10月に入り、NHK朝ドラが大阪局制作『べっぴんさん』にバトンタッチ。
大阪局制作の朝ドラは時々、宝塚を取り上げてきました。
ヒロインが宝塚を目指した作品としては、紺野美沙子主演『虹を織る』(1980年)
石原さとみ主演『てるてる家族』(2003年)では、ヒロインが宝塚音楽学校に入るも、パン職人の道に変更。
石原さとみの姉役で、現役ジェンヌ紺野まひるが出演しました。
『ぴあの』(1994年)は現役ジェンヌ・純名里沙主演。
『べっぴんさん』と宝塚歌劇団の繋がりは、一見何もありません。
ですが、小林一三翁や阪急グループに広げると、関西ならではの繋がりが見えて来ます。
①阪急が手本にした、ファミリア
ヒロインのモデルは、上質な子ども用品専門店として知られるファミリア創業者の一人・坂野惇子(ばんのあつこ)
ファミリアは、品質の良さと共に、接客が超一流だと評判になり、成長を遂げ、皇室御用達になりました。
阪急百貨店の接客は、ファミリアを手本にしたと言われています。
阪急グループといえば、小林一三翁ですよね。
②宝塚音楽学校のモデル・甲南高等女学校
宝塚音楽学校の設立にあたり、小林一三翁は幾つかの学校を参考にしたそうです。
その大きな柱は、東京の芸術専門学校(おそらく今の東京藝大)と、京阪神の高等女学校。
当時、「歌舞音曲は芸者のする事」とみなされ、宝塚歌劇団は人集めに苦労しました。
そこで、従来のイメージを払拭すべく、専門性の高さと名門お嬢様学校の色合いを含んだ養成学校を設立。
それが、宝塚音楽学校。
そのモデル校の一つが、甲南高等女学校(現・甲南女子)といわれています。
同校の理念「清く、正しく、優しく、強く」に触発され、
宝塚の理念「清く、正しく、美しく、朗らかに」が生まれたのではないか…と言われています。
(この項は、大阪大学で宝塚歌劇の研究をされてる方からお聞きしました)
坂野惇子さんは、甲南高等女学校の卒業生。
ドラマでは、女学校時代は短期間しか描かれません。
学校の様子は少ししか登場しませんが、宝塚のモデル校と思うと、もっと映してほしいなと。
坂野さんは戦後、高等女学校時代の友人と協力し、ファミリアを起業しました。
そう、超一流と評判になった接客とは、坂野さん達のそれだったんですね。
坂野さん達と、タカラジェンヌに共通する、思慮深く上品な対応。
それぞれの学び舎で培ったとして…その根が繋がっているのかも?…と思うと、感慨深いですね。
そういえば、同校は阪急沿線にあります。
研究者によると、小林一三さんの縁者が在学した可能性もあるかもしれないとの事でした。
少なくとも、評判は聞き知っておられたでしょうね。
歴史ある高等女学校は、キリスト教や仏教など、何らかの宗教団体が母体になる事が多いかと思います。
そんな中で珍しく、甲南高女は無宗教である事も、モデル校として打ってつけだったのかもしれません。(これは私の推測ですが)
宝塚音楽学校は、広く門戸を開き、生徒を集める事を目指して発足しました。
何であれ、限定要素は少ない方が望ましかっただろう、と推察します。
③共通する象徴・すみれとクローバー
朝ドラヒロインの名前は、すみれ。
宝塚を象徴する花・すみれを連想する…のは、宝塚ファンだけですか?
四つ葉のクローバーも、物語を通して、重要なモチーフ。
母子で四つ葉のクローバーを探す姿。
そんな中、倒れる母。
病室の母へ四つ葉のクローバーを渡すと、それぞれの葉が示す意味を話してくれます。
勇気、信頼、友情…といった風に。
女学生に成長したすみれが、学友にハンカチを渡します。
そこには、すみれが刺繍した四つ葉のクローバーが。
甲南高等女学校の校章にも、クローバーがあしらわれています。
こちらは三つ葉ですが。
なお、四つ葉のクローバーをフランス語で表現したら、「キャトル・レーヴ」だと思うんですよね。
私自身は、朝ドラを観ると北翔さんを思い出します。
歌劇で、朝ドラを毎日観てると仰ってたので。
NHK大阪局の制作は、宝塚を絡める事が結構あります。
そういう視点で見ても、なかなか興味深いのでした。
余談ですが、かつての甲南高等女学校、現在の甲南女子大学には「宝塚歌劇」の講座があります。
(一般教養、通年)
講師は宝塚評論の第一人者・薮下哲司先生。
宝塚歌劇の誕生から現在まで、小林一三翁の生涯、宝塚歌劇と絡めて多様な分野との関わりなど、たいへん興味深い講座のようです。
宝塚百周年の時、市民講座として広く特別開講されました。(4回コース)
同校出身や、神戸出身の卒業生ジェンヌがゲスト出演したり、DVDあるいは生歌も聴けたり…と、豪華な催しでした。
市民講座なんだけどね。
しかも、無料……太っ腹です、甲南女子様。
臨時追加講義もありました。
臨時講義では、宝塚とシェイクスピア作品の関わりがテーマ。
いろいろお話し下さった、最後の最後に。
明日海りお演じるロミオを絶賛して下さいました。
少年特有の初々しさを最も鮮やかに表現していたのは、明日海りおだと。
薮下先生、ありがとうございます…!
豪華ゲストや映像に気を取られがちでしたが、薮下先生はじめ、研究者のお話がとても興味深く、記憶に残っています。
創立当初にモデルになった学校が、今の宝塚を学ぶ。
興味深い繋がりです。
なお、甲南女子学園(中高)出身の現役タカラジェンヌには、久城あす(雪組94期)、紅咲梨乃(星組102期)がいます。
他にも、いらっしゃるかな?
見落としてたら、ごめんなさい。
現役生ではありませんが、あす君のお姉様(藤咲えり)も同校卒業生。
新公やバウ公演で、ヒロインを務めた藤咲さん。
宙組『仮面のロマネスク』では、トゥールベル夫人を演じました。
藤咲さんは現在、大手の音楽教室で歌唱指導をされています。
あす君と同じく、歌が得意な藤咲さんから指導を受けられるなんて、贅沢ですね。
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宝塚とNHK朝ドラ、音楽学校とモデル校
教えて!みりお様(歌劇10月号)
歌劇10月号が10月5日に発売され、5日が経ちました…。
そろそろ……そろそろ、語ってもいいでしょうか?
ネタバレ付きで。
今月号は、明日海りおファン必読ですぞ!
数日前、Merciさんがブログで「明日海ファン必見の見開き2ページ」とネタバレ無しで、サラリと紹介されてました。
歌劇とグラフを毎月購読している私。
いそいそ書店で求め、一目見て「はうぅぅうぅぅ…!」
フガフガしました、フガフガ。
書くなら、中身にも突っ込みたくて、しばし我慢してみました……フガフガ。
では、教科書の P.102〜103を開いて下さい。
『教えて!みりお』のページ、開きましたね?
ここでは明日海りおさんが、11項目のお尋ねについて回答されています。
では、一つ一つ見て参りましょう。
1)日々のモットー 『やる時はやる!』
『普段はすごくゆったりペース人間だけれども、いざという時には頼もしい人でいたい』
……男らしいです、みりお様……(キュン♡トクン♡)
2)気になる人 『吉田羊さん』
私は、吉田羊さんになりたい…!
みりお様に気に懸けて頂けるなんて、なんて、なんて、羨ましい…!
3)朝起きて一番にすること
『目覚まし時計との終わらない戦い』
意外です、みりお様…。
寝起きスッキリ系だと思ってました。
(以前にも、なかなか起きない的なエビソードを伺った気もしますが、あくまでも明日海さんのイメージって事で)
鳴っては止め、鳴っては止めの攻防戦が、30〜40分も続くとか。
…30分後に起きても支障ないなら、最初から30分遅めに設定しても良いのでは…?
(そんな正論、言っちゃダメ)
私は、目覚ましが鳴る直前に目覚めます。
(自慢かよ)
そして、目覚ましが鳴るのを待っています。
(え? なんで??)
誰かさんの声が流れる、ミーマイ目覚まし愛用者なもので。
(あぁあ…!)
あの目覚ましを使い始めてから、目覚ましが鳴る前に必ず目覚めるカラダになりました。
みりお様の声が流れると思うと、ドキドキして寝てらんないんですよ…!
(カラダって正直よな…)
たまに他の目覚ましを使うと、ギリギリまで熟睡できます…。
(ホント、正直よな…)
みりお様も、例えば瀬奈じゅんさんバージョンのミーマイ目覚まし使ってみては?
ピシッと目覚められるかも、ですよ?
4)癒されるもの、またはリフレッシュ方法
『美味しいごはんを食べる』
美味しく食事できる、それこそが健康な証ですね。
病気になった時、何とかして食べさせようとするのは人間だけだそう。
野生動物は体調が悪化すると、絶食して内臓の働きを休め、体力回復に努めます。
「食欲が落ちる」のは、理にかなっているんですね。
ごはんを美味しいと感じられるなら、大丈夫。
もし、ごはんを食べるのが負担に感じたら、心身が弱っているのかもしれません。
5)パワーフードは?
『そうめん! 夏は毎日でも食べられる』
なるほど、喉ごしが良いですものね。
みりおちゃん、ざるそばは?
冷やし中華は?
『年中通してだと、お肉やお米』
中学生男子的回答、ごっそさんです!
ちぎさんの弟って感じですね♡
早霧せいな、明日海りおは共に中学生。
黙ってれば美形兄弟、中身は熱血部活男子。
(タカラヅカ歌劇は、部活ではありません)
兄ちぎたと、親友だいもんは同じ中学で、同じ部活。
二人と離れてしまい、少しションボリなみりお少年だったが、芹香斗亜や鳳月杏という舎弟を得て、今は楽しい中学ライフを送っている。
(だから、タカラヅカは中学じゃな…ぃ…)
6)緊張した時の対処法
『緊張なんかしちゃう自分が可愛なと思う』
何もしなくても充分かわいいよ、みりおちゃん……!!
『え!やだ緊張してる? 自分も可愛いとこあるじゃん!と(笑)』
…と(笑)……じゃねーよ!
可愛いトコだらけじゃんか!!
これ以上可愛くて、どうしてくれるんですか?!
可愛すぎて悶絶してる明日海ファンがどんだけいると思ってるんだよぅうぅぅ〜〜〜……
みりおちゃん………罪深い………
『そして緊張している時は心拍数が上がり、体温が上昇するので、いい声が出るなと発想の転換をする』
……あの。
そんな冷静な発想の転換ができる時点で、緊張してないんじゃ…?
なんだかんだ言って、大物なんですよね、明日海さん。
それは、すごく感じます。
7)弱点 『低気圧』
『なんだか頭痛がしたり、気分がどんよりして息が吸いにくいなぁと思うと……雨だ!!みたいな』
…でも、梅雨のシーズンが好きなみりおちゃん。
誕生月や、生まれた季節が好きな人は多いですよね。
たとえ雨が苦手でも、6月や紫陽花を愛するみりおちゃん。
みりおちゃんが超絶晴れ男なのは、苦手な低気圧を吹き飛ばしてるからなのね。
ここのところ、カラ梅雨が多いのは、みりおパワーの為せる業かもしれませんね。
みりおちゃん、美味しいお米を食べたいなら、雨も必要だよ?
晴れ男パワーも調節できたらいいですね。
8)宝物 『周りにいる全ての人との繋がり』
『今まで少しずつ育んできた関係性は、やはり何にも代えられない宝物』
非常に奥深い回答ですね。
今までの明日海さんの道のりと重ね合わせると、胸の奥がシン…となります。
私のような新参者ですら、そうなのですから。
下級生時代から、ずっと明日海さんを見守って来られた方の心中は、如何ばかりか…と思います。
9)今までに失くして一番後悔しているもの
『失くしてしまうようなものは、後悔しない』
……この回答を読むたび、ゾワゾワと鳥肌が立ちます。
ほんわか、ふんわりした明日海さんは、仮の姿じゃないかな、と。
本質的には、硬質というか……良い意味で強い(こわい)人なのでは……と感じました。
この潔さ。
「柔軟であるが故の芯の強さ」は常々感じていましたが、実はもっと硬質な面を持っているのかな、と。
フォトエッセイ『晴れでも。雨でも!!』を読んだ時も、それは感じたのですが。
裏を返せば、大切だと思えば、決してその手を離さないのでしょうね。
責任感が強く、本気になれば何が何でも守り抜くことでしょう。
……男らしい……いや、漢らしい。
惚れるぜ、明日海りお。
同時に、こわいような…畏れるような…心配な気持ちもしますね…。
誰かを、何かを大切にする事も、もちろん大事です。
それと同じく、ご自分を大切にして頂きたいな、と願わずにいられません。
10)決めポーズ
言わずと知れた、花組ポーズ!
実演写真も載ってますが、
『紙面の都合上、少し狭くなっていますが、足幅は広い方が男らしいです』
…とのこと。
全国ツアー最終地・札幌で花組ポーズを決めた花組一同。
「それまでホワホワしてたのに、大股開いてポーズ決めたみりおちゃん、かっこよかった♡」
と感想を教えてくれた、北海道在住・壮一帆ファンのAさん、ありがとうございました…!
『男役魂をもち、表情もかなり決めるぞ!という覚悟で決めます』
…って、覚悟を決めて臨んでるんですね、毎回。
まだまだ照れがあるのかな?
朝夏さんや望海さんなら、今でも機会があれば、イェイ!とやってくれそう。
でも、組を離れてからは、全くされないあたり、その組独特のものとして尊重されてるんですね。
『普段の撮影では、抜け感やリラックス感も大切にしていますが、花組ポーズだけはエネルギーを集中させ、プラス少しの遊び心も持って、皆さんに喜んで頂きたいという気持ちを込めてやっております』
花組ポーズは、花組を象徴するポーズ。
明日海さんは、花組を背負うことの意義、重みをすごく大切にされてるんだな…と感じました。
余談ですが、久々に宝塚に舞い戻ってきた時、「花組ポーズ?」「月組ジャンプ?」…と浦島太郎気分にしてくれた、これら決めポーズ。
いまや伝統のポーズとみなされてますが、私はいまだに新鮮な心持ちで拝見しています。
特に花組ポーズは、見るたびドキドキします。
きゃ〜〜〜♡♡♡ってテンション上がります。
花組担当で幸せ♡…と思います。
ちなみに、私が最初に見た花組ポーズは、まゆゆ(渡辺麻友)でした。
某情報番組で熱くタカラヅカを語り、花組ポーズを決めてくれまして。
まゆゆ、今も歌番組のコラボ企画等でさりげなく花組ポーズを採り入れてたりしますね。
キメ顔がかっこよく、宝塚へのリスペクトを感じます。
11)舞台に出る前に、必ずすること
『深呼吸をして、余分な力を抜く』
ふむふむ、なるほど。
『そして、手の指をバキバキ鳴らす(笑)』
……えっ?
みりおちゃんが、手をバキバキ?
『傍から見てると怖いと思うけど、これをすると落ち着く』
怖いというより、意外は意外かもしれません。
早霧せいなさんの前で、してみて下さい。
きっと、ちぎたさんは後ずさりし、顔を洗いに行かれる事でしょう。
「…みりおちゃんが手をバキバキ鳴らすなんて、幻を見たかな…?白昼夢…?」
毎回の『ザッツranKING』でヒシヒシと感じるのですが、早霧さんの中の明日海さん像って、とても繊細で可憐なんですよね。
そんなちぎさんが好きです。
明日海さん、お兄ちゃん孝行してね……夢は夢のまま、美しく…ね?
…と、『教えて!みりお』だけで、長々と語ってしまいました。
当該ページは白黒ですが、写真も素敵です。
花組ポーズといい、静かに微笑むバストショットといい、たまりませぬ…!
全体的に「漢(おとこ)」を感じる、明日海さんのページでした。
見た目の愛くるしさに騙されがちですが、オトコ度数が上がりつつある明日海さん。
(前々から、そこそこ高かったんでしょうけどね)
ボーダーレスな魅力の持ち主・明日海りお。
その片鱗を覗けた気がします。
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VISAメッセージ更新 &『金色の砂漠』人物相関図 & レディ・ダヴィンチ
今日も、明日海さん関係でいろいろNEWSがありました。
1) VISAメッセージ更新
毎月10日頃、みりお様から発信されるメッセージは秘かな喜び。
実は私…録音したものをライターさんが起こしてるのかな…と思ってました。
ですが、フォトエッセイ『晴れでも。雨でも!!』を拝読して
「明日海さんご自身が書かれてたのね…」
と思うようになりました。
VISAメッセージの方が、ややかしこまってますが、土台(文体)が似てますね。
こここれは……ASUMIC WRITING だわ…と。(なんじゃそら)
明日海さんの文章は、素直で読みやすいですね。
ほんわか読み進めていったら、最後にグッと来たり。
文章には人柄が出ますね…。
(…と書いて、思わず我が身を振り返る)
お忙しいトップさんだし、他のジェンヌさんが愛称で登場する事からも「聞き書き」または「テープ起こし」の手法で原稿が上がってるんだと思ってました。
みりお様…すみませんでした…!(平伏)
今月は「9月16日寄稿」
全国ツアー『仮面のロマネスク/Melodia』の静岡・浜松公演の終了直後に書かれたようでした。
「静岡では、熱狂的に歓迎されて嬉しかった~♡」と書かれてました。
……あれ?
みりおちゃん、テンション高らぎみなとだったの…?
静岡のみりおちゃん、えもっと弾けるかと思ってたけど、予想外に淡々としてました…よね…?
もしかして、胸中めっちゃ嬉しかったけど、必死で抑えてたんですか?
もしそうだったなら、思いっきり照れたり、笑ったりしてほしかったなぁ。
……あ、そうか。
照れてたから、全開にできなかったのね。
んもう〜、照れ屋さんなんだから♡
初めて「ご当地ジェンヌ」として紹介されて嬉しかったんでしょうね。
でも、一人だけだから、照れちゃったのかな。
梅芸で「近畿圏出身者」をまとめて紹介したように、「東海圏出身者」を一緒に紹介すれば良かったのかも?
仲間がいれば、相乗効果も起こり、もっと素直に喜びを表現しやすかったかもしれませんね。
奥ゆかしいから、明日海さん。
先月の予告に違わず、花乃まりあさんの事も触れています。
明日海さんも仰ってますが、花乃さんは努力の人。
その努力が結実してきて、これからだという時の退団は、残念といえば残念。
より高いレベルを目指し続ける明日海さんは、相手役に対して厳しそうです。
「努力」「ガッツ」「よくついて来た」…言葉の端々から、スパルタぶりが伺えます。
同時に、花乃さんと積み重ねた信頼も。
一目置いてるんだな…と伝わってきますね。
そんなお二人のラストステージ『金色の砂漠』の人物相関図が公開されました。
2)『金色の砂漠』人物相関図
王族は、各自に専属の奴隷がいるんですね。
しかも、異性なのね。
女系家族な国王一家。
後宮も含め、王様(鳳月杏)は多くの女性にかしづかれていそう。
明日海 「ちなつ、すごいね〜」
芹香 「ハーレムですよね〜」
明日海 「はあれむ…!」
鳳月 「そういう役ですから…」
芹香 「入れ食い状態ですよね〜」
明日海 「いれぐい…?」
芹香 「こうね、口を開けておくだけで、エサならぬ女子が…」
明日海 「ほおぉ…!」
芹香 「花娘を独り占め〜!」
鳳月 「……あのね…」
明日海 「いいなぁ、ちなつ♡」
芹香 「いいな、ちなつさん♡」
明日海 「かわいいもんね、みんな♡」
芹香 「明日海さんも可愛いですよ」
明日海 「わたしも?」
芹香 「はい(真顔)」
明日海 「え〜?(照)」
芹香 「可愛いですよね、みりおさん」
鳳月 「ええ、可愛いです」
明日海 「えぇ〜?(照れ照れ)」
鳳月 「私のハーレムに加わって頂きたい位です」
芹香 「…マジで、口説きモード入ってます…?」
鳳月 「うん」
芹香 「えー!うっそ!」
鳳月 「ほんと」
芹香 「……ちなつさん、目が笑ってませんよ…?」
鳳月 「だから、本気だって言ってるじゃない」
芹香 「…な、なんか、ちなつさんじゃないみたい…」
鳳月 「明日海さんをくれるなら、私のハーレムから一人トレードするよ」
芹香 「えっ?!」
鳳月 「むしろ、引き取ってほしい…」
芹香 「……え…?」
珠城 「……ち、ち、ち、ちなつさぁん、ひどいですぅ…っ!」
鳳月 「おや、みずから来た?」
明日海 「あっ、りょうちゃん♡」
芹香 「たまちゃん?! なんで?!」
鳳月 「紛れ込んでた」
明日海 「よくバレなかったねぇ」
鳳月 「いえ、バレバレでした」
珠城 「なんで、バレたんだろ…」
明日海 「ねぇ?」
芹香 「いや、バレるでしょ」
鳳月 「可愛い娘役の中にデカイのが…」
珠城 「えぇえぇ〜、そんなに大きいですか?!」
芹香 「自覚ないの?」
鳳月 「……そんなはず、ない」
珠城 「……必死で縮こまってたのに…」
明日海 「りょうちゃんは可愛いよ?」
珠城 「あすみさぁぁぁ〜ん」
明日海 「よしよし」
珠城 「明日海さんだけです、私の味方…」
芹香 「いや、味方とかいう問題ちゃうし」
鳳月 「お稽古、抜けてきたの?」
芹香 「サボり?」
珠城 「いえ、休憩時間です(キパッ)」
明日海 「ごはん食べなくてだいじょうぶ?」
珠城 「ちなつさんを見てたら、胸いっぱいで…」
芹香 「恋する乙女だね」
明日海 「りょうちゃん、おとめ♡」
珠城 「そうですか?(照)」
鳳月 「……だからって」
珠城 「だからです!」
鳳月 「どういうこと?」
珠城 「可憐な花娘さん達が、私の本気をわかって下さって…」
芹香 「みんな知ってるよ、君の本気は」
珠城 「あ、そーなんですか♡」
芹香 「喜ぶトコなん、それ?」
珠城 「後宮の皆さんが、仲間に入れて下さったんです♡」
鳳月 「なんで混ざるの?」
珠城 「皆さんとご一緒に、ちなつさんにお仕えしたくて♡」
明日海 「りょうちゃん、つくすタイプ♡」
珠城 「はい、そうかもしれません♡」
芹香 「純愛だね」
珠城 「そ、そんな…(照)」
鳳月 「………」
芹香 「ちなつさん、トレードしたら可哀想ですよ?」
鳳月 「…じゃあ、キキちゃんは、みりおさんと…」
芹香 「はい、みりおさんで!」
明日海 「わたし?」
芹香 「みりおさんとたまちゃん、どっち取る?って二択ですよね?」
鳳月 「…まぁ、そう」
芹香 「ちなつさんも、みりおさん一択ですか?」
鳳月 「………」
珠城 「ちなつさぁん…(涙目)」
鳳月 「……たまちゃんも……」
明日海 「りょうちゃんも?」
鳳月 「……王様だよね?」
珠城 「……私も王様…?」
明日海 「りょうちゃんは、アーサー王だね♡」
芹香 「アーサー王ですね」
珠城 「……あ…!」
鳳月 「後宮のお姫様より似合うよ、たまちゃんに」
珠城 「……似合いますか?」
鳳月 「うん。 かっこいい」
珠城 「!!!!!」
芹香 「うわ!」
明日海 「よかったねぇ、りょうちゃん♡」
珠城 「……ちなつさん、ほんとうに……?」
鳳月 「うん。 だからね……もっと、かっこよくなって?」
珠城 「……は、はっ、はい……!」
鳳月 「お稽古、がんばって?」
珠城 「はいっっっ♡♡♡」
明日海 「ばいば〜い、またきてね♡」
芹香 「またね〜」
珠城 「はいっ♡」
鳳月 「スキップしないで、普通に歩いて…」
がんばれ、珠城りょう!
(花組の話題なのに、なぜ??)
3)レディ・ダヴィンチの診断
今夜からスタートした新番組『レディ・ダヴィンチの診断』
明日海さんが注目してらっしゃる吉田羊さん主演の医療ドラマ。
「手術をしない外科医」という新機軸の設定です。
確かに役者魂を感じる演技でした……土を食べてたよ。
紙なら、わかるけど……羊さんだから♡
すみません、すみません。
……しょうもなさすぎて、泣ける……。
明日海さん発言前から、吉田羊さんは好きな役者さんでした。
明日海さんが関心をお持ちなので、更に気になる存在に。
たしかに魅力的な役者さんです。
みりお様も注目しようってなもんです。
明日海発言があってもなくても観るつもりでしたが、来週も楽しみです♡
明日海さん Love♡
羊さん Love & jealousy♡
いいな、いいな、明日海さんに注目されるなんて♡
今宵も長々とおつきあい、ありがとうございました。
(さすがに長すぎました、ごめんなさい)
それでは、良い夢を…♡
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NHKは宝塚がお好き?
私が宝塚のコンテンツ以外で、よく見る番組の筆頭は、ニュース番組…かな?
報道といえば、NHKは 定番で帝王の風格。
今日も帰宅してから、NHKニュースを視聴。
お昼に、東京都心で大規模な停電があったと。
東京の方々、大変だったんですね。
……で、停電に遭遇した方々へのインタビューが流れました。
「ここ、東京宝塚劇場は上演中に停電になり、満席で約2,000人が観劇中」
と解説した上で、劇場前で観劇していた女性2名にインタビュー。
「全然、気づきませんでした」
「非常電源に切り替わったから、停電したのかな?って」
など、話す彼女たちの背後に、まぁ様とみりおんのポスターが。
(絶賛上演中『エリザベート』ポスターが常に画面にイン)
「約1時間後に、中断した直前の場面から再開しました」
と「都心一帯が大停電」と報じながら、日比谷の一区画にやたらスポットを当ててくれました。
日比谷といえば、帝劇・日生劇場・シアタークリエ等、他にも劇場がたくさんありますが、迷わず東京宝塚劇場に白羽の矢を立てたんですね。
清々しいほど、ピンスポ。
さて、その流れで『クローズアップ現代』が始まりました。
本日の特集は、『過熱するチケット転売』
「今年燃えに燃えた広島カープ、観戦チケットが30万円!」
「△△が、30万円!」
…と転売チケットの高騰っぷりを紹介。
「宝塚はなんと50万!」
…と、真打ち登場・ラスボス扱いの宝塚。
えっ、ここでも宝塚?!
(トップさんの退団公演千秋楽チケット?)
(ディズニーソングス・コンサート?)
(ドン・ジュアン?)
(エリザベート?)
それにしても、なぜかやたらと宝塚、宝塚、宝塚なNHKさん。
しかも、NHK東京局で。
(NHK-BK 大阪局なら、まだわかるような)
……NHKさん、もしかしてヅカオタの宝庫……だったりします…?
NHKさん……嬉しいです、ありがとうございます。
これからも、よろしくおたの申します。
NHKさん……受信料払ってます、口座引落で。(真顔)
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『New Wave!-雪-』に縣千、出演決定
今日は、来年2017年2月の雪組さん、中日劇場 & バウホール公演の振り分けが発表されました。
ちさと(縣千)君は、バウショーケース『New Wave!-雪-』に出演決定。
バウは、人数も日程も中日劇場組の半分くらいでしょうか。
すでに公表されていた主要メンバー(月城かなと&永久輝せあ)に加え、注目の若手が集結。
……バウ組とわかった瞬間……引きましたよ……血の気が。
チケット激戦必至。
取れる気がしない……。
すでに気力で負けております…。
……あの。
宝塚友の会に入っていらして、私と繋がりをお持ちの方。
ご協力よろしくお願い致します……!!(平伏)
お願いメールが届くと思います。(予告)
すでに届いてますか?(ふふふ…)
ご協力くださる方には、抽選開始日直前にもお知らせします。
……このパターンは多分、これから十数年続くかもしれません。
もし明日海さんと共に、宝塚から遠のいたとしても。
縣くんは見守る予感が…します…。
縣くんは別腹……ってデザートじゃないっての。
縣くんはお腹を痛めて産んだ子……じゃないけど、心の息子です。
なんでしょうね、この愛おしさ。
無意識に生んでたのかなぁ…?
(縣くんのお母様、申し訳ございません…!)
『NEW WAVE 雪』は2月9日~19日。
花組『金色の砂漠』閉幕後。
(重なってなくて、よかった……!)←魂の叫び
みりお様ロスを癒してくれるはず…!
ちさとちゃん、期待してます。
いろんな意味で。
……はっ。
いつも雪組関連は、ちさと君で終始してますね、私。
(今頃、気づいたんかい)
ちさと君の他にも、楽しみな若手さんの宝庫です、雪組。
確かに私はちさと君が舞台に出てたら、ほぼ、ちさと君しか観ていません。
(言い切った……!)
しかしながら幸か不幸か、まだ研究科2年生なので。
舞台上にいる時間が少ないのです。
なので、比較的いろんな方を観ていると…思うのです……が。
だいもん(望海風斗)が登場するや、全部さらっていく感は否めません。
だいもんとちさと君は、私の中で雪組の双璧。
二人が同じ場にいて、同時に視界に入りきらない場合、真剣に困ります。
……迷ったときは
「だいもんは映像にたくさん映るけど、ちさと君は…」
…という判断基準の元、ちさと君を優先しがち…かな?
(ケイレブ・ハントは、ちさと君の滞在時間が長いらしいね……よっしゃあ!)
(そうなると、全体を把握する為にも何回も通わねばなりませんが…)
(花組みたいに……)
『NEW WAVE 雪』は、月城かなと君の雪組でのラストステージなんですよね…。
月城さんといえば、正統派美形の代表的存在。
男役代表が、月城さん。
娘役代表が、伶美うららさんかな…と。
お二人とも95期ですね。
さすが豊作年。
永久輝せあさんとコンビで、番組に出たりもされてて。
落ち着いたお兄ちゃんと、やんちゃな弟って感じで可愛かったのに。
雪組の美形兄弟……解散……(惜)
月城さんと雪組生たちのラスト・ハーモニー。
目に耳に、どれほど美しいことでしょうか。
美しいといえばですね……
縣くんは鼻梁が高く、美しいです。
でも主張しすぎない鼻なんですよね。
鼻を重視する、レディース&ジェントルメン(誰に語り掛けてるの)
縣くんの正面顔は、端正な和テイスト。
横顔は、ギリシャ彫刻です。
写真は正面が多いですが、舞台や映像ではぜひ、横顔もチェックしてみて下さいね♡
……あれ?
また、縣くんの話になってる。
娘役さんにも、着目してみましょう。
キュートな彩みちるちゃんや、麗しい桜庭舞ちゃんなど、娘役も充実のラインナップ。
みちるちゃんや舞ちゃんは『ドン・ジュアン』組でしたね。
舞ちゃんは、縣くん(マルセロ)の彼女でした。
よかったね、ちさと君…また一緒だよ、舞ちゃんと♡
美少年と美少女の、小さな恋のメロディ再び…!
(ドン・ジュアンでの二人は、正確にはそういう空気感ではありませなんだ)
(ざっくり仲良し、カレカノ系…?)
綺麗なお姉さんを、懸命にリードする年下彼氏ちさと君。
いいですね…!
ときめきます…♡
……って、どう足掻いても、縣くんから離れられない私…(汗)
もっと他の雪組生も語れよ!…と思われた方には、本当に申し訳なく…思っております…。
最後になりましたが、昼休みに「ちさと君、バウだね」とお知らせ下さった明日海Love友さん、たま嫁ちゃん、ありがとうございました。
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巨大迷路でピクニック?(歌劇10月号 ザッツranKING)
歌劇10月号の感想・第2弾。
ネタバレ前提なので、まだ知りたくない方はお気をつけて。
このために毎月買ってます『ザッツranKING ー1番はだ〜れ?ー』
この見開き2ページの為に…720円を払ってます……嘘偽りなく(キリッ)
今月のお題は『巨大迷路で一番早くたどりつく人は?』
結果はこの通り。
1位 早霧せいな 40 point
2位 朝夏まなと 21 point
3位 北翔海莉 11 point
なんというか、イメージを裏切らないラインナップ…!
最近、明日海りおさんにポイントが入りそうなお題が続きましたが、久々に来ました。
みりりん最下位のお題。
3位までしか出てませんが、各自の回答を見ていくと、明日海さんには一票も入っていない事が丸わかり。
「…あ、うん。みりりん、テキパキ・ゴーゴーには見えないよね」
そう、誰もが思った事でしょう。
(明日海ファンはそんなみりりんを愛しています)
(フォローになってるのかな、これ?)
各組トップさん達も、投票こそせずとも、みりりんへのコメントは愛に溢れています。
皆さん、お優しい…(ほろり)
早霧せいな 「みりおちゃんは本人のイメージから5位かな」
毎号よんでると、ちぎさんがみりおちゃんに、ものすごく夢を描いてるのを感じます。
もうね、みりおちゃんに対して目が眩んでる、みりヲタを超えてます。
ファンでも、そこまで夢見れませんレベル。
ちぎたさんにとって、みりおちゃんはプリンセスなんですね。
……ちぎさん。
ありがとうございます……(深々)
珠城りょう 「さゆみさんは何となく、迷われそうな感じがするのですが」
正直者ですね、りょうちゃん。(オイ)
珠城 「私も一人じゃ絶対に迷うと思うので、さゆみさんとご一緒させて頂こうと思います」
デート誘った!
さりげなく、デート誘った!!
珠城 「二人だと早く行けるかな…と」
いいや、逆ですね。(断言)
明日海 「……あれ? また同じとこ…?」
珠城 「ですね」
明日海 「……はぁ……」
珠城 「さゆみさん、大丈夫ですか?」
明日海 「……だいじょぶ……くない、かも……」
珠城 「どこか痛みますか?」
明日海 「ううん……おなかペコペコ…」
珠城 「あ、おむすびありますよ」
明日海 「わぁ♡」
珠城 「あったかいお味噌汁もありますよ」
明日海 「おぉ〜〜♡ あったかマグ♡」(※ 保温マグ)
珠城 「具は、さゆみさんがお好きな玉ねぎです」
明日海 「すきすき〜♡」
珠城 「立ち食いもなんですから……」
明日海 「レジャーシート?……すごぉい♡」
珠城 「ささ、どうぞお座り下さい」
明日海 「いっただっきまぁ〜す♡」
珠城 「はい、どうぞ」
明日海 「おいし〜♡ しあわせ〜♡」
珠城 「良かったです、お口に合って」
明日海 「りょうちゃんも、たべなよ〜?」
珠城 「いえ、私はもう……一杯なので」
明日海 「もう? いっぱい?」
珠城 「胸いっぱいです……さゆみさんとご一緒できて」
明日海 「りょうちゃん…♡」
まさかの……まさかの、のりたまならぬ、みりたまです!!
(のりたまは、ふりかけですね)←みんな知ってる
ライバル登場ですよ、まぁ様…!
朝夏まなと 「みりおはね、ふわ〜って行ってしまいそうだから」
行っちゃいましたよ、まぁ様。
ものの見事に、ふらふら、ふわ〜〜ですよ。
朝夏 「誰か先導してあげて欲しいな」
誰かとか仰らず、まぁ様ご自身がエスコートして差し上げて下さいよ〜〜!!
きっと、明日海さんもお待ちですよ〜〜?!
明日海りお 「1位はまぁさま」
ほうほう、その心は?
明日海 「勘が良さそうなので、スイスイ行かれるのではないかと」
まぁ様!
ご指名入りました〜〜!
(まぁ様はNo. 1ホストではありません…)
でもね、ちぎさんが40 point なのは、明日海さん以外の全員が、1位に早霧さんを選んだから。
唯一、明日海さんだけが朝夏さんを選びました。
「まぁさまなら、スイスイ出口までつれてってくださる」と期待されてるんですよ、きっと。
朝夏 「私はそもそも迷路には行きませんよ。疲れるから」
ちょ…、ちょいと、まぁ様?
そんな回答ありですか…?!
明日海 「私はわざわざ迷いに行く意味が分からないので、巨大迷路の出口で待ってます」
……いた……おんなじ思考回路のひと、いた……!
……知ってますよ。
こういうの、似た者夫婦というんですよね♡
ところで、憶えておいでですか?
9月号で朝夏さんは珠城りょう君を、なんと呼んでいらしたか。
「珠城さん」だったのです。
…で、10月号では「りょうさん」
きっと次は「りょう君」と呼ばれる気がします。
呼び方で、各トップさん同士の距離感や関係性が垣間見えますよね。
その中で、早霧さんだけが全員から「ちぎ」「ちぎさん」と呼ばれています。
誰もが心を開かずにいられない早霧さん。
お人柄が透けて見えるようです。
そんな早霧さんを1位に選んだ理由が秀逸だった、北翔さん。
北翔海莉 「1位はちぎ! 私立探偵をするから」
『私立探偵ケイレブ・ハント』絶賛上演中。
さりげなく宣伝までして下さる北翔さん、さすがです…!
北翔 「ちぎは体力がありそうだから、いくらでも走り回れそう」
笑いをとった後で、真面目な理由を述べるフォローも忘れない北翔さんでした。
そんな北翔さんご自身は、
北翔 「私はもう、これはダメですね」
…と意外なお答え。
北翔 「多分ズルをして、壁を上までよじ登って景色を全部見渡し、ゴールを確かめると思います」
迷路を歩くより体力いりそうな気もしますが、北翔さんなら出来そう。
北翔さんなら、なんでも来いでしょうね。
それでは最後に、1位の御方への一味違うコメントで締めましょうか。
明日海 「ちぎさんは熱く取り組まれそうだけど、何度も同じところへ行ってしまいそうなので4位」
…それ、迷いやすいって事ですよね?
明日海 「上級生にこんなこと言って、ごめんなさい」
大丈夫です、明日海さん以外は「明日海さんこそが迷子になりそう…」と思っておられますから。
同じところをクルクル…って、可愛いですよね。
愛されキャラってことですよ。
良かったですね、早霧さん♡ 明日海さん♡
(同じところグルグルキャラ)
さすがタカラヅカが誇る、男子中学生兄弟♡
話が逸れますが、『ぴったんこカンカン」に音月桂さん、出てましたね。
最後の方で少しだけでしたが。
音月さん、あんこう鍋にお目々キラキラでしたなぁ。
可愛らしいですなぁ♡
今夜10時からスタートのドラマ『砂の塔』に出演されるんてすね。
菅野美穂を苛める、同じタワーマンションのママ軍団の一員だそうで。
早霧さんの先々代の雪組トップさんで、明日海さんの先代VISAキャラクターの音月さん。
活躍の場を広げていらっしゃるんですね。
そして本日は、月組新トップお披露目『アーサー王伝説』初日。
いよいよ新しい船出ですね。
珠城りょうさん、愛希れいかさん、月組の皆さん、おめでとうございます♡
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私のもう一人のロミオ
本日は、専科の星条海斗さん主演『FALSTAFF 〜ロミオとジュリエットの物語に飛び込んだフォルスタッフ〜』を、明日海りお&鳳月杏ご観劇。
明日海さんと鳳月さん、パイプ椅子に鎮座してらしたそうですね。
舞台挨拶では、星条マギーさんが「私のもう一人のロミオ」と仰って下さったとか。
それって、明日海さんの事ですよね?
ありがとうございます、マギーさん♡
マギーさんといえば、月組時代の明日海りお主演『アリスの恋人』で、ナイトメアを演じられました。
何かのインタビューで、芝居について迷いがあった頃、ナイトメア役と出会い、ブレイクスルーした…というような事を仰ってました。
『アリスの恋人』は主演の明日海さんはもちろん、マギーさんにとっても、メモリアルな作品なんですね。
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雪組『ケイレブ・ハント』早霧せいなミニインタビュー(阪急交通社貸切公演)
『私立探偵ケイレブ・ハント』とショー『Greatest Hits』を観てきました。
大好きな阪急交通社貸切公演。
ミニインタビューが楽しいんですよね。
早霧せいなさんへの質問と、お答えはおおよそ以下の通り。
科白はニュアンスです。
記憶違いがありましたら、申し訳ありません。
司会 「もし早霧さんが探偵になられたら、尾行と変装、どちらが得意だと思いますか?」
早霧 「(考え込みながら)…尾行…」
司会 「尾行ですか?」
早霧 「いや、違います。 尾行か変装どちらかですよね?……変装!」
司会 「変装ですか」
早霧 「尾行は大変そう…バレそう。 変装は一瞬だから」
司会 「隠しきれないオーラが…」
早霧 「あ、あ〜!……ありがとうございます!(頭下げ)」
大羽根を背負ったまま、勢いよく深々と頭を下げる早霧さん。
司会のナイスフォローに照れ隠しと感謝を込めて。
司会 「変装するなら、何に?」
早霧 「サンタさんです!」
会場から割れんばかりの拍手。
会場を見上げ、ブンブン手を振る早霧さん。
か、かわい……!
サンタさんと言えば、プレゼントという訳で、続いての質問は…
司会 「今、一番欲しいものは?」
早霧 「時間! 時間がほしいです」
司会 「お忙しいですものね」
早霧 「もう、時間が足りなくて…」
司会 「時間があれば、何をしたいですか?」
早霧 「温泉にゆっくり浸かりたいです」
司会 「温泉ですか」
早霧 「はい、温泉にゆっくり浸かりたいですね」
大切な事なので2度おっしゃいましたね、早霧さん。
司会 「では、サンタさんにお願いしましょう」
早霧 「サンタさんに言うんですか?」
司会 「はい、サンタさんが聞いてるかもしれません」
早霧 「(手をメガホンにして)サンタさん、時間をくださ〜い!」
土日1日2回公演、しかも日曜ソワレ終演直後でお疲れMaxの早霧さん。
なのに、明朗快活かつ率直にインタビューに答えて下さいました。
サンタさん、早霧さんのお願いを叶えてあげて下さーい!
(サンタさんの苗字は、小川さんでしたよね…?)
ケイレブ・ハントも、ショーも、かなり好きです♡
正塚晴彦先生、稲葉太地先生、好きです…!
これから毎週通いますが、これは通えます。
仮につまらなくても(すみません)縣千くんの為に通う覚悟は出来てましたが、心配無用でした。
お芝居とショーの感想は、改めて。
あくまでも個人的な好き嫌いなので、軽くご参考程度に読み流して頂ければ…と思います。
それでは、おやすみなさいませ。
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雪組ケイレブ・ハント de トリデンテ
※ ネタばれする可能性大なので、まだ知りたくない、という方はご注意下さい。
雪組さんオリジナル脚本『ケイレブ・ハント』
正塚晴彦先生の大劇場作品は、お久しぶりですね。
ミステリアスで、サスペンス仕立て。
仕事や事件が、世界観のメイン。
男同士の友情や絆の比重が高く、サラリとかっこいい。
女性は女性で、魅力的。
登場する女性は、仮に弱々しく見えても、芯が強かったり。
ケイレブは、テンポ良く物語が進みます。
苦悩するより、まず行動に移す派。
フットワーク軽い、軽い。(さすがちぎさん)
私の場合、正塚先生は『銀の狼』の印象が強くて。
そのため、最後の最後まで気が抜けませんでした。
(『銀の狼』をご覧になられた方には、お解り頂けるかと…)
でも、警戒してたのと違う意味で、今回は意外でした。
正塚先生が繰り出した、変化球と申しましょうか?
一種の魔球と申しましょうか?
とても後味の良い、素敵なエンディングでした。(←魔球…?)
正塚先生のお話とは思えぬくらい、Love要素比率が高い本作。
主要キャストが当て書きだからでしょうか?
正塚先生が、かくもスウィートな脚本を書き、演技プランを練って下さるとは…。
恋愛要素が希薄だからこそ、わずかなLoveの香りにキュンとときめく……。
そんな正塚テイストに、ツボをぐいぐい押されたものです。
それが今回、かなり分かりやすくLove要素が散りばめられてて、瞳孔開きっぱなし。
今まで素材の甘みだけで作ってきたカボチャパイに、三温糖を加えてみました的な?
どんな比喩なんでしょうね、これ。
ちぎみゆコンビに向けられた期待感を、掬い取られたのかもしれません。
正塚先生……ありがとうございます。
ちぎみゆといえば、ラストシーンで歌い上げるデュエット。
素敵でした。
曲調としては短調なのかな…?
そして、半音の上がり下がりが多そう。
ソルフェージュは苦手なので、譜面を起こせる訳もなく。
聴いた印象で、適当なこと言ってます…ごめんなさい。
本作の挿入歌は、娘役が地声で歌える中低音が多い気がします。
繊細で、聴く者をどこか不安にさせる揺らぎを秘めた曲調と申しますか。
そこがまた、ミステリアス&サスペンスな作品世界とマッチしてました。
それでは、各キャストの感想です。
★ケイレブ・ハント(早霧せいな)
早霧さんか探偵って、ハマるんだなぁと改めて思いました。
(ブリドリの『探偵SAGIRI』で証明済でしたが)
フットワークの軽さ、敏捷な動き。
情熱的で正義感に溢れつつ、カッと噴火する事はない。
若々しいけれど、適度な落ち着きもあって。
気持ちを行動で示せる人。
タイミングを逃しかけても、ぐっと掴まえて引き寄せる人。
雨に濡れながら、空港まで駆けつけずにいられない…とかね。
グッと来ます。
そういう直情的なところを、サラッと表現できる。
「つい、そうせずにいられなかった」
大人で、仕事熱心で、熱血漢で、ピュアな少年で。
確かに、早霧さんの当て書きキャラクターですね。
イヴォンヌへ対する接し方が誠実かつ率直で、本気度の高さが伝わってきます。
少し強引だったり、感情表現がストレート気味だったり。
初夏の空にも似た、爽やかな青年ケイレブ。
……実にいい男です。
★ジム・クリード(望海風斗)
濃いキャラクター、一癖も二癖もある人物を演じる機会が多い望海さん。
今回は打って変わって、穏やかで誠実な紳士。
顧客は上流階級・完全予約制探偵事務所の共同経営者。
アポなしで飛び込んできたメキシコ人夫婦に同情し、話を聞く人の好さから、育ちの良さが滲み出ています。
慈愛に溢れながら、単に情に流される訳ではありません。
常に冷静で、責任感が強く、経営者としての視点はシビア。
でも、困って頼って来た人は見捨てない、血の通った温かみ。
恋人はスマートにエスコート。
とても良い人ですが、毒っ気がないだけに難しい役どころだと思います。
そんなジムを、頼もしく魅力的に演じる望海さん。
ケイレブ達の探偵事務所は、客筋が良く、警察とも協調し、手堅く経営している模様。
これらが台詞のみならず、空気感で伝わるのは、ジムの存在感が大きく影響していると思います。
抑えめの演技が光る、探偵事務所…そして、作品世界の屋台骨・望海ジム。
それから、だいもんの歌唱に変化を感じました。
他のキャストと歌う時、己のカラーを消すようになったような…?
ソロ、デュエット、コーラス。
どんな状態で、どんな相手と歌うのか。
それによって、歌い方…声の出し方を変えていたように思います。
単に上手く歌うのみならず、調和を重視する歌唱にシフトしてて。
歌い方まで、ジム・クリードという協調性が高い人物に同化したよう。
だいもん、さりげなく凄いんだけど…!
★イヴォンヌ(咲妃みゆ)
みゆちゃんの人物造形は自由自在ですね。
大人の女性と一口に申しましても、例えば『星逢一夜』の泉とは全く異なる空気感。
ご本人は愛らしいタイプですが、違和感なく、自立した女性を体現しています。
歌唱も安定しています。
本作では、地声の歌唱が比較的多いのですが、裏声との切替もスムーズ。
仕事も恋も妥協しない、現代的でキュートなイヴォンヌ。
ケイレブとは似合いすぎ♡
トリデンテのお三人だけで、やたら長くなってしまいました。
雪組トリデンテ、ほんと素晴らしい…。
……はぁ。
ひとまず区切りをつけさせて頂きます。
彩風咲奈さん、彩凪翔さん、縣千くんなど、まだまだ語りたい…!
……ので、また後ほど。
カテゴリが『縣千』なのに、ちさと君になかなか辿り着けません…(汗)
雪組ケイレブ・ハント de 彩彩
『ケイレブ・ハント』感想の続きです。
ネタバレも含みますので「まだ知りたくない」場合は、ご注意下さい。
★カズノ・ハマー(彩風咲奈)
『るろうに剣心』の斎藤一役が印象的だった彩風さん。
「悪・即・斬」ソングは耳に残りやすかったですね。
今回のカズノ・ハマー役は、ケイレブ(早霧せいな)とジム(望海風斗)と共に探偵事務所を経営する私立探偵。
服装こそラフですが、作中一のクールガイではなかろうか。
基本無口だし、何考えてるかわかんないし。
暴漢に襲われかけても、難なくかわすし。
少女漫画や月9系ドラマなら、ヒロインの彼氏に収まるタイプではなかろうか。
そして…今更ですが……咲ちゃん、足長さんですね。
カズノの衣装だと、より長さが強調されるというか…。
宙組の朝夏まなとさん、花組の鳳月杏さんに匹敵する、足長さんかと。
今頃?…と言われそうですね……すみません。
長身でスタイル良しさんですが、デカイ印象はなく。
小顔だからでしょうか…?
咲ちゃんは歌が上達されたように思います。
ですが、「聴かせよう」という歌い方はしてなかったような。
たとえば、望海風斗さんとの掛け合いでは「合わせる」ことに徹していたな、と。
宝塚の歌は、独特の修飾(ビブラート等)を特にソロ歌唱で多用する人が多いです。
歌に表情をつける上で、有効ですしね。
ですが、誰かと合わせる場合は、音が割れてハーモニーを邪魔する恐れもあります。
咲ちゃんは、望海さんと合わせる事を最優先していました。
そして、望海さんもそういう歌い方をされてましたね。
音が調和すると、歌詞がクリアに聴こえます。
歌いながら、気持ちやお話を伝える「歌劇」
基本に立ち返った歌劇を魅せてもらった気がします。
★彩凪翔(ホレイショー)
ケイレブ(早霧)と協力関係にある刑事ホレイショー。
アロハなシャツを着こなす刑事さん。
ホレイショーが実は黒幕と繋がってたり、ケイレブを陥れるんじゃ…?
被害者の日記を預けてもいいの、ケイレブ?
大丈夫なの??
……とハラハラしてました。
正塚晴彦先生作品は気を抜けないので。
ホレイショーみたいに協力関係と信頼を築いてきた人が手のひらを返してきたら……手痛いよね。
……やりそう。
正塚先生なら、やりかねん!
……と思いましたが、今回は裏読みや深読み不要でした。
ホレイショーは服装はチャラいんですが、対応やスタンスは誠実そのもの。
肝が据わった刑事という風情でした。
ルパンの石川五右衛門とか、物事に動じないキャラクターがハマりますね。
武田観柳斎もハマってました。
キラキラ・クールビューティの彩凪さん。
演技の振り幅を増していかれてて、今後がますます楽しみです。
……次こそは、月城かなとさんと縣千くんの感想を書きたいと思います。
おやすみなさい。
新生月組『アーサー王伝説』東京千秋楽おめでとうございます
10月19日は、珠城りょう君トップ就任プレお披露目『アーサー王伝説』東京公演千秋楽でした。
たま嫁から、千秋楽ご挨拶レポートを受け取ったので、ご披露させて頂きます。
共通の趣味があるおかげで、うちは嫁姑関係が良好なもので。
ハプスブルク家と違って…(←比べんでも…)
科白はニュアンスですし、順番も多少前後するかもしれませんが、どうか寛恕を賜りますようお願い致します。
「幸せ過ぎて、頭が真っ白で、口も頭も回らない。初めての感覚です」
カミカミ & みりおタイムならぬ、みきぴータイムが流れたそうです。
謎のハイテンションで、とっても可愛かったそうです。
コアなファンですら、『初めて見る珠城りょう』だったとか。
何度目かのカーテンコールで、ネタが尽きたりょう君は、
珠城 「幸せ過ぎて、このままマーリン(千海華蘭)の魔法で、時が止まればいいのに!!」
と、突然の無茶ぶり。
千海 「はぁ~っ!!」
間髪入れず、客席に魔法をかけるマーリン華蘭ちゃん。
阿吽の呼吸のアドリブ力、頼もしい〜!
そして、月組恒例・千秋楽の大ジャンプ。
珠城 「えっと、両サイドの方と手つないで~……えっ? いつも繋いでない? えっ? どっち? つないでる時もある? じゃ~つなぎましょう!」
ハイテンションで、ニコニコ可愛い珠ちゃんだったそうな。
珠城 「月組、バンザイ!のザイ!でジャンプしてください!」
と引き続き、謎のテンションで説明するりょう君。
…と、美弥さまが何やらりょう君に耳打ち。
ハッ!(ぱぁぁぁ…♡)
…と嬉しそうなお顔のりょう君。(←乙女みきぴー発動)
珠城 「いまぁ~、るりさんがぁ~、提案してくださったんですけどぉ~、新生!月組!バンザ~イ!!でジャンプしましょう☆」
ほおぉ…!
あのぅ〜…ひとつ、よろしいですか?
「るりさん」と、いつから呼び始めたんですか?
それから、さりげなく美弥さまの腰に、そっと手を添えたそうですね。
「りょう君は、好きな人にはすぐ触る」
と、たま嫁が証言してますが、事実ですか? ですね?
「ちゃぴたんは妹だから、基本タッチしないけど」by たま嫁
…って、おいおーい。
「一個上さんと一個下」
「最下級生時代から、同じ釜の飯を食って育った」
そういう仲ですものね。
ラブップルというより、同志だったり、兄妹なんでしょうね。
たまちゃぴは音楽学校時代から、10年の長きをかけ、信頼を培ってきたんですね。
美弥さまからの有難いご提案、本当に嬉しいです。
想像して、泣きそうです。
下級生トップを温かく支え、立てて下さって。
美弥さま……ほんとうに、ほんとうにありがとうございます…!
新生月組の舞台、好評ですね。
そういえば、不安視された全国ツアー『激情/アパショナード』も蓋を開けてみれば、喝采の嵐でした。
一人一人がハイクオリティな月組の『アーサー王伝説』
東京公演の大成功、おめでとうございます。
さぁ、いよいよ大阪公演が近づいて参りました…!
たま嫁ちゃん、素敵なレポートをありがとうございました。
鳥取地震お見舞 & 雪組ケイレブ・ハント de 月城&縣千
今日の午後2時過ぎ、鳥取を震源に大きな地震がありました。
近畿でもかなり大きく、長く揺れていました。
震源地に近く、被害を受けられた方、怖い思いをなさった方、今も心細い思いをされている方……。
何と申し上げて良いか、わかりませんが……心よりお見舞い申し上げます。
鳥取県在住の友人と連絡がつき、ご家族ともども無事とのこと。
すこしだけ、ほっとしました。
ですが、いまだ連絡がつかないなど、不安を抱えた方には、配慮の足りない記述かもしれませんね…。
さて……こんな時に心苦しいのですが……雪組『ケイレブ・ハント』感想続きです。
一昨日から本日昼休みにかけて、すでに書き上げていたものです。
不謹慎かもしれませんが、更新させて頂きます。
不快な思いを持たれた方がいらしたら、本当に申し訳ございません。
★マクシミリアン(月城かなと)
悪役です。
己のプロダクション所属女優を情婦にし。
情婦を運び屋として利用し。
楯突いた女をなだめ、安心させ、平然と殺す。
悪の華・れいこ様。
美形なら、何やっても許されますね。
月城さんのノーブルな美貌で、黒い役。
反則ですね、これは。
ウェルカム、反則。
ありがとう、反則。
悪事なのに「グッジョブ!」と叫んでしまいそう。
もちろん、心の中で。
★トレバー(縣千)
探偵事務所の雑用係・トレバー君。
金髪をリーゼントで固め、暇があれば櫛でセットする洒落者。
シャツにデニムとラフな服装で、上流階級が顧客の事務所には一見、似つかわしくありません。
…が、カズノ(彩風咲奈)も似たようなスタイルだから、いいのかな?
何か言いつけられると、すぐに動き出す機敏なトレバー。
大型犬の仔犬のよう。
探偵事務所のメンバーで歌い踊るナンバーでは、彩風咲奈さんと縣くんがひときわ大柄に見えます。
咲ちゃんは「背が高いな〜」
縣くんは「たくましいな〜」
この印象は、鳳月杏さんと珠城りょう君のそれに近いものがありますね。
りょうちゃんと、ちさと君……さすが兄弟、血は争えませんね。
(※ 珠城さんと縣くんに血縁はありません)
がさつで、脳細胞まで筋肉?みたいに見えるトレバー君を、ちさと君は繊細に演じています。
ガサツな役を繊細に…って、なんだか矛盾してますけど。
初舞台の時から、モブでも小芝居を細かくする人ではありました。
『1789』では、群衆の一人として。
『星逢一夜』では、村の子供や村人あるいは足軽として。
村祭で、娘役と連れ立って上手から下手へ歩くだけでも、娘役を愛しそうにみつめ、笑顔で話しかけるカップル感…すごかった。
ちぎみゆが切なく苦しいLoveだっただけに、村の若い二人の幸福感が…といっても、舞台の後方を横切るだけなんですけどね。
ちゃんと芝居してました、縣くん。
『るろうに剣心』では清里の他に、ヤクザの手下としても登場。
チンピラ芝居をしてました。
『ドン・ジュアン』では兵士マルセロの他に、村の男の一人として登場。
酒場で、エルヴィラ(有沙瞳)と少しですが、絡む処がありました。
マルセロとしては、桜庭舞ちゃんと恋人同士でしたね。
全体的に、娘役さんとの絡みが多かったドン・ジュアン。
娘役さんとの絡みは、男役として嬉しいのではなかろうか。
また、宝塚の娘役さんって、いそうでいない夢の女性ですしね…(うっとり)
『ケイレブ・ハント』のトレバーは、事務所の番犬というか、忠犬というか。
何か言いつかるたび、嬉しそうに駆け寄り、張り切って走り去るというね。
なんなんだ、トレバー!
大型犬の子犬だよ、子犬だけど大きいよ!
嬉しい、わんわん!
ドターン!…ってなるから、ちゃんと躾けられてるようで、そこまではしない。
なんかでも、いつか勢い余ってイロイロ押し倒すかもしれぬ。
ワンコですね、ワンコ。
10代の頃の香取慎吾くんを、少し彷彿とします。
身体は一番大きいけど、一番年下で、まだ少年。
縣くんって写真だと、大人びて賢そうな人ですよね。
実際、卒業時の成績は4番、雪組101期ではトップです。
なのに、トレバーは良い意味でバカっぽいというか。
愚直な……真っ直ぐな青年を体現しています。
愚かなまでの真っ直ぐさって、愛おしさを感じますね。
トレバーなりに、懸命に働いてるんだろうなぁ…。
不思議そうに書類をタテにしたり、ヨコにしたり…意味読み取れてない?!…様子とか。
櫛を取り出し、おもむろにかっこつけてセットしたり。
(堂々とサボってます)
事務所に再雇用される運びとなった、元秘書グレース(桃花ひな)に、相変わらずの語彙の少なさを指摘されたり。
それでも気にせず、笑顔のトレバー君。
可愛い事務所の弟分を、キュートに演じていました。
あの役は、大柄な縣くんを選んで正解ですね。
身体の大きさが、よりトレバーの幼さとのギャップを生み、筋肉バカっぽいキャラクターが鮮明に浮かび上がりました。
縣くんが普通に演じたら、もっと知的な青年になりそうですが、見事にバカっぽい。
バカっぽいし、服装や髪型はヤンキーテイストですが、基本は真面目で素直な人柄がそこここに感じられます。
かなり綿密に創り込んでる気がしました。
事務所のメンバーで歌い踊る場では、力強くキレの良いダンスを見せてくれます。
歌声は皆のハーモニーに合わせてるから、縣くん個人の声としては認識できませんでした。
でも、それで良いのです。
超絶歌ウマで、ひときわ声が伸びるだいもん(望海風斗)でさえ、自身の声を抑え、周りに合わせる事に専念してますから。
掛け合いデュエットや、複数でコーラスをする時に「相手と調和する歌い方」になっている雪組さんです。
これはもちろん、ショーにも生かされておりますよ。
それでは、ひとまずここまで。
チェリオ!…は、花組さん。
チェストー!…は、星組さんですね。
そう、星組の東京公演デザートが、公式サイトで発表されました。
その名も……『マロンッス!』
トレバーの言葉遣いと相通じるノリっす。
なかなか美味しそうッス!
東京公演デザートの名前が、毎回とても楽しみ♡
宝塚大劇場デザートも、名前で遊んでくれないかな?
すべってもいいから。
大劇場スイーツ、お味は良いですし♡
東京公演デザートも食べてみたいものです。
新源氏物語の時の分しか食べたことなくて。
いつも写真を拝見しながら、想像の翼を広げてます。
雪組『Greatest HITS!』は楽しからずや
今月は足踏みしていた複数の案件が一気に動き出し、アワアワしています。
おかげさまで、脳細胞が活性化してます……たぶん。
そんな状況ながら、週末の宝塚は大事なビタミン。
大劇場で『ケイレブ・ハント』観劇。
観劇前に、はなさんとお会いしました。
キャトルで買物したり、ごはん食べたり。
涼風真世様のアルバムも聴かせていただきました。
涼風さんの歌声すばらしすぎ…♡
『殺さずの誓い』は、半ば剣心として歌っておられますね。
ドラマティックでした……ドキドキしました。
しかも、清里はうちの息子…(心の息子・縣千)
その名を涼風さんに(歌詞として)呼んで頂けるなんて…。
感慨深かったです…。
さらに、ももちんさんと開演前にお会いしました。
大まかな時間と場所だったのに、バシッと見つかりましたね。
手作りのバッグやウォレットは、いつもながら工夫が一杯。
手作りといえば、Anneさんも可愛いバッグやポーセラーツを製作されてます。
私は不器用なので、対岸の花火を見上げるが如しです。
そのAnneさんが宝塚友の会と握手して、ゲットしたお席。
とっても見やすかったです。
お誘い、ありがとうございました。
今日は、ショー『Greatest HITS!』の感想など…。
オープニングから、軽快で楽しく、おもちゃ箱をひっくり返したかのよう。
今回のショーは、ほとんどが耳に慣れ親しんだ曲ばかり。
スタンタードと呼ばれる時代を超えて息づく定番曲、映画のメインテーマ、昔のヒット曲、クラシックの名曲などなど。
縣千くんは、顔が少し変わりました。
舞台化粧が上達したんでしょうね。
目が、よりパッチリ大きくなりました。
もともと切れ長の印象的な瞳ですし。
ロケット等では、表情がより多彩になりました。
とても艶やかな表情を覗かせます。
同時に、くちびる尖らせたり、破顔大笑してみせたり、変化がめまぐるしい。
以前は、終始アルカイック・スマイルを湛えていたので変化に驚き。
私はどちらも好きです。
ちさと君の菩薩のような微笑み、大好物なもので。
仏像が湛える穏やかな微笑みが、アルカイック・スマイル。
秋篠宮紀子様は、代表的なアルカイック・スマイルの持ち主ですね。
常に優しく微笑むような、柔和な表情でいらっしゃいます。
表情が多様に変化する中でも、ちさと菩薩スマイルは健在です。
ちさとちゃんも皇室に入れそう、気品や表情の柔らかさを見る限り。
ショーのフィナーレではちさと君、なんと早霧さんの真後ろに立ってます。
ダルマ姿で。
ちぎさんが定位置に戻られたら、大羽根に隠れて見えなくなるものの。
トップさんの真後ろだなんて。
すごいわ、ちさと…。(突如母親モード)
今回のショーでは、群舞のみのちさと君。
後ろや端っこで、楽しそうに踊ってます。
もうね、後ろも後ろで、全っ然見えないのに、楽しそうに手を振り上げたりしてて、まぁ可愛い。
全っ然見えてないのに、なんで見えてるねん?…って?
それは母の愛です。(生んでないけど)
オペラグラスを構えてたら、ちらほら見え隠れします。
見え隠れした瞬間を繋いでいくのです。
オープニングは一番後ろながら、壇上に立ったりして、よく見える時もあります。
この時、オペラグラス越しに目が合った気がしたのは、気のせいでしょうか…?
ウィンクも飛ばしてた気がするけど、気のせいでしょうか…?
『Bow Singing Workshop 雪』では、客席に目線を投げかけるのも照れてたようなのに。( 私が見た限り…)
なんだろう、あの成長っぷり…?
誰かに指南して頂いたのかしら…?
それにね、その場の全員がぎゅっと集まる最後のキメで、後ろとはいえ意外と真ん中にいることも。
咲妃みゆちゃんメインの『マテリアル・ガール』とかね…。
『マテリアル・ガール』といえば、下手側で男女ペアで踊るはずが、縣くんだけ相手がいなくて。
え? 縣くんが余るなんて、そんなのアリ?
よかったら、私が…(やめい)… …と思ったら。
メインの男役さんがみゆちゃんを選んだ事で、余った娘役さんが移動し、縣くんと組むんですね。
なるほど~。
…というように、縣くんが出てると、そこしか観てません、ほぼ。
映像には残らないだろうから、しっかり見ておかねば。
もちろん、縣くんが出てなくとも、見応え・聴き応えがある素晴らしい場面がたっくさん。
例えば、『Summer time』
早霧せいなさんと望海風斗さんの妖しい絡み。
「妖艶」「耽美」という表現がはまりますね。
望海さんの表情は、闇の帝王。
早霧さんは、心許なげで儚げな風情。
繊細な芝居巧者同士のダンス・ パフォーマンスは芸術的ですらあります。
望海さんは、ベートーベン『運命』を歌う場もありますね。
あれは、望海さんだから成し得る場でしょうね。
最初、望海さんの声は、望海カラーが消えています。
透明で繊細な、ひたすら綺麗な歌声。
それが、曲調の変化で一気に、良い意味でアクのある声でシャウト。
その落差がすごい。
ドラマティックな歌声に惹きこまれます。
すべてが死に絶え……その後、再生する清浄な世界。
清らかな魂を体現したかのような、早霧さんと咲妃さんの二人が踊る 『虹の彼方へ』
(Over the Rainbow)
ちぎさんとみゆちゃんのデュエットダンスは、夢のような美しさ。
選曲といい、振付といい、お二人が醸し出す空気といい……最高に晴れやか。
影ソロの真篠まからさんの歌声が、これまた美しい。
すべてが美しい、究極の宝塚デュエットダンスでした。
クリスマスソング・コーナーはじめ、お笑い要素も満載。
「ハロウィンもまだなのに早すぎる」
とツッコミながら歌う、クリスマスソング。
ハロウィンが終わったら、何とネタ振りするのかな?
楽しみ方の振り幅が大きな雪組さんです。
雪組新人公演『ケイレブ・ハント』…ときめきが止まらない…!
今日は、雪組新人公演『ケイレブ・ハント』を観て参りました。
『るろうに剣心』は「もう一つの本公演」と呼びたくなるレベルでしたが。
『ケイレブ・ハント』も、満足度が高い舞台でした。
「えっ、もう終わっちゃうの?」と淋しくなりました。
もっと観たい。
また観たい。
リピートしたくなる出来栄えでした。
主演のケイレブ・ハント役は、永久輝せあ(本役・早霧せいな)
群を抜いた華の持ち主ですね。
歌、芝居、ダンス、どれも安定感がありました。
お稽古熱心すぎて、喉を酷使したのでしょうか?
少し声が掠れる事もありましたが、のびやかに歌い切っていました。
台詞に至っては、全く支障なし。
どの場でも、何をしてても、技術レベルが高く、華やかで目を惹く the 主演さんでした。
ヒロイン・イヴォンヌ役は星南のぞみ(本役・咲妃みゆ)
大人っぽく落ち着いた女性像を好演。
歌唱は少し緊張してるのかな?…と感じた面もありましたが、乗り切りましたね。
永久輝さんとのデュエットも、ソロも、頑張りを感じました。
ケイレブの作中歌は音程をとるのが、かなり難しいと思います。
容姿を本役さんそっくりに作り込んでる事にも拍手。
歌、演技、メイク…と、星南さんの努力をひしひしと感じました。
ジム・クリード役は、真地佑果(本役・望海風斗)
長身でスタイルが良く、甘いマスクの持ち主。
知的で紳士的なジムを、スマートに体現していました。
育ちの良さが滲み出ていますね、真地ジム。
経営者3名とも長身でスタイル良しさん揃いの探偵事務所。
(永久輝、真地、縣)
モデル事務所も開業できそう。
経営者自身が、モデルも兼務できますよ?
探偵事務所 兼 モデル事務所。
新しいビジネス・モデルかも?
……さて。
ケイレブ、イヴォンヌ、ジムと来たら、カズノですね。
カズノ・ハマー役は、縣千(本役・彩風咲奈)
………告白します。
わたし、初めて…………ときめきました。
………縣千くんに。
「ちょ、まっ?! 千ちゃん好きやて、ずっと言うてたやん?!」
あ、はい、そうですね。
縣くんは、音楽学校の文化祭プログラムで見て以来「なんだか気になる子」でした。
最大公約数な言葉にまとめると、大きな将来性を感じました。
それだけじゃないんですが、ざっくり、わかりやすく言えば、そゆことかな?
私の中に芽生えた予感を確かめたくて、初舞台から見守って来ました。
もちろん、素敵だと感じることは多々ありました。
…ですが、観察や観測の要素も大きかったのは確かです。
どこか冷静にみつめて来ました。
……ところが。
今日の新人公演は…………やられました。
撃ち抜かれましたよ………!
純粋にときめきました。
カズノ・ハマー役はもちろん、オープニングの群舞も。
縣さん、めちゃくちゃかっこよかったです…!
今も、胸のドキドキが収まりません……!
ドキドキのあまり、「縣さん」とか呼んでるし。
胸の前で手を組み、見上げてしまいます。
気持ちとしては、オスカル様を見上げるロザリーですね…。
もうね、素敵すぎました……!
素敵すぎました、縣さん……!!
あの予感は、本物でした……。
縣千は、期待を裏切らない男役に成長しつつあると確信しています。
東京の雪組新人公演へ行かれる方々、ぜひお楽しみになさって下さい。
チケットがあれば、新幹線に飛び乗って観に行きたいです、私も。
雪組の東京新人公演、いつだっけ?
縣さんについては、本当はもっと詳しく書きたい。
書きたいのですが、ひとまず落ち着け、わたし。
雪組新人公演『ケイレブ・ハント』感想つづき
ここのところ、雪組の話題しか触れてませんね。
多分、10月中は、絶賛雪組月間となるでしょう。
11月に入ったら、月組に舵を切るかと。
そして11月11日以降は、花組尽くしになるはず。
目に見えるようです…。(我がことながら…)
雪組新人公演『ケイレブ・ハント』感想つづきです。
昨夜、語り切れなかった分を。
最後の方、「カズノ(縣千)かっこいいかっこいい…」
と、うわごとを言って終了……って、おいおい。
感想として、最もダメなパターンの典型例ですよ…(汗)
「かっこいい」「おもしろい」「わーいわーい」
どこがどう、かっこええねん?
おもろいねん?
言うてみ?!(にじり寄り)
…となりますよね、読まれてる方からしたら。
意味不明ですよね。
具体例が必要かな…と。
具体例を上げられなくても、せめてもう少し……がんばろうぜ国語?
(自分で自分を励ましてみた)
では、続きです。
ホレイショー役は諏訪さき(本役・彩凪翔)
シャツはアロハ風で、一瞬チャラ男に見せかけて、真面目な刑事ホレイショー。
ケイレブ達と普段から協力関係にあります。
いざとなったら肚の据わったベテラン刑事を、本役さん同様、落ち着いて演じていました。
私立探偵にこんなに協力してくれる警察って、ホントいい人だと思う 。
本公演では、土壇場で裏切られるオチだったら、どうしよう〜〜とハラハラしながら観ましたもの。
逆に言えば、肚を見せない位の「何を考えてるのか、分からない感じ」を出さねばならず、結構難しい役なのでは…と思います。
本役さんの持つ味わいを、かなり忠実に再現してるように感じました 。
諏訪さんは『るろうに剣心』新人公演では、加納惣三郎(本役・望海風斗)を演じた方。
宝塚歌劇オリジナル・キャラクターで、望海さんが本役という「二重に高い壁」を乗り越えた若き実力派。
今回も、存在感ある刑事を演じ切っていました。
マクシミリアン役は、橘幸(本役・月城かなと)
橘さんは『るろうに剣心』では武田観柳斎役。
本役(彩凪翔)を忠実になぞった演技な上、見事な弾けっぷりが印象に残っています。
単純に真似したというより、ご自分のものにされてたな…と。
マクシミリアンは、本役に似せるというより、自分なりのマクシミリアンを創ってるようにお見受けしました。
「若くして成功した野心家」という点は、本役さんと一緒。
ですが、不思議とイメージが重ならなくて。
武田観柳の時と対照的。
役への取り組みが違うと、印象が大きく変わるんだな…と興味深かったです。
マクシミリアン橘、どっしりした悪役ぶりでした。
娘役さん達も、ほんと皆さん、達者で。
誰がヒロインを任されてもおかしくないくらい、可愛くて、上手くて、魅力的でした。
彩みちる(ジムの恋人・レイラ)
有沙瞳(殺された女優・アデル)
妃華ゆきの(アデルの親友・ハリエット)
野々花ひまり(探偵事務所の所員・コートニー)
桜庭舞(探偵事務所の元秘書・グレース)
…などなど、雪娘の層の厚さ、レベルの高さ。
そして今回、個人的に特にツボった雪娘さん。
羽織夕夏(歌手・ポーリーン)
ポーリーンがバッグをひったくられた時、たまたま居合わせたカズノ(縣千)に助けてもらいます。
この一連の騒動のおかげで命拾いしたのは、実はカズノなんですけどね。
後日、マクシミリアンの屋敷で開かれたパーティに潜入したカズノは、ポーリーンと再会。
ポーリーンは、カズノに熱烈なモーションをかけます。
かわそうとするカズノと、めげずにアタックする熱血ポーリーンの攻防戦。
何であれ、涼しげにすり抜けるカズノが、この時ばかりはなかなか逃げきれず。
むしろ押されてて、面白かったです。
うぷぷ。(^人^)
それでは、次こそ縣くんについて語り倒したいなと。
でもね、縣くん以外も、みどころ満載でした。
雪組若手のレベルの高さを見るにつけ、その裏に積み重ねられた努力に思いを馳せました。
雪組・新公学年の皆さん、本当におつかれ様でした。
彼ら彼女らを指導した本役の皆様も、おつかれ様でございました。
新生月組、来春公演予定に思う 〜特別出演の重み〜
来春の月組さん別箱公演の発表がありましたね。
まずは美弥るりかさん、おめでとうございます。
単独主演で、東上つき。
快進撃ですね。
オリジナル作品『瑠璃色の刻(とき)』
るりかさんのお名前(瑠璃)がタイトルに。
すごいですね……!
タイトルからして「美弥るりかの為の作品」ではないですか。
当て書きでしょうし、美弥ちゃんの代表作になりますように。
そして、博多座のトップコンビは…
……ん…?
………はい……?
主演………専科・轟悠……?
あれ?
博多座って月組トップコンビの公演ですよね……?
Wトップ体制ふたたび……?
それとも、轟悠さんがついに脇にまわり、若いトップコンビを支えて下さるのでしょうか?
珠城りょうさんは確かに若く、様々な経験が不足しているかもしれません。
ですが、あの過酷な全国ツアーを、2番手経験もほぼない状態で見事に務め上げました。
『アーサー王伝説』も、観劇した方々から月組生へ心からの拍手が寄せられています。
轟悠さんの素晴らしいキャリアは周知の上です。
理事との共演は、学びも多いでしょう。
ですが、重鎮をやみくもに配置するものではない、と私は考えます。
男役芸の伝統を受け継ぐ轟さんは、宝塚にとって大切な存在のはず。
なぜ、こんな使い方をするのか……理解に苦しみます。
特別出演の重み。
轟悠という伝統と格。
それらを踏まえた参加である事を、祈るばかりです。
トップコンビとの共演は、ここぞという場で登場し、脇を締める形でなら、轟さんの格も上がると思います。
『オズの魔法使い』で人気を誇る登場人物・南の魔女グリンダ。
彼女は物語の序盤から、名前だけは出てきます。
「南の善良な魔女」として。
グリンダが姿をあらわすのは、最後の最後。
終盤も押し迫り、ほんの数分にも満たない登場。
……ですが、その印象は鮮烈でした。
ざっくり、物語を振り返ってみましょうか。
主人公ドロシーは、ハリケーンに巻き込まれ、オズの国に漂着します。
カンサスの伯父・伯母の家へ戻りたくて、オズの魔法使いを訪ねる旅に出るドロシー。
都で謁見したオズから指令を受け、悪い魔女退治に向かいます。
仲間の協力と知恵と勇気で、指令をクリアしたドロシー。
なのに、オズはドロシーの願いを叶えてはくれませんでした。
何故なら、彼の正体はマジシャン。
魔法を使えるウィザードではなかったのです。
最終的に、ドロシーの願いを叶えるキーパーソンこそ、グリンダでした。
美しい容姿と温かい心、魔力と知恵を備えた、本物の魔法使い・グリンダ。
グリンダ的な立ち位置を与えてこそ、誰からも尊敬され、歓迎される『タカラヅカの宝』となり得るのでは…と思います。
ドロシーは、グリンダの魔法に依らず、カンサスへ戻ります。
グリンダによって、気づかされた事。
実は、オズやグリンダに頼らず、ドロシーはカンザスに戻る術を備えていたのです。
ただ、その事を知らなかっただけで。
グリンダによって、その事実を知らされたドロシー。
そう、グリンダは何でも願いを叶えてくれるドラえもんではなくて。
進むべき道を指し示す、導き手なんですね。
その道を、虹の橋を越えていく術を、ドロシーは持っているから。
若いタカラジェンヌ達がもつポテンシャルを信じてあげてほしい。
見守り、育ててあげてほしい。
彼ら彼女らに、場や機会を与えてあげてほしい。
そう願ってやみません。
……偉そうに申し訳ありませんでした。
余談ですが、現在上演中の雪組ショーのトップコンビが踊る『虹の彼方へ(Over the Rainbow)』
この曲は、映画『オズの魔法使い』の主題歌。
ジュディ・ガーランド主演の映画『オズの魔法使い』は、興味深い視覚効果を狙った演出がなされています。
ドロシーがカンサスにいる間は、モノクロ映像。
それが、オズの国へ来た途端、フルカラーになります。
現実世界がモノクロで、空想世界が総天然色で描かれる『オズの魔法使い』
日常から乖離した宝塚の舞台が、より華やいで見える様と通じるような気がします。
雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』新人公演感想、とことん縣千!
「線路内に小動物が侵入し、電車が遅れました」
そんなアナウンスが、近畿管区の鉄道で流れました。
「えっ……みりたん、どうしたの? 迷子になったの??」
…と心の中で突っ込んだのは、私だけではないはずだ。
(兵庫県の鉄道線路だったので)
(花組トップスターをなんだと思ってるのか、私は?)
(例えば…こりすとか、白くまの赤ちゃんとか、こりすとか……?)
※ 明日海りおさんを動物に喩えるなら、「こりす♡」「シロクマの赤ちゃん♡」と答えたのは、花組生達です。(しかも同票多数)
『Lock on!〜スター徹底検証〜』明日海りおの回をご参照下さい。
さて、時間が経ちましたが、今更ながらの雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』新人公演の感想です。
今回は最初から最後まで、縣千尽くしです。
縣くんを動物に喩えるなら、大型犬の子犬でしょうか。
まだ一応小さいけど、手足デカ!…みたいな。
将来どんだけ大きくなるの?!
……という、絶大なポテンシャルを秘めている感じ。
カズノ・ハマー役を演じた101期生・研究科2年の縣千くん。
本役は、彩風咲奈さん。
彩風さんは、前作『るろうに剣心』では「悪・即・斬」の斎藤一役を熱演。
クールなのに熱く、ダンディ。
カズノも、斎藤さんと少し路線は違うけど、やはりクールで飄々としてて……かっこいい。
おっと、本役・彩風咲奈様がいかに男前かを語って終わりそうだわ、いかんいかん。
カズノは月9や別マなら、ヒロインの本命彼氏タイプだと思います。
彩風さんがまた、背は高いわ、脚は長いわ、小顔だわ…のモデル体型。
このカズノ様と比較されるのか……ハードル高いなぁ……と、そわそわ心配などしてみたり。
フタを開けてみたら、あっさり縣くんに撃ち抜かれる私がいましたよ。
東京の新人公演も観たい…。
かなり本気で、そう思ってます。
……なんかね、縣カズノ、かっこよすぎて……ドキドキしすぎて。
わたし、幻を見たのかな?
自分が何を見たのか、自信がなくなりまして。
もう一度、この目で確かめたい気持ちが生まれています。
それでは、縣くんの見どころを紹介しまッス。(この語尾はトレバー)
オープニングの撮影所での群舞。
ソフト帽を目深に被り、顔は見えません。
鼻先と口許がかろうじて見えるかな?
2階後方席からは、見降ろすアングルでもあり、薄暗い照明でもあり、顔は見えませんでした。
群舞だから、基本的に周りに合わせてます。
合わせますが、本公演のショーでも見受けられる事ながら、縣くんは踊りに特徴があります。
回転する時は他より速いため、回転後の振付が…ごくわずかな時間であれ…止まった状態に見える事があります。
ジャンプは高く、滞空時間が長いですし。
俊敏な動きとストップモーションが、小刻みに交互に繰り返されるダンス。
おそらく、ほぼ意識しないレベルで。
流れるように踊りながらも、ポーズや肩のラインが印象に残りやすいのは、緩急の巧みさゆえでしょうか。
上手端で、観客に背を向けて立つ時間帯がありましてね。
スーツ姿の広い背中が、非常にかっこいいです。
なんなら、男の色香が漂ってきます。
その後、娘役さんと向かい合い、絡みつつ踊ります。
そして、永久輝さんの隣(上手斜め後ろ)へ移動し、激しい男役群舞。
さらに下手に移動し、また永久輝さんの隣(下手斜め後ろ)で踊り、フィニッシュ。
プロローグの撮影所群舞、シビれます。
スピーディで、キレがあり、軽やかで、まろやか。
縣くんはショーダンサーですね。
同時に芝居心があり、緻密に演技を練り上げる方だと感じています。
憑依型に見える時もあります。
お稽古では、いろいろ考え込む方なんじゃないかと。
集中すると、憑依状態になるタイプかな?
あくまでも、私の想像ですが。
カズノとしては、ナチュラルにカズノでした。
声は低め。
それが良かった。
カズノは全体的に、低めモードが合ってる気がします。
体温も、声も、テンションも。
でも、心根は温度高めなんですよね。
例えば、置き引きに遭ったポーリーンに対して。
足を挫いたポーリーン。
カズノが腕を貸して、警察署まで送ります。
その際、カズノに腕を絡ませ、びたっとくっつくポーリーン。
本役さんは、本当に足を挫いたように見えます。
対して、新人公演のポーリーンはちょっと不自然。(んん?)
カズノと何とか接触したくて、大袈裟に痛がってる感じ。(うぷぷ♡)
新公のポーリーンは、100期生の羽織夕夏ちゃん。
わざとらしい演技が、実にキュートで面白くて。
その後、マクシミリアン邸のパーティに潜入したカズノは、歌手としてステージに立つポーリーンと再会。
ここで、ポーリーンが熱烈アタック開始。
本公演の100倍位、カズノにガンガン迫ります、ポーリーンさん。
カズノの首に腕を回そうとしたり、抱きつこうとしたり。
そのたび、カズノがそっとポーリーンの手を持って外すんですが、ポーリーン全く負けてません。
ここに、本科(羽織)と予科(縣)の力関係が…?
それは、さすがにないか。
カズノは涼しげ、且つにこやかに対応してましたが、内心の狼狽も見え隠れ。
ポーリーンは全くへこたれず、ひっつき虫フルスロットル。
カズノとポーリーンの攻防戦…!めちゃくちゃ面白かったです!
カズノ&ポーリーンのアングル版DVDを出してくれたら購入したい…!(本気)
東京の新人公演では、どうなるのかな?
すごく気になります、カズノとポーリーンのせめぎ合い。
宝塚では、ポーリーンかなり押し勝ってましたよ。
もちろん話の流れ上、カズノはハリエットを身を挺して守りに駆けつけるため、ポーリーンは放置されちゃいますが。
でも、ナイス・ファイトでした。
縣カズノ、東京ではポーリーンを上手くあしらえるのでしょうか?
それとも、羽織ポーリーンが更にパワーアップするのか?!
場面が前後しますが、カズノが電話する場面。
下手の暗闇から、ふいに登場します。
彩風カズノは、ふっと歩いて現れます。
縣カズノは……横っ飛びジャンプして現れたように見えたんですが、私の見間違いでしょうか?
そんな風な、ふとした違いが面白いなと。
例えば、彩風カズノは朝、グリーン・スムージーを飲み、グラノーラを流し込むかなって風情。
縣カズノは卵、ウィンナー、パン、牛乳などなど、朝からがっつり食べてる感じがします。
二人とも長身でスッとしてるし、カズノも涼しげな造形ですが、なんとなく。
あ、そうそう!
これまた、前の方に戻りますが、ジムとケイレブが調査に向かうにあたり、カズノは待機を言い渡される場面。
「わかった」と手を上げながら、せり下がっていくカズノ。
耳がたれてる犬っぽくて可愛いです。
本役の咲ちゃんも、新公の縣くんも、どちらも超可愛い。
カズノはあまり感情を出さないのに、ここでは置いてけぼり感満載。
なんとも淋しそうで、本気でさらいたい可愛さです。
ジムとのデュエットも、ジム役の真地佑果さんがお上手なのもあり、縣くんも落ち着いて歌っていました。
お二人とも声質が良いし、音程もしっかり。
安定したデュエットでした。
真地さんが受けとめて下さったおかげは、大きいと思います。
ありがとうございました。
(どんな立ち位置なん、わたし?)
(ちさとの母ポジション)
(本当のお母様、勝手に申し訳ありません…)
縣カズノは本当に、とてもかっこよくてね…。
ドキドキしすぎて、明け方まで目が冴えてしまって。
夢を見てたのかな?……と、振り返ると、なんだか現実感が希薄で。
朝露のきらめきにも似た、一瞬のまぼろし。
わたしが見たものは、そういうものだったのかな……と。
宝塚は夢の世界なんだな……。
そう、あらためて実感しています。
ビジュアル・モンスター(First Photo Book 柚香光)
11月2日は、マリー・アントワネットの誕生日。
おそらく世界一アントワネット様を好きな国民だと思います、日本人。
そして、おそらく世界一アントワネット様を再現してきた場所が、宝塚だと思います。
さて、宝塚といえば兵庫県。
先日、兵庫県の鉄道線路に迷い込んだ小動物は、鹿さんだったそうです。
そうか。
鹿さんか。
バンビちゃんか。
みりたんじゃなくて、れいちゃんだったのね。
「なんで鹿やと、柚香光やねん?」
…と疑問に思われた方は、ぜひ『First Photo Book 柚香光』をご覧下さい。
「自分を動物に例えるなら?」との質問に「バンビ」と答えてますから。
れいちゃんご自身が。
(バンビに加え、さらに2種類の動物を選ばれてます)
さて、『First Photo Book 柚香光』…ご覧になられましたか?
「す、すご……れいちゃん……すご…!!」
柚香光のビジュアル・パワーに圧倒されました。
和装姿は、ゲームの世界の人みたいで、むしろ近未来的。
正装し、花娘カルテットを侍らかす……んだけど、襟元がだらしなく開いてて。
このだらしなさが艶っぽい。
花野じゅりあ、仙名彩世といった美しいお姉様方をフィーチャーしつつ。
乙羽映見、春妃うらら、といった可愛子ちゃんを配するという。
すげーな、れいちゃん。
花娘ハーレム……じゃん?!
近々、トップさんの嫁になる方まで。
すげーな、れいちゃん。
そして、Z-BOY(ザック)
明日海さん以外で、こんだけ似合うのは、れいちゃん…しかいない、でしょうなぁ。
すごいね、れいちゃん。
なんかもう、語彙が……小学生になってます、わたし。
そして、ルドルフ。
みりお様もルドルフの扮装をされました、Personal Photo Book(2010年)で。
エリザベートのルドルフを。
れいちゃんは『うたかたの恋』のルドルフ。
白軍服、似合いますね。
舞空瞳ちゃんがお相手役。
初々しく可憐なマリーです。
そしてやな……一番の超ストライク企画は、こちらでしょう。
『光とまどかのスクールライフ』!!
宙組から星風まどかちゃんを招聘し、可愛い高校生カップル誕生。
もうね、このページを見た瞬間、「なんじゃ、こりゃあぁあぁぁ〜〜?!」
れいちゃん、ナチュラルに……ナチュラルに男子高校生!
しかも、めっちゃイケメン!
少しやんちゃそうな、超かっこいい男子高校生!
ウォータークーラーに寄り添って、こんなかっこいい男子高校生って、れいちゃんしかいません。
そんな彼氏を、うふふ大好き♡目線でみつめるまどかちゃん。
まどかちゃんはファンの代弁者ですね、好き好き目線が素晴らしい。
まどかちゃんが、また可愛くて。
れいちゃんとまどかちゃん、可愛いカップルですなぁ。
柚香光の回し者ではありませんが、インパクトが強い写真の数々でした。
対談相手は、女優の門倉麦。
中学時代、同じバレエ教室に通っていたそうです。
学生時代の思い出を語り合うお二人。
文字を追ううちに、回想の中のれいちゃんと麦ちゃんの姿が浮かび上がってきました。
……実に見応え・読み応えのある Photo Book でした。
これ、かなり危険。
これ、かなりクラクラします。
特に、高校生カップルの瑞々しさたるや……!
スカステさん、お願いします!
柚香光&星風まどかのカップルで、ショートムービー製作して下さい…!
明日海ザック VS 柚香ザックの対決企画を打ち立てて下さい…!
一人称「僕」キャラ、タラシ対決!……とか。
たらす相手は男バージョン、女バージョンに分けて。
18禁企画になっちゃうかしら…?!
目の保養をしながら、夢と妄想を広げられる『First Photo Book 柚香光』
もしかしたら、買っちゃうかもしれません。
(立ち読みやったんかーーーい?!)
(……す、すみませ……)
(荷物が多すぎて……)
(次にキャトルへ行ったら、罠に落ちる…かと…)
『アーサー王伝説』で魅せた!新生月組のチカラ
先日(11月3日)、月組『アーサー王伝説』を観てきました。
(大阪梅田・シアタードラマシティ)
オペラ要らずのお席で、がっつり舞台全体を堪能できました。
強運の持ち主・Anneさん、お声掛けありがとうございました。
『アーサー王伝説』は観てきた人、観てきた人、絶賛。
ALICEちゃんも日記で絶賛してらしたし。
文京シビックで観劇した明日海Love友さんも、メールで褒めて下さったし。
つい先日、観劇直後の明日海Love友・yufufuさんとお会いしました。
私が未見という事で、具体的な感想を控えて下さいましたが……これは語りたかった事でしょう。
ありがとう & ごめんなさい。
月組の『アーサー王伝説』、すごいよ。
すっっっごく良かったよ。
しみじみと、ものすごくええもん観た…と感じました。
アーサー王役の珠城りょうさん。
トップスター・プレお披露目おめでとうございます。
愚直なまでに誠実なアーサーは、りょう君にハマってました。
愚かなほど、まっすぐな心根。
器の大きさ。
今春、全国ツアー「激情/アパショナード」で観てた事も関係するのかな?
組の顔としての真ん中感も、愛希れいかとのコンビネーションも、練れたしっくり感があります。
初めて、生の宝塚を観たときの感覚を思い出しました。
その時も、月組だったんですが。
トップコンビはじめ、出演者がのびのび、イキイキと役を生きてる感じ。
舞台全体の勢いがあるのに、統率感がある。
そして、歌が上手くてダイナミックに踊り、敵役(?)でもある娘役。
それが、実は2番手男役だという事まで一致。
その時、娘役を演じた2番手・涼風真世。
涼風真世に憧れて宝塚を目指した、現男役2番手・美弥るりか。
観ててなんだか、とても感慨深いです…。
スターさんに憧れた少女がやがて舞台に立ち、誰かの憧れの的となっていく。
この先もきっと、そんな憧れとトキメキが連綿と続いていくんですね。
モーガンは魔女ですが、哀しい過去を背負っています。
グィネヴィアと並び、アーサーの「ファム・ファタル(運命の女)」と言えましょう。
モーガン登場時、まず声の美しさと張りに驚きました。
姿を現したモーガン。
女装感もなく、妖艶な美女がそこに。
しかも、妖しさの中に魔女感が含まれてましたよ。
さすが美弥ちゃん。
美弥ちゃんの存在感・実力を改めて感じながら、
「これほど力がある人が支えてくれてるんだ…」と。
もう本当に有難くて。
カーテンコールでは、たまちゃんに向けてニコーッ!と特大の笑みを向けてくれて。
美弥ちゃんには本当に…感謝しかありません…。
(立ち位置、珠城ファン)
全国ツアーを観劇した美弥ちゃんが
「珠城と愛希のパワーのぶつかり合い、それが前に出てくる感じが凄い」
と褒めて下さいましたが、今回も凄いよ。
珠城と愛希はじめ、月組生全員すごかったよ!
誰が何をしても上手いし、迫力あるし、でも好き勝手せず、まとまってるし。
一人一人のクオリティが高く、それが統率されてるから、すごい。
そして、とても美しい。
容姿や立ち姿はもちろん、歌もダンスも、劇場全体に広がる空気も。
脚本も、ある意味タカラヅカっぼくなくて。
「タカラヅカ的に大丈夫なんやろか…?」
と、ちと気を揉みました。
でも、作品としては超アリだと思います。
落とし所として、ある面では極めてタカラヅカ的。
(こういうエンディングが可能なトップコンビって、ある意味、異色なんだろうけど)
そして、それをタカラヅカとして成立させる事が可能なのは、今なら月組しかないと思いました。
珠城りょうと愛希れいかのコンビだから成立した気がします。
他組のトップコンビだったら、
「えぇえぇぇ、そんなんアリーー?!」
と混乱する気持ちが大きかったかもしれません。
これは多分、「珠城りょう」と「愛希れいか」という個性が必要だったろうと思います。
「珠城りょう」と「アーサー」の絶妙なマッチング。
娘役という枠を超えた存在感と実力を持つ「愛希れいか」
途中、アーサーより、ランスロット(朝美絢)の方が、タカラヅカ的ヒーロー立ち位置に見えて。
えっ、いいの?
これでいいの??
タカラヅカ的にいいんですかーーー??
……と気を揉みましたが、心配無用。
ちゃんと回収されました……というか。
人間としての懐の深さを、しかと描写してくれました。
真の王、真のリーダーの資質。
真の男らしさ。
それらを見事に表現してくれました。
本当にね……本当に良いものを観たなぁ……と。
なんだか……なんだか、初めて宝塚を観た時の感覚が蘇りました。
良い意味で、予想を裏切られた驚き。
目に入るもの、耳に触れるもの、何もかもが美しい。
大きく、深い充足感。
本当に素晴らしかった…。
月組はもともとチームワークに優れていましたが、さらにブラッシュアップしてます。
雰囲気がものすごく良くて、一人一人がのびのび力を出し切ってて。
それらを抱きとめる、珠城りょうの包容力。
そんな珠城さんを力一杯盛り立てる月組生たち。
ものすごく良い循環を感じました。
もうね、想像以上でした。
迷ってる方は、ぜひご覧になる事をお勧めします。
ほんまええもん観たなぁ…と感じる事まちがいなし。
トップさんは誰より歌う場面が多いから、歌唱力はやはり大事。
りょうくん、歌が上手くなってました。
某ALICEさんが先日、
「珠城さんは実力がある。歌も芝居も上手い」
と褒めてくれたんです。
……歌はちょっこり弱いと思うけど……ありがとうございます♡
…と思ってたんですが、本当に上手かった。
いつのまにーーー??
特に中低音は、安定感抜群でした。
高音域はさらに上達の余地があるものの、稽古で伸ばせる領域なので、今後に期待できます。
低音域は、努力が反映する人と、努力の余地がない人に分かれるそうです。
身体の成り立ちが関係するから、難しいんですよね。
歌以外も、見どころ満載でした。
例えば、珠城りょう、愛希れいか達の人形振り。
以前から、ショーで人形振りを観る機会がありますが。
中でも、ちゃぴは抜群やね。
そして、佳城葵、紫門ゆりやのパントマイム。
もんのすごく見応えありました。
佳城くんは97期。
珠城さんがブリドリ(ミニ運動会)で招集した、月組97期生の一人。
スポットが当たる機会が少ない下級生に光を当てたい。
「こんなに魅力的な子もいるんだ」と知ってほしい。
そう、珠城さんが話していた事を思い出しました。
珠城さん、ほんまやね。
「いい役者さんだな」と思ったよ。
そしたら、97期生だったよ。
でも、今ならきっと、こう言うんやろ?
「でしょう? (ドヤ顔) もっともっと、いい子いますよ!」
あ〜もう、目に浮かぶよ、たまちゃん!
月組の子たちは、君にとって、いまや「私自身」とほぼイコールなんちゃう?
もんのすごいホーム感、ファミリー感を感じました。
(ゴッドファーザー珠城?!)
そういえば、カーテンコールで、珠城さんは嬉しそうに客席に向かって言いました。
「今日は宇月さんはじめ、月組のみんなが来てくれてます」
テヘッと笑って、
「私が個人的に嬉しくて……すみません」
と照れくさそうに謝ってました。
(科白はニュアンスです、あしからず)
いやいや、私達も嬉しかったよ、りょうくん。
りょうくんが喜んでる姿に嬉しくなったり。
月組生フォルスタッフ組の皆さんとご一緒に観劇できたことも嬉しかったり。
そういえば、カフェブレイクで「ノブナガで好きなシーンは?」と尋かれ、宇月さんのシーンを答えた珠城さん。
宇月颯さん、美弥るりかさん、千海華蘭さんなどなど、上級生大好きだよね、りょうくん。
トップになっても、上級生がたくさんいる状況ですが、皆さんに頼ったり、甘えたりしつつ、いい感じに伸びやか。
月組生で創る舞台が楽しくて仕方ない!感じが、よくよくよ〜く伝わってきます。
月組の仲間に支えられている事を心から喜んでいる珠城さん。
全力で珠城さんを支える月組生たち。
本当に良い空気が流れてます。
月組……ホントすごい。
すごく良い。
やばい!
大好き!!
月組の舞台、大好きだーーー!!
感想が長すぎて終わらないので、強制終了。
本当に素晴らしいものを観てしまったわ……。
役者の魅力を引き出してくれる作品。
作品世界に呼応できる役者陣。
そんな作品と出会い、現メンバーで臨めたこと。
本当に良かったね、りょうくん。
本当におめでとう、りょうくん。
珠城りょう『アーサー王伝説』お茶会 & 雪組ケイレブ・ハント宝塚千秋楽
昨日11月7日(月)は雪組『私立探偵ケイレブ・ハント』宝塚千秋楽。
雪組の皆さま、お疲れ様でございました。
ちさとちゃん(縣千)、トレバー役(本公演)可愛かったよ♡
カズノ役(お公演)はかっこよくて、惚れ直しました。
ちさと君にときめく日が来ようとは……来ようとは……。
まだ大分先だと思ってたのに、意外と早かった。
東京公演で、ますます磨きをかけていくんでしょうね。
本公演も、新人公演も。
ちさと、おきばりやす。
さらに遡って、一昨日11月6日(日)は珠城りょう君のお茶会でした。
りょう君の月組トップスター就任プレお披露目お茶会。
これは、行かずばなるまいよ…!
6日の観劇チケットとお茶会取次は、たま嫁のお世話になりました。
これまた観やすいお席。
前回とは異なるアングルから、舞台を堪能させて頂きました。
『アーサー王伝説』は、Anneさんと たま嫁におんぶに抱っこでした。
本当にありがとうございました。
舞台の感想は、かなり書き漏らしがあります…ので、追加です。
★輝月ゆうま(メリアグランス)
ロミジュリに例えると、ティボルトみたいな人?
輝月くん、ハマり役でした。
上背があるダイナミックな剣技やダンス、迫力あります。
★輝月ゆうま & 美弥るりか(魔女モーガン)
輝月くんと美弥ちゃんのデュエットダンスは凄かった!
二人の身体能力の高さの成せる業ですね。
軽々と美弥ちゃんを背中に乗せて、クルクル回すんだもの。
あんなリフトあり?!
輝月くんの背中から、ふわりと降りる美弥ちゃん。
魔女というより妖精でした。
★千海華蘭(魔法使いマーリン)
華蘭ちゃんは可愛いイメージですが、マーリン役は老け役。
それが、マーリンってば。
ややもすると、華蘭ちゃんだという事を忘れそうでした。
華蘭ちゃんは芝居功者ですが、今回まったくの別人になり切ってました。
もうね……見事としか言いようがありません。
★朝美絢(湖の騎士ランスロット)
龍真咲さん去りし月組で、最もキラキラしてる美少年あーさ。
声が低くて、素敵でした……♡
あーさの演技は、誠実さと落ち着きを感じました。
本作は、ダブルヒーローと言える面があります。
あーさは紛れもなく、ヒーローの品格を備えていました。
★紫門ゆりや(ガウェイン)
宝塚でロイヤルといえば、東の横綱・紫門さん。
(西の横綱は、宙組の澄輝さやと)
気品と優美さを湛えた、円卓の騎士。
パントマイムもさりげなくお上手でした。
★貴千碧(ウリエン)
紫門さんと対照的に、ワイルドな味わいの円卓の騎士。
紫門さんと共に、誰より近くでアーサーを補佐。
ワイルドと誠実さの絶妙な味わいが滲み出てます。
今にも EXILEに入れそうな貴千先輩、キャメロットに踏みとどまって下さって、ありがとうございます。
月組は本当にすごいね…。
書き切れないけど、本当に下級生に至るまで、上手くて、伸び伸びしつつ、まとまってて。
ダンスも、コーラスも、芝居も。
独特な世界観を創り上げていました。
そんな月組を率いる、若きリーダー・珠城りょう。
アーサーと珠城さんが、ナチュラルに重なって見えました。
王者の風格と孤高。
そして、大きな包容力。
りょう君が、作品の魅力を引き出して。
作品が、りょう君を魅力的に見せる。
舞台と演者の間に、幸福な相互作用が生まれていました。
来年5月の博多座には『アーサー王伝説』を持っていっても良かったのでは…と思ったり。
さて、珠城りょうお茶会ですが。
具体的なお話の内容は、ネット禁止との事。
ふんわりお伝えしますと、「りょう君、めっちゃかっこよかった」
これに尽きる。
私が珠城茶に参加したのは、ここ2年位ですが、どんどんイメージが変化してきました。
最初は「たくさんお話ししてくれる、素朴で真面目な人だな」
それが「ファンに対しては意外と俺様な面もあって、男前」
そして「……え? ちょ……やだ。 母性本能くすぐっちゃう?」
結構いろんな面を見せてくれます、珠城りょう君。
そんなりょう君を見て、きゅんきゅんしたり。
笑い転げたり、ときめいたり。
そして、胸がしめつけられました。
……いじらしい……(涙)
りょう君をますます応援しよう、と思いました。
「具体的な事はNG」に引っ掛かるかもしれませんが、これだけ書かせて下さい。
握手した手が、とても柔らかくて。
目を見ながら、「ありがとうございます」とイケメンボイス付きで。
きゅっと、しっかり握って下さいました。
あんなにしっかり握って下さるジェンヌさんは、珠城さんが初めてかも。
感激しました…♡
それから、もうひとついいですか?(誰に尋いてるの)
ゲームコーナーは、珠城さんがクイズに応えるんですよ。
それを、我々が「OKか、却下か」ジャッジするという形式。
これは新しかった。
しかも面白かった。
……というか、珠城さんがめちゃくちゃカッコよかった。
こんなにかっこよくクイズに応える人いる?!
そう、「回答」というより「応ずる」感じでした。
4問全てパーフェクトに応えてくれました。
特にラスト問題に対する回答は、考える姿から華麗な回答まで、ときめきました。
王子様ですね……さすがタカラジェンヌ。
入場も、我々がコーラスで迎えたら、それを受け、ソロ部分を歌い継いで下さったり。
(これ、NGでしょうか?)
短い時間ながら、じっくり練り上げられ、洗練された、満足度の高いお茶会でした。
スタッフの皆さま、ありがとうございました。
珠城会さま、私の感想レポートの描写がNGでしたら、お知らせ下さい。
(果たして、珠城会のスタッフ様がご覧になられてるか、そこが問題ですが…)
明日は『アーサー王伝説』千秋楽です。
月組生の皆さん。
スタッフの皆さん。
月組ファンの皆さん。
素晴らしい一日となりますように。