2019年9月10日(火)花組『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』新人公演(宝塚大劇場)感想の続きです。
★音くり寿(100期・研6)
「さる高貴な方の使い」として登場する Mysterious Lady。
本役:乙羽映見(96期・研10)
花組が誇る次世代の歌姫その1・くり寿ちゃん。
高らかな歌声は、宝塚全体でも間違いなくトップクラス。
望海風斗 & 真彩希帆の雪組コンビと比肩するかもしれません。
演技やダンスも上手だし、舞台化粧も工夫して、ベビーフェイスをかなり克服。
本役さんに比べると小柄なイメージはあるものの、歌い始めると場を圧倒。
今後は花組の中核的な娘役になっていくことでしょう。
くり寿ちゃんが実力を発揮できる場を与えられますように。
★咲乃深音(101期・研5)
シャーロットの母親・フローレンス。
本役:城妃美伶(97期・研9)
花組が誇る次世代の歌姫その2・深音ちゃん。
花組公演時の大劇場内アナウンスも、桜咲彩花さんから深音ちゃんにチェンジしましたね。
声に艶と張りがあり、よく通る美声。
影ソロでも活躍してきた深音ちゃん。
優しく毅然としたフローレンス役もピッタリ。
わが子を厳しく優しく教え導く、聖母の声。
これからますます、本公演でも活躍されますように。
★希波らいと(103期・研3)
ハーヴィーの助手・マシュー。
本役:帆純まひろ(99期・研7)
天真爛漫で飄々とした役、得意ですね。
希波マシュー、余裕すら感じました。
背が高く、頭身バランスは9頭身? 10頭身?
コートが似合いますね。
柚香光と一緒に ファッションブランド『JOSEPH』のモデルが務まりそう。
★天城れいん(104期・研2)
白薔薇の精・エリュ。
本役:聖乃あすか(100期・研6)
立ち姿や、泳ぐように動く様など、全身のバランスがとれていて美しい。
表情が少し硬く、への字口になりやすい点が気になります。
白薔薇時代のエリュは王子様。
単に綺麗なだけでなく、気品や余裕も備えている事を意識してみてほしいところ。
立ち姿・動き・ダンスは、シャープで軽やか、とても綺麗です。
★星空美咲(105期・研1)
11歳のシャーロットの幻。
本役:美羽愛(104期・研2)
こんな美少女、どこに隠れてたの?
すらりとした可愛らしい顔立ちの美少女。
都姫さんより背が高いため、3人のシャーロットが揃うと、星空さんが一番年上さんかと錯覚しそうになりました。
3人のシャーロットの中では唯一、台詞がなく、白薔薇の精(天城れいん)と踊るだけ。
…ですが、白薔薇の精との絡みが初恋のトキメキに溢れていて、(本公演もそうですが)王道の少女マンガのよう。
16歳位に成長したシャーロットとほぼ同じ髪型・服装なので、 設定年齢(11歳)より年上に見えますし。
台詞も歌もなかったけれど、優美なダンスと雰囲気のある美少女。
次はぜひ歌と台詞…つまり、声を聴いてみたいですね…と思っていたら、聴いたことありました、私。
105期の文化祭で『小さな花がひらいた~もう涙とはおさらばさ~』を歌っていた生徒さんですね。
優しい声音で、物語を語りかけるように歌っていました。
そして、演劇『黒い風の物語』ではA組で、主人公(稀惺かずと)の婚約者セシリア役を務めていました。
ビジュアルが愛らしく、文化祭の幕間、すでに話題になっていました。
花組配属だったのね。
気づくのが遅れて、ごめんなさい。
花組観劇では主に明日海さんにロックオンしがちなので、見逃しがちでした…(^◇^;)
新公はホラ、明日海さん出ないから。
一人一人、可能な限り拝見しています。
▽若手の皆さんの更なる成長を期待しています。

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