2022年3月5日(土)小学生時代から大好きな漫画家・成田美名子先生のお誕生日です。
おめでとうございます。
漫画家さんに限りませんが、人それぞれピークや旬があると思います。
人気稼業は特に。
成田美名子さんは若くしてデビューして以来、美しい絵柄と独自のセンスで人気作家に。
私個人は、成田さんのピークは長期連載『エイリアン通り』の前半だったと思います。
だがしかし、多少の凸凹はあるにせよ、クオリティの高い作品を生み出し続けているのは確か。
現代日本が舞台の『NATURAL』はかなり好きでした。
現在は『NATURAL』のスピンオフ作品『花よりも花の如く』は能役者が主人公。
愛読しています。
ただ、成田美名子が描く男性キャラクターは魅力的なのに、女子キャラはあんまりかな、という側面が。
女子受けを狙えば狙うほど、魅力が薄れる不思議。
(女子受け狙ってるなぁと分かりますもんね)
ボーイッシュに見せようとしても、単に言葉遣いの荒い子に見えたり。(『サイファ』アニス)
流行りに乗らず、己をしっかり持ってるように見せたいのだろうけど、鈍感な不思議ちゃんに見えたり。(『ナチュラル』莉子)
ある時から女子に好かれるヒロインキャラ作りを諦めたのか、『花よりも花の如く』に登場する女子キャラは皆いい感じにナチュラル。
女子キャラがリアルでナチュラルだと、物語のクオリティも上がりますね。
そんな訳で、『花よりも花の如く』は成田先生の漫画家人生後半戦の代表作にして右肩上がり作品だと思っています。
宝塚も娘役が実はかなり重要。
男役さんに寄り添う娘役により、うっとりするか、ゲンナリするか…(^◇^;)
男役が男性に見えるのは、娘役が単なる女子ではなく『プロフェッショナルの娘役』だから。
単体では女の子っぽく見える男役が、男役たらしめるのは娘役が寄り添うから。
娘役あってこその宝塚。
そんな風に思っています。
もちろん、男役さんも頑張ってる上で、ですが。
宝塚は、男役と娘役の連携芸なんですね。
∇ 大好き♡