ君。

そうか、君はそんなお名前なんだね。

 

昨年の予科コーラスで目を惹いた男役さん。

貴公子に成長していました。

娘役を見つめる目が優しくて、れいちゃん(柚香光)を思い出したり。

 

柏木梓さんも安心感をおぼえる男役さんでした。

なんだろうね、空気感?

包容力の種をおもちなんですね。

 

 

P7)未来へ

 

田中百映

野中海玖

 

『エクスカリバー』より。

男役二人で勢いのある歌い出しからの、全員でコーラス。

 

演劇B組主役の田中百映さん。

すらりとかっこいい男役さん。

顔立ちも真風涼帆系統というか、男役らしい男役さん。

 

野中海玖は受験生時代から我々が見守ってきた「みくちゃん」

沸騰ワードは思わず見入ったものです。

背が高く、明朗快活な印象。

 

 

P8)ヴィエント・デ・ブエノスアイレス

 

岡原ゆづき

 

『ブエノスアイレスの風』より。

これは難しい楽曲。

宝塚オリジナル作品と思えない…って、正塚晴彦先生作でしたね(納得)

 

地声とファルセットを細かく切り替えながら歌唱。

宝塚独自のビブラートも多用。

あらゆる技術を駆使して歌い込んでいました。

 

感情表現もとりこぼしなし。

痛切な想いが伝わってきて、ぐっと来ました。

完成度が高く、大人の歌唱。

 

…月組で『ブエノスアイレスの風』を近々上演予定ですが。

これほどの難曲、誰が歌うの?

 

月組は歌える娘役の宝庫ですが、ほぼアンフィシアター組だものね。

…あ、晴音アキがいますよ、ホッ。

きっと晴音さんがフローラ役ですね

 

…と、思わず不安に駆られるほど、歌いこなすのが難しそうな楽曲。

 

 

P9)エル・アモール

 

岩崎杏珠

北山花音

東郷早紀

 

『哀しみのコルドバ』より。

3人とも気持ちよく歌い上げていました。

 

娘役同士での掛け合いに、男役が加わり、厚みが増していく様が心地良い。

重層的な歌唱に強いですね、108期さん。

 

岩崎杏珠さんは安定の歌うまさん。

北山花音さんは演劇B組ヒロイン。

東郷早紀さんも落ち着いて歌っていたかと。

 

 

P10)Carnaval de Rio!!

 

『リオ・デ・ブラボー』より。

男役4名と娘役4名のオクテット。

加えて全員でコーラス。

 

カーニバルの活気と華々しさがわんわん伝わってきました。

石川まいさんも綺麗な男役さん。

 

 

P11)愛の歌

 

山本菜南子

 

『皇帝と魔女』より。

上手な歌い手がひしめく108期。

私が聴いた108期生の中で、最もヒロイン力が高い歌唱でした。

 

ファルセットをなめらかに歌い上げる、THE 宝塚娘役歌唱。

高い技術力がありながら、微かな揺らぎもある未完の大器。

ハイレベルな歌唱力と、初々しさの融合。

 

ほがらかな陽性オーラを感じる娘役さん。

村上佳菜子(プロ・フィギュアスケーター)風味かも?

 

 

P12)さよならは夕映えの中で

 

糀屋美咲

 

『風と共に去りぬ』より。

舞台中央で堂々と、朗々と歌い上げた糀屋美咲さん。

長身ですし、若きバトラーですね。

 

9名の娘役がカゲコーラス。

歌うまメンバーを取り揃えた強力な援護射撃体勢。

岡原ゆづき、山本菜南子らが投入されています。

 

 

P13)この愛よ永遠に(TAKARAZUKA FOREVER)

 

『ザ・レビューⅡ』より。

全員で歌います。

シングルトリオは、

 

岩永佳那子

岡原ゆづき

山本菜南子

 

この3名が成績上位者トップ3。

カーテンコールのご挨拶で見当がつきます。

 

岡原ゆづきさん、山本菜南子さんは納得の歌唱力。

岩永佳那子さんはお芝居が達者。

その感想は、つづきの「演劇感想編」で。

 

∇聴き応えありまくり108期♡

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