まだ宝塚にいます。
テラスでブログ更新して、キャトルでDVD観たり、書籍を見たり。
レビュー本、ウハウハしました♡
…しかし、キャトルは梅田店を愛顧してるので、購入は梅田まで我慢。
テープの留め方とか、ちょっとした配慮が嬉しい梅田店。
秘かに応援しています。
どうせなら、梅田店の売上に貢献しようと。
ちなみに、名古屋店も同様の配慮がありました。
宝塚店は、私が買わなくても売上すごいだろうし。
…って、これ、この台詞。
今日出会った、下級生ファンの方も言うてはりました。
「宝塚との出会いは、明日海さんとの出会い」
おお!
それは素晴らしい出会いでしたな!
「最初に、明日海さんの美しい声と姿にハートを奪われました」
そうでしょう、そうでしょう。
お姿と声に加え、心もお美しいんですよ♡
「…だけど、明日海さんは私でなくても、応援する人が沢山いると思って」
なるほど……。
なるほどね……。
ちゃんと縣千くんの話にも付いてきてくれました。
彼女 「バウ観に行くんですか? 彩みちるちゃん、よろしく! 好きなんです♡」
私 「縣千くんが出ていない時は、みちるちゃん観ますね♡」
彼女 「縣千くん、かっこいいですね〜! 美しいし。 CSで観た蒼紫すてきでした♡」
私 「みちるちゃんの神谷薫も可愛かったですね」
話の内容が、本公演じゃなくて新人公演。
しかも、雪組と花組の。
なにこれ、ありがとう神様、出会いに感謝…!
月組の当日券の行列に並びながら、何してんだかな。
ちなみに、ドイツから来られた方でした。
おお……ドイチェランド…!!
思わずエリザベートの話もしちゃったよ。
(シシィの出身地は、現在ドイツ領)
『大泥棒ホッツェンブロッツ』
『点子ちゃんとアントン』
『二人のロッテ』
『アルプスの少女ハイジ』
…などなど、ドイツの児童文学について触れたら、日本人が知ってる事を喜んでくれました。
「はっはっは、我々は元・同盟国じゃないですか」
いつの時代の話だよ、と思いつつ振りましたが、同意してくれました。
歴史認識オッケーです。
長身で若くて綺麗なドイツ人が、日本人が演じるゲルマン民族(※)に「美しい、かっこいい」とときめいてくれるなんて。
なんとも感慨深いです…。
※ 例えば『銀英伝』の帝国軍は名前がドイツ系で、つまりゲルマン系だなと。
『エリザベート』『うたかたの恋』は言わずもがな。
どれも観ておいででしたよ…!(DVD & CS の成果な…)
今までも、当日券に並ぶたび、たまたま欧米系の方と前後になり、お話しさせて頂きましたが、なんかね……感慨深いです。
日本人は長らく、西洋に憧れと劣等感を抱いてきました。
そんな歴史的背景も含めて。
私は初対面の方にも、かなり気軽に話しかける方でして。
外国の方には、日本でなら、まず日本語で話しかけます。
ダメなら英語(ただし、中学生レベル)
それもダメなら、ジェスチャーや、絵を描いたり。
第二外国語はドイツ語でしたが、ほぼ忘れました…。
なので、ドイツ人にこそ「ドイツ語を少し勉強した」と決して言いません。
(言ったら最後、ドイツ語しか話してもらえなくなった事が…)
とりあえず、「いつでも明日海さんに戻ってきて下さい」と伝えておきました。
みりりんを、あの美しくも凛々しい男役姿を観られるのは、今だけなのよー?!
初恋の人がまだ現役だと、明日も明後日も…来年も、再来年も観られるような安心感があるのかもしれませんね。
最近、明日海ファンにしみじみ言われるんです。
「いいね、縣くんはまだまだこれからで……」
「切ないよ……トップのファンって…」
ちょ、ちょっと待って…?
私も明日海ファン…!
立ち位置、そっちだから…!(あわあわあわ)
……でも確かに、下級生ファンでもありますね。
それは否定しません。
トップと、ほぼ最下級生か…。
対照的ですね。
(ドンジュアンでは101期生が最下でした)
朝夏さんはもちろん、珠城さんもトップになるから、本当に私、トップばかりになりますね、注目してる方が。
これから、次々と見送ることを考えると、千ちゃんが頼り…なのね…。
腑抜けた私を支えてくれるのは、千ちゃん…しかいない…。
でも、本当に……明日海さん去りし宝塚を想像すると、耐えられたものではありません。
どうやって生きていけば……?
……ちょっと真剣に泣きそうなので、話題を変えよう。
さて、フルールで一息ついてます。
気になっていた公演デザート(宝塚大劇場版)ポルトガル風(ケジャト)チーズケーキ。
シナモンたっぷりの、ベイクドチーズケーキ。
食べてみたら、予想より美味しかったです。
ベイクドチーズといいながら、生地が半生っぽくて、しっとり濃厚。
シナモンが程よいスパイスとなり、チーズのクセを緩和。
同時に、チーズがシナモンのクセを和らげて。
相乗効果を上げていました。
オススメですが、今日がラストですね。
うぅむ、ちと遅かったか。
以前、奈良だったかな?…で再現した「蘇」を食べた事がありますが、少し似てました。
「蘇」は、飛鳥時代のチーズみたいな食物…でしょうか。
最近の公演デザート、私のツボにハマります、宝塚ホテルさん。
そう、大劇場の公演デザートは、宝塚ホテルさんオリジナル。
エリザベートでは、やはりアレですか?
エリザベートが愛して止まなかったチョコレートケーキの王様・ザッハートルテでしょうか?
すみれの花の砂糖漬けも、シシィの大好物でしたね。
すみれ……宝塚との縁の深さを感じます。
それでは、出待ちはせずに帰ります。
明日の仕事を考えて、たまには理性を総動員させまする…。
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Guten Tagな下級生ファンとの出会い & 公演デザート
月組トップスター龍真咲 退団セレモニー(宝塚大劇場)
うぅ……懺悔します。
総動員したはずの理性……ダメな子でした。
退団セレモニーも最後まで見届けました。
真咲さんは緑の袴姿で、真っ白なブーケを持って登場。
真咲会の方々が、10メートルはあろうかという「Forever MASAKI」と書かれた横断幕を持っておられました。
真咲会の方々が歌を歌われたのですが、二部合唱になってました。
すごい!
結構な長さがあるのに、皆さんしっかり歌われてました。
真咲さんからは「要練習」といった意味のダメ出しが。
その後、「うそうそ」と照れくさそうに撤回。
「ありがとうございます」とファンに感謝を伝えてらっしゃいました。
報道陣や見物人にも、にこやかに手を振る真咲さん。
報道サイドのリクエストに応えて、カメラに向かって何度か静止ポーズを取っておられました。
白いオープンカーのロールスロイスに乗り込むと、歓声が。
シートベルトがなかなか締まらず、スタッフさんが懸命に取り組み、無事装着。
宝塚大劇場から旅立っていかれました。
その後、愛希れいかさん登場。
本日の御礼、東京公演への意気込みを話しながら、何度もぴょこぴょこお辞儀。
可愛かった…!
そうそう、楽屋入り前のパレードで、大きな旗を振ってた娘役は、ちゃぴでした。
その後、珠城りょう登場。
珠城会の前で何やらお話しした後、ロータリーへ移動。
報道陣や真咲会の方々の前で頭を下げ、車に乗り込んでいきました。
この、車に乗り込み方がリアル男子よりかっこよくてな…。
解散後、珠城会の友人の前で「こんな感じ」と再現してみせたよ。
再現率が超低いのに、喜んでくれる友人に感謝。
真咲さん、退団者の皆様、月組の皆様、それぞれの会の皆様、ギャラリーの皆様、お疲れ様でございました。
宝塚大劇場ご卒業おめでとうございました。
勘違い・見間違いなどありましたら、申し訳ありません。
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月組『グランドホテル』主要配役発表…男爵が主役版だ!
……ふふふ……。
……ふぉふぉふぉ……!
月組「グランドホテル」主な配役が発表されました。
フォン・ガイゲルン男爵(自称)が主役バージョンなんですね。
つまり、元々のハリウッド・バージョンに戻すのか…!
グランドホテルは群像劇なので、誰にスポットを当てる事も可能といえば可能。
ですが、ハリウッド映画版は、自称・男爵がメインだったかと思います。
自称・男爵は、怪しい人物ですからね…。
泥棒さんですからね…。
だからでしょうか、かつて宝塚版(涼風真世主演)では、元経理マン(クリンゲライン)に主役をシフト。
珠城りょうで再演するにあたり、よりオリジナル(ハリウッド映画)に近いと嬉しいなぁ…と思ってました。
フォン・ガイゲルン男爵は、何だかんだ言っても作品のキーマン。
彼が、主要人物達を何らかの形で繋げていきますし。
男爵は自称ながら、言動や物腰は紳士的。
また、不思議と憎めないキャラクターです。
(やってる事は、コソ泥だけど)
りょう君の持ち味・どっしり落ち着き感や、生真面目な性格から、元経理マンも充分イケる、むしろハマるかもしれません。
でも、だからこそ、ダメ男くさくエセっぽい男爵を、りょう君に演じてほしい。
演じようによっては、ミステリアスで魅力的とも言える人物ですしね。
全国ツアーで、予想以上に真ん中が似合い、華やかオーラを放った珠城りょう。
珠城りょうは朝夏まなと同様、真ん中に立つや、驚くほど輝きを放ち始めるタイプだと思われます。
さらに役の幅を広げ、いろんな顔を見せてほしいです。
愛希れいかがバレリーナ(グルシンスカヤ/グレタ・ガルボ)を演じる事も楽しみ。
のびやかな肢体と抜群の身体能力を誇るちゃぴ。
宝塚でグレタ・ガルボを体現できる役者がいるとすれば、それは鳳月杏だと思います。
ジャッキーを演じる姿は、ガルボとモンローが混在したかのような魅力に溢れてるよね。
グラマラスでセクシーな、クールビューティ。
ガルボとちゃぴは、イメージがかなりかけ離れています。
ちゃぴは可憐で清楚ですものね。
…が、今のちゃぴなら、見事にやりおおせる予感しかしません。
昨日見た、薄緑のワンピース姿のちゃぴ。
真咲会の方々に何度も頭を下げ、懸命にお話しするちゃぴ……可愛すぎた。
去年の『1789』千秋楽、真咲会の皆さんに同じように頭を下げ、ご挨拶していた姿を思い出しました。
……ん?
月組の千秋楽、意外と来てるのね、わたし。
宝塚大劇場の千秋楽は月曜だから、行きづらいんですが。
それでも、花組は絶対に行く!…と決めてます。
月組も、来てたんだなぁ。
『1789』千秋楽は、初舞台生口上のメンバーの一人に縣千がいたから。
行くでしょ、息子の晴れ姿。
(千ちゃんに対する本気度の高さよ…)
昨日は、真咲さんのお見送りが目的です。
あと、明日海さんの退団に向けての予習です。
こうして少しずつ、覚悟を固めていこうと……。
真咲会はじめ、いろんな会の方々が、千秋楽公演がスタートするかしないかって早くから、炎天下で準備されててね…。
誰より公演をご覧になりたいであろう真咲会の方々が、公演をご覧にならず、働いておられる姿に…胸が締め付けられました。
真咲会の皆さま、他の月組生の会員の皆さま、本当にお疲れ様でした。
グランドホテルに話を戻します。
朝美絢と暁千星が、役替わり。
宝塚版初演で、天海祐希さんが演じた役ですね。
早乙女わかばと海乃美月も、役替わり。
速記者・フレムヒェン役。(宝塚では、フラムシェンという読み採用なのね)
わかばちゃん、くらげちゃんの役は、1789でのオランプ的な役ですね。
もう一人のヒロイン格。
涼風真世版では、トップ娘役・麻乃佳世がフラムシェン(フレムヒェン)を演じました。
そして、クリンゲラインを美弥るりかが演じます。
美弥ちゃん、憧れの涼風さんと同じ役を演じるんですね。
良かったね、美弥ちゃん…!
珠城LoveのMちゃん、配役発表のお知らせ、ありがとうございました。
昨日は退団セレモニーのサポート、お疲れ様でした。
今日は私、バテバテです…。
でも、書かずにいられず……。
珠城さんと涼風さんに関する事だから……でしょうか。
長男(珠城)と、初恋の君(涼風)だから。
要するに、好きってことか。
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夏バテ…かな? 明日海ロス…かな(汗)
毎年夏は弱るのに、またもや調子に乗りすぎました…。
ブログのペースも落とした方が良さそうだな…と感じております。
書く事は好きですが、本職でない以上、優先順位を下げざるを得ないでしょう…。
「ときめきを基準にして、廃棄と保管を決めましょう」
と提唱された近藤まりえさん。
彼女なら、また異なる提案をされそうですが。
トキメキの宝庫について、わんわん吠えてるブログだから…。
真咲さんをお見送りできた事は良かったのです……が。
やはり体調について考えないとダメですね。
なんで私は、のど元過ぎれば熱さ忘れるんだ~~??
懲りなさすぎる…!
病気で多少の後遺症を残して下さったのは、神様の思し召しなのに、懲りなさすぎる。
パッと見はわからない後遺症だし、私自身それ込みで鍛えてるし。
主治医さえ「後遺症残らないなんて奇跡!」と言うほど、わからんそうな。
「ありますよ…先生…」
「えっ、どこどこ?」
……みたいな。
見た目はわからないし。
私自身もうこれで通常モードだし。
ありがたいことです。(なむなむ)
今回のバテバテも、神様からのお叱りと受けとめます…。
長時間、炎天下の場所取りに励んだ珠城会はじめ、お手伝いされた様々な会の皆さまに比べたら、私は何もしてません。
なのに…このていたらく…(よろよろよろ)
炎天下での退団バレードの為の準備。
真咲会のTシャツを着て働いてらした、他会スタッフさんもいらしたとか。
そうかぁ……そうだったんですね。
なんだか、ますます泣けます……。
ヨロヨロしてる場合じゃないよ、私。
確かにね…仕事してると、アドレナリンが放出されるらしく… けっこう元気になりますが。
シャキーンとしたり、愛想よくなったり。か
笑顔と張りのある声が、ワンセット。
仕事中の私は、ちょっと別人かも…。
体調が悪いときほど落差が激しいので…多重人格に思えるさ…。
那須雪絵のコメディ漫画『ここはグリーンウッド』 に登場するアイドル歌手・新田美恵子を思い出します。
新田美恵子は、普段ギリギリ生きてるゾンビ。
超ローテンションで、半分死にかけ。
ところが、眩ゆいスポットライトを浴びるや一転、スーパー元気に。
ライブの舞台袖では息も絶え絶えなのに、アンコールの幕が上がるや「HEY!」と腕を突き上げ、軽やかに駆けていく新田美恵子…。
読んだのはすっごく昔なのに、妙に記憶鮮明。
新田美恵子より、さらに記憶に残ってるのは手塚忍(生徒会長)と池田光流(寮長)ですが。
どれも主人公ではありません。
主人公の蓮川一也くんは「地味で存在感が薄い」という元祖・黒子哲也(黒子のバスケ)なので。
仕事が、私にとっての照明かもしれません…。
職場が、私の舞台か…。
そうか……。
スカちゃんや黒子っちより地味で薄い私ですが、踏ん張っていこう…。
すべては、明日海さんの舞台を万全の状態で観るために。
学習するんだ、私…!(←体調管理を)
誘惑が多い宝塚。
みりお様に首根っこをしっかり掴まれたい、今日この頃です。
みりお様、はやく宝塚へ帰ってきて~~~。
こちらにいらっしゃっても、浮気する時はしますが…。(おぉい)
浮気するのも、明日海りお様という、超強力な本命あったればこそ。
みりお様がいらっしゃらなければ、宝塚熱そのものが冷めるかもしれません。
……前科者だしな、私……。
ユリちゃん(天海祐希)と共に去りぬ…的な… 。
珠城りょう君も、トップ就任目前の現在。
明日海さん、朝夏さん、珠城さん… と数年以内に見送る事になるのでしょう。
縣千がどこまで育ち、私を引き留めてくれるかが鍵ですね…。
期待してます、101期生。
まずは日々、明日海さんのお茶会や舞台アドリブを、メールやブログで拝読して、パ ワーチャージしています。
「可愛いすぎる〜♡♡♡」と評判の、お茶会での明日海さん…… 目に浮かぶようです…!
「かっこ可愛すぎる」と悶絶する方が続出の明日海ビルも…♡
明日海Love友さん達、「本命は他だけど明日海さんも好きよ」友さん達、「あまり興味ないけど、はい」友さん、いつもお世話になっております 。
明日海さんの舞台やお茶会の報告、本当にありがとうございます。
美味しそうな餌の数々に、ヨダレをだらだら流しております。
縣さん目撃情報も、ありがとうございます。
こちらも「千ちゃんもLove♡」な方から「知ってるだけ」まで。
「見かけた」と聞いただけでも「元気でいるのね、ちさと…」 と母は安心いたします。
(誰が母親なんだい?)
そして、縣千だと見分けがついてる事に、実はちょっと驚きと感激が … 。
私はよほど興味がある人以外は
「わぁ、ジェンヌさんだ~、綺麗だな~ 」
…と、あまり個体識別できてません…。
その代わり、気になる人はビンビン反応…。
誰でもそうかな。
それにしても、明日海さんと縣さんって、見た目や印象が全く違いますね。
かたや、永遠のフェアリー。(年齢不詳)
かたや、最初から研10。(ある意味、年齢不詳)
でも、意外と共通点があるかもしれません。
ASUMI RIO
AGATA SEN
アルファベットで並べると、文字数が同じですね。
とりあえず、こんなところから。(おい)
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宙組『エリザベート』初日感想(宝塚)
宙組『エリザベート』宝塚大劇場初日、行ってまいりました。
今日で通算900回目の上演。
二重の意味で、おめでたいですね。
記念品もいただきました。
ありがとうございます。
ネタばれを含む感想なので、まだ知りたくない方は、ここでさようならです。
本日エリザベートを観劇できたのは、明日海Love友様(細雪シスターズ次女様&三女様)とそのお友達、そして某会様のおかげです。
皆様ほんとうに優しくて、良い方で……本当にありがとうございました。
関わられた方々がことごとく「悪いお席でごめんなさい…」と謝られるんですが、何を仰るこりすちゃん!(それは明日海さんか)
観たかった舞台を観る事ができる……それがすでに充分贅沢なことです。
それに私、B席大好きなんです、昔から。
群舞のフォーメーションが見渡せるし。
傾斜角度のおかげで前の人で見えにくい事もないし。
本当にありがとうございます。
……で、『エリザベート』ですが。
私ね……『エリザベート』を観て……初めて………泣きました。
宝塚の『エリザベート』はトートが主役ですが、やはりタイトルロールはものすごく重要ですね。
実咲凛音のエリザベート……素晴らしかったです。
少女時代から晩年までの経年変化を、動きや仕草、なにより「声」で見事に表現していました。
少女時代の愛らしくヤンチャなシシィは、身体を目一杯使って。
皇后になってからの気品と格調の高い歌声、台詞回し。
容貌の美しさも、実咲凛音の中で過去最高でしょう。
素晴らしいエリザベートが誕生しました。
実は私、ずーっと謎だった事があります。
それは、シシィが殺された途端、長らく拒否してたトートを受け容れたこと。
……あれ?
突然、愛しちゃったの?
……と「????」だったんです。
ところが、実咲さんのエリザベートを観て、瞬間的に理解できました。
死後の世界で、エリザベートは最初、茫然と佇んでいます。
そこへ背後から近寄るトート。
振り向いて、トートに気づいたシシィは穏やかな喜びを満面にたたえます。
そして、トートの胸に飛び込む…。
実咲シシィの表情で、一瞬にして謎が解けました。
数十年の歳月を経て、ずっと己を見守り続けてくれたトート。
その愛情の深さに、シシィは気づいた。
それまで、シシィにとってトートは死神……生ける者にとって敵対する存在。
恐れ、拒絶したり。
時には、安息を求めたいがゆえに求めてみたり。
でも、振り返れば、ずっとトートは己を見守り続けてくれた。
無理強いはせず、ただ、ひたすら見守る大いなる存在。
その包容力に気づき、心の琴線がかき鳴らされたんですね。
実咲さんの表情の変化に、そんな気持ちが溢れていて。
本当に一瞬にして、エリザベートの心が伝わってきて、疑問が氷解しました。
気がつけば、目を瞠ったまま、涙がダーダー。
しばらく泣いてた事にも気づかなかったというね…。
実咲凜音は、私にとって最高のシシィです。
トート(朝夏まなと)、フランツ・ヨーゼフ(真風涼帆)、ルキーニ(愛月ひかる)、ゾフィ(純矢ちとせ)、マダム・ヴォルフ(伶美うらら)、ルドルフ(桜木みなと)なども魅力的でした。
一人一人、じっくり語りたいくらい良かったです。
トート閣下の登場は神々しかった…!
暗い色のヘアだから、白磁の肌がさらに強調されて、たしかに神でした。
登場シーンでは、死神というより如来のような、白いイメージもありました。
トート閣下は腹の底から声を出してました。
最初の第一声、最初の歌から、子宮にビンビン響く声でした。
腹筋つかってる、腹式呼吸してる、と伝わる声の出し方です。
骨盤や腹筋の使い方が進化してる気がします、まぁ様。
声量がすごい。
そして、無駄に手足が長い。
色んなところで、無造作に足を投げ出すトート。
そのたびに「あし、なっが!!」とビジュアルにクラクラでしたわ。
ルキーニと二人で銀橋で並ぶと、無駄にスタイルの良い2人組だし。
フランツ・ヨーゼフと並ぶと、無駄に男前リアル男子だし。
ルドルフを背後から抱きすくめると、「ちょ、ちょっと…♡」だし。
ビジュアル破壊力にひれ伏します…。
フランツ・ヨーゼフは「若く美しい皇帝」と紹介されます。
うん、まさしく、その通り!
若く美しい皇帝だよ、ほんっと正確な日本語だな!
…とね、納得しまくりでした。
ゆりかさんは声が高めですが、それも若さと優しさを表現してましたね。
晩年はトーンを落とし、経年変化を表現されてました。
お歌は安定してたと思います。
ルキーニは、予想を超える好演でした。
声が高めですが、低く響かせようと努力した事が伺えました。
少し高めの声が、むしろルキーニのお調子者的な雰囲気にマッチ。
顔は黒く塗っても、隠し切れない男前。
ルキーニが写真撮影する「鳩が出ますよ」では、
「お、綺麗なお姉ちゃんを見つけた。 そこのメガネのお姉ちゃん、(今公演)最初の綺麗な人の撮影だよ」
とイジってました。
愛ちゃんのイジりは優しいですね。
チャラ男系ジェントルマン。
歌も努力の成果が出てます。
声もよく出て、音程も正確で、うわずったりもなく。
愛ちゃんルキーニ、期待を上回ってくれました。
マダム・ヴォルフも素敵でした。
伶美うららの美貌と芝居心が生かされて。
マダムうらら、歌も表現力豊かに歌い上げてました。
色っぽくて、肚に一物ある風情。
ゴージャスで、デンジャラス。
低音だとホント、問題なしだし、芝居っ気たっぷり。
私がフランツ・ヨーゼフなら、マデレーネよりマダム・ヴォルフを戴きたいかも。
なんちゃって。
ゾフィはね、もうね、素晴らしいって。
純矢ちとせ、歌も芝居もレベルが高い。
歌は、美穂圭子様に迫るレベルだと感じました。
ルドルフ、桜木みなと。
ルドルフって2幕にちょろっと出て来るだけですが、印象的ですね。
桜木ルドルフが登場した瞬間、空気が華やぎました。
ルドルフは、エリザベートという物語世界のお花ちゃんなんですね。
しっかり華を添えてくれましたぞ、桜木ルドルフ。
トートとの掛け合い『闇が広がる』は、大きな見せ場。
歌唱力が高く、動きが軽やかでキレがある朝夏まなと&桜木みなと。
見応えがない訳がない!
ワタシ的に、どの場面よりうっとり見入りました。
背後からすっぽり、ルドルフを抱きしめるのね、トートが。
トートの方が一回り大きいんですよね。
ここここれが、たまらなく絵になるんです……!
死神に「俺じゃダメか?」の取手君抱きされる皇太子。
素晴らしい構図ですね…!
『あすなろ白書』をご存知ない方、ごめんなさい。
「あすなろ抱き」で検索してみてね。
劇団さん、今の宙組でエリザベートを上演してくれて、ありがとうございます。
『エリザベート』は、エリザベート役がものすごく大切です。
実咲凜音でエリザベートが観られて、幸運でした。
また、今回のトートの衣裳は、色を研究してる気がします。
視覚効果を計算してるな…と感じました。
特にそれを感じたのは、 シシィが倒れ、トートが医者のふりしてやって来たシーン。
シシィ(緑)とトート(赤)の衣裳が補色関係にあり、対立がより鮮明に表現されていました。
もうね、いろんな側面から見応え・聴き応えがありました。
まだまだ語りたいのですが、ひとまずここで。
チェリオ!(←それはミーマイやろ?)
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宙組『エリザベート』初日補足分と2日目の感想(宝塚)
エリザベート感想の書き洩らし分です。
思い出した順に、ランダムに書き散らしますね。
ネタばれ有なので、知りたくない方はここでさようならです。
なお、22日(金)15時(初日)と23日(土)11時の観劇に基づきます。
ルドルフ役替りは、桜木みなと。
敢えて敬称を略して表記する箇所がありますが、ご了承願います。
また、台詞や挨拶の言葉はニュアンスです。
不正確かと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。
★歌の発音
朝夏まなとは英語を勉強していると、以前話していた記憶があります。
その効果か、歌唱指導の成果なのでしょうか?
歌うときの「語尾の発音」は。
「エリザベート」と歌う時、「エリザベー」と「T」が無声音になりがちだと思います。
ですが、朝夏さんは「T」もきちんと発音されています。
「ト」ではなく……「トゥ(吐息系)」という感じ。
はっきり発音せず、口腔内のタンギング(舌使い)で「T」の音を発しているかと。
外国語で歌ってるみたいな発音になってます。
はっきり発音すると、カタカナ発音になるし、無声音にするとおそらく譜面通りにならないでしょう。
例えば、「Apple」の発音。
Apple を「アップル」と言うのがカタカナ発音。
「エプゥ」だと、それっぽく聴こえるけど「L」の音を無視してる。
この場合、「L」の音は舌を使い、口腔内で発音処理するものと思われます。
…とエラソーに書いたものの、私も詳しくありません。
勘違いしてたら、ごめんなさい。
話を戻して、宙組さんの発音。
そういう発音処理を徹底してました、朝夏さん。
…で、23日改めて聴いてたら、真風涼帆はじめ、「エリザベート」と呼びかけながら歌う方は、「T」の発音…してました。
おそらく宙組生は、発音の仕方も細心の注意を払っていると思われます。
宙組はコーラスがとても美しく、言葉も鮮明に聴こえます。
発音を重視すると、台詞も聴き取りやすくなります。
「聴こえやすく、歌う・話す」
これは相手に対する敬意であり、愛情だと私は思います。
歌唱指導は受けてるでしょうけど、意識の高さが伺えました。
まさに、観客に対するグランデ・アモーレの表れでしょう。
★初日挨拶
すでにスカステニュースで流れたそうなので、印象に残った事を。
寿つかさ組長は、さすがの落ち着きっぷりでした。
初日である7月22日、宝塚上演900回を達成したこと。
記念品を劇場改札で配布するので、お持ち帰り下さい…と。
記念のポストカードが、こちらです。
「それでは、トップスター朝夏まなとよりご挨拶申し上げます」
すっしぃさんからバトンを渡された朝夏さん、
珍しくガッチガチ?
私は後方席だったので、見間違いかもしれませんが、終始、目も潤みがちだったような。
900回を「きゅうはっかい」と噛んで、言い直したり。
度重なるカーテンコールに「面白いこと言えなくて、すみません…」と謝ったり。
……かっ、かわ、…かわ、可愛い…!
まぁ様、なんですか、その母性本能くすぐり攻撃はーーー?!
あっ、いや!
確かに某こりすちゃんや、某熱血漢のご挨拶はおもしろいです。
でも、あれ、どちらも本人は大真面目なんで。
朝夏さんも、朝夏さんが話したい事を話して下されば充分です。
……自然体で、あんなに笑いを取る挨拶ができるって、確かに一種の天才かもしれませんが。
★少年ルドルフ
星風まどかの少年ルドルフ、可愛い美少年です。
こんな可愛い息子、私なら一緒に旅に連れていっちゃう。
各地を回る社会勉強よ、とか言って。
一般教養を教える家庭教師も連れて行けばいいじゃんね?
星風ルドルフは、綺麗なボーイソプラノを響かせてくれました。
少年ルドルフといえば、雪組初演版の安蘭けいの歌声があまりにも素晴らしくて、驚いたものです。
(映像であの迫力なら、生舞台はすごかったろうな)
まどかルドルフも高い歌唱力を誇りますが、よりマイルド。
そして、寄る辺のない不安、儚さ、透明感が滲み出ていました。
こんな可愛い息子、私なら放っておけないわ…!
★宙組のコーラス
宙組はコーラスが得意だそうですが、確かに。
『王家に捧ぐ歌』でも、重厚なコーラスを聴かせてくれました。
『エリザベート』では、更に上回ってきてます。
曲や場面によっては、透明感や儚さを感じさせます。
多数の声が重なりながら、音が一本の糸のように縒り合わさって。
タカラジェンヌは、独特のビブラートを効かせて歌う人が多いように見受けます。
ビブラートをかけると、確かに上手く聴こえるし、何より歌ってる本人が気持ち良いんです。
その代わり、常に音を震わせる発声がクセになりやすい。
このクセがつくと、ソロならまだしも、他の人と音を合わせる事が難しくなります。
つまり、コーラスに不向きになります。
いたずらに音を震わせて歌うクセがついてない人が多いのかもしれません、宙組は。
月組もそうじゃないかな。
月組は宙組に並び、コーラスが素晴らしいと思います。
月組は、真ん中に立つ人を盛り立て、敢えて個人や個性を殺す面があります。
(この月組の特性は、明日海Love友のM様も仰ってて、共感の嵐でした)
宙組は、野心や欲があまり感じられず、何事もおおらかに受け容れる特性があるように思います。
タイプは違いますが、我を主張せず、まわりと調和する能力に長けているんですね。
朝夏まなとという求心力のあるトップを得て、宙組のハーモニーがより魅力を増してきたと思います。
それでは、また色々思い出しましたらば。
そうそう、寿つかさ組長の妹さん(達つかさ)が初日に来場されてました。
私の見間違いでなければ…ですが。
すらりとした、たおやかな美人さんです。
それでは、グランデ・アモーレ♡
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アンドロギュヌス・朝夏トート(宙組エリザベート)
……さて。
まだまだ語ります、宙組2016年版『エリザベート』
文章的都合で、敢えて敬称を略す事がありますが、どうぞご寛恕を頂けますようお願い申し上げます。
本日のお題は『アンドロギュヌス・朝夏トート』
アンドロギュヌスは、両性具有という意味。
エリザベートのプログラムより、小池修一郎先生がトート像について、こう言及されています。
「原台本のトート(死)は、『現代のポップスターのように両性具有的である』と書かれている」
「デヴィッド・ボウイや、フレディ・マーキュリー等、ロックスターをイメージして想定されたのは明確」
「仮にボウイがトートを演じたとしても、仮装した男性に過ぎない」
「男役は性を超越し、かりそめの肉体で『男性の感受性』を演ずる三次元的存在」
「もし日本で、エリザベートを初演したのが宝塚以外だったなら、これほどの成功は収める事はなかっただろう」
そして、朝夏まなと演ずるトートを
「古典的でノーブルな死でははなく、時代を超えて存在するアンドロギュヌスとして、本来のトート像に近い」
朝夏さんのトートは衣裳も、風情も、確かにロックスターを彷彿とさせます。
アヴァンギャルドな空気感を漂わせていて。
登場人物群の中で一人、良い意味で浮いてるというか。
異彩を放っています。
同時に、シシィやルドルフと絡み、エルマーやジュラたち革命家や市民の中に混ざっても、違和感はありません。
不思議な存在感。
不穏なオーラ。
畏怖と憧れ。
惹きつけるチカラ。
これを言葉で表現するなら、『カリスマ』と言うのかもしれません。
今回のエリザベートのプログラムは、従来の宝塚歌劇のそれとは異質な表紙となっています。
従来のプログラムは、トップスターのアップまたはバストショット。
ですが、今回の『エリザベート』は全身のショット。
まるで、『Vogue』の表紙。
死神というより、スタイリッシュなスーパーモデルです。
薄墨色の世界に、黒いシースルーの長衣を羽織った朝夏まなとが佇む。
心持ちあごを上げ、こちらを見下ろすような。
どこか傲岸不遜な、それでいて放心したような。
誰かを見据えているような……何も見ていないような。
異次元に棲む、美しき異形。
小池先生と共同演出を務められた小柳奈穂子先生は、幻想的な世界を現出させるセンスをお持ちです。
朝夏さんもまた、自己プロデュース力が高い人。
朝夏まなとが体現するトートは「原点に回帰したトート」
それをより効果的に魅せるため、練りに練られたヴィジュアルであり、動きであり、発声なのでしょう。
今回、今までにない試みの一つが、ウィッグ。
銀髪ウェーブが、歴代トートに受け継がれてきました。
ところが、朝夏トートは暗い色のストレートヘア。
蒼白い肌が際立ち、背の高さがより強調されるような。
私は現時点で2回観て、2回ともB席なので、細かい質感は判断しかねますが、皮革っぽい衣裳が含まれてますよね。
確かにロック・テイストが感じられます。
朝夏さんは、単に目新しさを求め、今までにない髪型・髪色を選んだ訳ではないと思います。
己が演ずるトートが、より魅力的に映るよう、研究を重ねた末の選択でしょう。
銀髪より暗い髪色を、ウェーブよりストレートを選んだのは、成功だと思います。
全編、朝夏さんが(おそらく小柳先生とも相談しながら)こまやかにプランニングしたであろう事が窺えます。
(小池先生にも指導は仰いだでしょうけれど、細部については小柳先生が任せられていたと思われます。 推測ですが)
例えば、『最後のダンス』
朝夏トートは、基本的に譜面に忠実に歌っている様子が伺えます。
ただ、ところどころ、歌い終わりに少しニュアンスを加えていますね。
時として、噛みつくような。
あるいは、舌なめずりするような。
撥ねつけながら、妖艶に誘うトート。
高らかに「お前は俺のもの」と宣言します。
ドSですね。
私は好き…♡(←ドM…?)
例えば、名台詞「死ねばいい」
フランツ・ヨーゼフの浮気を知り、絶望するエリザベートに「死ねばいい」と言い放つトート。
これまた、冷たく突き放すような。
あるいは、一方的に宣告するような。
「死ねや、オラオラ」
鬼や……いえ、死神でした。
でもね……これは、プロポーズなんですよね、トートなりの。
分かりづらいけれど。
照れ屋さんなのかな?
甘え下手なのかな?
……いやいや。
不器用なんですね。
トート閣下……か、かわ…かわい…い…!
……おっと、失礼いたしました。
シシィに拒絶されるたび、涼やかな顔で撤退しますが、内心傷ついてるだろうなと…。
勝手に想像して、胸を痛めております…。
また、最初は恐れていたシシィが、ハンガリーの女王に君臨する頃には、自信満々だったりするもので。
朝夏トートは一貫して鉄仮面ですが、ある意味、一貫性があるんですよね。
最も表情に変化があったのは、シシィに恋をした瞬間だと思います。
以来、一途にシシィを追い求めます。
どんなに拒絶されても、いちいち動じず、すっと身を引く。
あ、言いたい事は言い放つけど。
「お前は俺のもの」とか、「死ねばいい(=俺の元へ来い)」とか。
そして、決して諦めない。
言ってる事は強引ですが、無理強いはしません。
恐ろしい存在のはずですが、この一途さ、紳士的な振る舞いは、見方を変えれば「理想の王子様」とも言えます。
何があっても必ず、ずっとずっと、私を見守ってくれる存在。
それは、エリザベートの重苦しい孤独を埋めて余りあるもの。
エリザベートがずっと求めていたものでした。
朝夏トートは、妖しくエロティックな造形を見せています。
それは、甘やかな誘惑の体現といえましょう。
それでいて、冷たく孤高で、他を寄せ付けない空気感をまとってもいる。
誘いながら、撥ねつける。
そのアンビバレンツ。
同時に、一貫して変わらず、決して揺るがない心情を、無彩色に近い表情を通じ、表現しているような。
なまめかしく、妖しく。
力強く、傲慢な。
冷たく、恐ろしく。
忍耐強く、真摯な。
様々な彩りを見せながら、ほぼ表情を動かさない…。
これは、非常に高度な表現だと思います。
朝夏まなとは、男役として恵まれた体軀と資質を持っています。
ですが、男らしくはあっても、男くさくはない。
セクシーでありながら、男性でも女性でもない香りを醸し出すような。
中性的で、官能的な……カリスマ。
原台本に描かれ、小池先生が目指された『トート(死)』を、朝夏まなとは舞台に蘇らせています。
「覚めながら見る夢」の醍醐味ですね。
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実咲凛音と二人の配偶者(エリザベート)&『バレンシアの熱い花』ポスターアップ
……さて。
今日もまだまだ語ります、宙組さん。
文章的都合で、敢えて敬称を略す事がありますが、ご寛恕いただけたら幸いです。
本日のお題は二つ。
一つは、『実咲凜音と二人の配偶者』について。
実咲凛音さんのおかげで、エリザベートの心情変化が把握しやすい本作。
エリザベートを誰が演じるか。
これが、いかに大切なことか。
それを思い知りました。
実咲エリザを観るまで、
「エリザベートって、ご都合主義な脚本だなぁ、ラスト」
…と思っていました。
…そして、「今の実咲凛音」だからこそ、エリザベートをあんなに深く表現できるのだろうと思います。
タイミングも重要ですね。
実咲凜音は確かに芸達者ですが、それゆえに「巧いね」レベルで足踏みしてた印象がありました。
それで、充分だとも。
朝夏まなとという、安心して全身を委ねられるパートナーを得た実咲さん。
寄りかかるどころか、むしろ頼もしく成長。
朝夏との信頼関係が、実咲を自立した娘役として成長させたのかもしれません。
帰れる家があるから、冒険に旅立てるようなものですね。
必ず受けとめてくれる。
その安心感は、人に勇気をくれますね。
トートとシシィは、決してラブラブではありません。
むしろシシィは、トートが差し出した手をことごとく撥ねつけます。
舞台ではトートとシシィとして生きる、朝夏と実咲。
二人は互いに極限まで、己の役を追究し、深め、創り上げた事が伺えます。
各自が出来うる最高を、差し出しあっている。
魂がぶつかり合うように、それぞれの役を生きている。
各自が本気だからこそ、美しく調和する…。
朝夏まなとと実咲凜音。
互いへの尊敬と信頼の深さが、舞台を通して沁みてくるようでした。
凰稀かなめと組んでいた頃、実咲凜音は今一つ精彩を欠いていたように感じました。
歌も芝居も上手にこなすけれど、こなす事で精一杯だったというか…。
バウや新公の主演経験はあるものの、まだ新公学年。
花組から宙組へ落下傘した、トップ娘役。
…と考えると、余裕がなくても不思議ではありませんね。
前夫・凰稀かなめ氏は繊細な感性を持ち、より高いレベルを追求し続けていた舞台人。
凰稀さんが、実咲さんに伝えたかった事、教えてきた事が今、開花したように感じました。
凰稀かなめ、朝夏まなと。
二人の配偶者を得て、タイプが異なるそれぞれの愛を受け、大きく根を張り、高く羽ばたいた実咲凜音。
……ん?
なんだか、フランツ・ヨーゼフとトートから愛を享受した、エリザベートみたいですね。
舞台上で現在、実咲さんは二人の男性から求められています。
(トートは、正確には男性とは言い難いけれど)
フランツ・ヨーゼフは、保守的で実直。
規範や伝統を守り、重責を負っています。
縛られまくりの人生・立場だから、エリザベートの自由奔放さが眩しく、惹かれずにいられなかったのかもしれません。
フランツも、トートも、シシィの意思を尊重してくれるんですよね。
フランツは、母ゾフィに頭が上がらないとはいえ、旅に出るシシィを閉じ込める事もありません。
トートは幾度となく誘惑しながら、シシィが死に瀕するとさりげなく助けてしまう。
あくまでも、シシィの意思でトートを求めるまで、待ち続けます。
ほ、ほんと……めっっっちゃ愛されてますね、シシィ。
朝夏まなとの妖艶さと好対照をなす、真風涼帆の穏やかで優しい風情。
フランツ・ヨーゼフは我慢役と言われてますが、真風っち、見事に務めあげています。
むしろ、華がある役に見えてきましたよ…!
正直、宙組版『エリザベート』が、こんなに…ことごとくキャストにハマるとは…予想を超えてます。
そして、二つ目のお題。
『バレンシアの熱い花』のポスターがアップされました。
ま、まままま、まぁ様〜〜〜!!
人間のまぁ様〜〜〜〜!!!
黄泉の帝王でも、人間でも、まぁ様はお美しいぜ……!
そして、セクシーダイナマイツ・真風涼帆。
抑制が効いた皇帝から、色気ダダ漏れ真風っちに戻ってます。
伶美うらら & 星風まどかの美人姉妹が、花を添えています。
本当に麗しいよね、うららちゃん。
今の宝塚で隙のない美貌といえば、伶美うららと月城かなとが双璧だと思っています。
個人的に死ぬほど好きな顔は、明日海りお様ですけどね。
縣千くんの顔も、すごく好きです。
この両者、「鼻が高く、横顔が美しい」という共通点があります。
目が綺麗なアーモンド形で、目ヂカラがあるところも。
おっと、うららちゃん&まどかちゃんですよ。
まどかちゃんも可愛いですね。
まどかルドルフ〜〜!!
お母さんの元へいらっしゃい♡(誰がお母さんだって?)
ポスターアップを教えてくれた明日海Love友さんに感謝です。
いつもありがとうございます。
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龍真咲DSでまさみり復活 & 花組『金色の砂漠』ポスターアップ
昨日7月25日(月)龍真咲ディナーショー『Good-bye Fairy』に明日海りおさんがゲスト出演されたそうですね。
明日海Love友さま、珠城の嫁さま、朝夏愛人会さま、情報ありがとうございます。
そして、ツイッターにレポートを上げて下さる皆様に感謝。
いやもう、魂を抜かれました…。
まさみり……尊い……(copyright by ALICE様)
ツイッターは文字数制限があり、単発が基本なので、前後関係が把握しづらい面も。
ですが、色々な方々が熱心にレポを上げて下さったので、かなり流れがわかった気がします。
おかげさまで、実際には見てないのに、脳内映像が浮かびます。
試しに、Twitterのお力を借りた、脳内ニュアンス映像を…。
2曲ほど、フェアリーにちなんだ曲を歌った真咲さん。
「花のフェアリーを見つけました」
最後方の壁際に配置された生徒席にいる明日海さんを紹介。
明日海さん、立ち上がり、舞台へ歩き出す。
「もう来るん? まだ呼んでへんで」
真咲さんの言葉にハッとして、席に戻りかける明日海さん。
「うそうそ、おいでおいで」
真咲さんに手招きされ、まわりに頭を下げながらも、足早に進む明日海さん。
「道、開けたげて」
「触らんとってあげてな? 花組トップスターさんやねんから」
お客様の間をすり抜けながら進む明日海さんを、気遣う真咲さん。
壇上へ上がるため、階段をのぼる際、足を踏み外しかける明日海さん。
「シンデレラみたいやな」
と手を差し伸べ、舞台上へ引っ張り上げる真咲さん。
……王子様?
どおりで、キラキラ…!(それはいつもの事)
そして、明日海シンデレラ……♡♡(鼻血)
……と、こんな感じだったんですよね?(誰に聞いてるの)
これがプロローグですものね。
その後はさらなる Love talk が繰り広げられる…と。
まずは再会の熱い抱擁をなさったそうですね♡
「みりお、ごめんな。忙しい中、休演日やのに来てくれて」
「全然です、全然です!」
……幻影ですか?
明日海さんのお尻から、ふさふさの尻尾が見えるような…。
真咲さん、明日海さんのほっぺをつまみ、
「お肉なくなったね。やせちゃって」
…と心配しつつ、ほっぺをプニプニ。
「柔らかいで〜、ええやろ〜」
されるがままの明日海さん。
「お互いに(顔が)肉まんみたいやったのにね」
なんて事も仰ってたようで。
トップスターは皆さん、痩せますね。
運動量・仕事量がいかに多いか、窺えます。
その場にいない珠城りょう君にも言及。
トップとして参加したタカスペでは、頷くので精一杯だったと言う明日海さんに、
「(トップの中では)最下級生やもんね、それでええねん」
今年からは珠城が最下だから、よろしくね、と真咲さん。
「あいつ、甘えたやから。あんなゴツいなりして、肩幅広いのに」
「わかりました、こうします(肘鉄食らわすジェスチャー)」
「そんなんしたら、『さゆみさん、ひど〜い』とか言って、よけい喜ぶで」
……あぁ、構われて喜ぶ……ツンされてデレる……たまちゃんの姿が…想像でき…る…!
「泣くと案外、可愛いですよ」
「えっ? 私、泣かした事ない」
「えっ?」
…と、これだけだと、明日海さんが珠城さんを泣かした事がある?!…と思われそうですが。
おそらく答えは、珠城りょうファースト・フォトブックにあります。
月組時代、稽古場で珠城さんの様子を心配し、声をかけた明日海さん。
その優しい一言に、涙腺決壊…という事があったんですよね。
それにしても、なぜ珠城さんはそこまで凹んでたんでしょうね?
…と気になった方は、珠城フォトブックにてご確認あれ。
明日海さんが寄せたコメントを読めば、謎が解けます。
(凹んだ理由が…可愛らしいというか、たまちゃんらしいというか)
明日海さん、今になって暴露するとは、なかなかドSですね。
当時は優しい気遣いで泣かせておきながら……グッジョブ!
「あいつ、私の前では弱いところを見せへんねん。 私を支えようと頑張ってるんやと思う」
みたいな事を仰る真咲さん。
珠城さん、見抜かれてます。
良かったね、嬉しいね。
気持ち、伝わってるよ?
真咲さんと明日海さん、0番(センターポジション)を譲り合ったり。
劇場では0番が好きだけど、と真咲さん……正直者!
結局、0番を挟んで、二人で並ばれたそうで。
真咲さんが「Voice」で披露されたオリジナルソング。
(スバンスバンスバンコール!とか、日本人なのに何故マチネと言うのか?…というアレですよね?)
明日海さんがくちずさみ、CD欲しいと言うと、即座に「CD作るよ!」
「私に著作権あるから、コンサートで歌ってええよ。みりおなら、ええよ」
とも仰ったとか。
明日海さんもコンサートしてくれるかな?!
…と、明日海担として、いろんな意味でワクワク。
明日海さんがスバンスバンスバンコールと歌ったら?
真咲さんが飛び入り参加してデュエットしたら?
どうするよ?!
楽しみすぎるだろうよ?!
…で、とりあえず、真咲さんディナーショーでのデュエットは『二人の貴公子』の主題歌だったそうですね。
まさみり的金字塔作品『二人の貴公子』のメインテーマ。
明日海さん、初ディナーショー『Z-LIVE』で選曲してましたね。
あの時は、鳳月杏さんとデュエットしてました。
明日海さん、出番が終って捌けてからも、舞台袖で何やらされてたようで。
マイスマホで撮影したり、鶴と亀のぬいぐるみ?を舞台から見えらよう、持ち出したり?
ハトならぬ、ツルが出ますよー?!
「あれ絶対、みりおやわ」
月組生たちとトークしてた真咲さん、気もそぞろ?
……なんか、微笑ましすぎるよね。
真咲さんも、明日海さんも。
明日海さんが生徒席へ戻っていかれる背中に、
「みりおが着てるシャツ、官能的な柄やねん」
裸の女性がモチーフのプリント柄だとか。
真咲さんを振り向き、シーッ!と人差し指をお口に当てる明日海さん。
そんな明日海さんを、楽しげに見てらしたであろう真咲さん。
なんだか目に浮かぶようです。
ツイッターを拝読するだけで、幸せな気持ちに浸れました。
どうもありがとうございます。
勝手に繫ぎ合わせ、潤色させて頂きましたこと、お詫びいたします。
気がつけば、まるで己がディナーショーの場にいたかのような文章になってます…。
ひとえに、多くの方々の情熱あふれるツイッター・レポートのおかげです。
本当にありがとうございました。
そして、『金色の砂漠』もポスターアップ!
みりお様の奴隷、高貴すぎる…!
「ドレイです by 明日海りお」って注釈をつけないと、王子にしか見えないと思います。
芹香さんは奴隷仲間なんですね。
よかったね、キキちゃん♡
レビュー本で「明日海さんの奴隷仲間になりたい」と言ってたものね。
希望が叶いましたよ♡
花乃ちゃんは舞台化粧が上手くなりましたよね。
美人なのに、メイクダウンしがちで勿体なかったのです。
ポスターの花乃ちゃん、まさに美姫です。
そして、問題のこちらですね…。
おいおいおーーーい!
攻めすぎ!
攻めすぎだよぅぅぅ〜〜〜!!
こんな奴隷になら、襲われ…た、い……!!
ぐるるるる……ガオーーーー!!!(←襲ってるやん)
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『バウ・シンギング・ワークショップ雪』稽古場レポート(縣千)
スペシャルゲストは誰でしょうか?
珠城りょう&愛希れいか…だったりして。(願望)
明日海りおがラスボス格だから、それに対抗するなら、この二人かなと。
参加された方々のご報告を、楽しみにお待ちしてます。
そうそう、昨日のまさみりスペシャルナイト、ぷりぷりさんとALICEちゃんが参加してたんですよね。
おめでとうございます、ぷりぷりさん、ALICEちゃん。
引き寄せの魔法が発動しましたね。
今夜も引き続き参加とのこと、レポートお待ちしてます。
それから、今朝アップした、私の脳内捏造ディナーショーレポ。
なんと、ALICEちゃんが太鼓判を押してくれました♡
大筋オッケーみたいです、よよよよかった〜〜♡
明日海Love友A子さんも、ランチショーに参加されたとか。
余裕がありましたら、ご報告お待ちしています。
……さて、話かわりまして。
今週28日(木)〜30日(土)はバウ・シンギング・ワークショップ雪。
イエス、縣千ちゃんの出番です!
今日のスカステニュースで、稽古場レポートが流れました。
参加者が一人ずつ、意気込みを短くコメント。
千ちゃんは、最下級生なので二人目に登場。
落ち着いた男役声でご挨拶。
「縣千です。あふれる想いを歌にのせて、精一杯がんばります」
千ちゃんは普段の話し声は優しい乙女声。
「私の取扱い説明書」や「るろ剣稽古場レポート」をご参照くださいまし。
ほわほわ、ふんわりしてます、声も表情も。
ところが、今回はちゃんと男前な声と顔つきでコメント。
どうぞ、と次の人へ繋げる手の仕草も、元気よくエレガント。
どしたん、千ちゃん?
なんだか……なんだか、まぁ様かだいもんみたいよ?!
(超ほめてます。男前な仕草だということ)
参加メンバー全員が集合しての並びでは、最後列の一番端。
でも、すぐわかりますね。
背も高いし、遠目にも綺麗なんですよね。
あと、縣センサーが発動したのかな。
千ちゃんと一方的に出会ったその日から、備わってるからね……縣センサー。
私自身、知らない間に内蔵されてたので。
もうね、仕方ないんです。
千ちゃんに反応するのは。
明日海Love友様のおかげにて、千ちゃんの挨拶の様子を伺い知る事ができました。
ありがとうございます。
…はっ!
縣千くんの話しか、してな……い、ね?
すみません、すみません。
千ちゃんにロックオンし過ぎてました。
でも、私って……こういう人間ですよね……はい。

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今の宙組で『エリザベート』上演に感謝
2016年 宙組『エリザベート』
ご覧になられた方は、絶賛の嵐のようですね。
私もその一人ですが。
……主要キャストはもちろん、各キャストが素晴らしくて。
宙組すごいわ。
『王家に捧ぐ歌』の時も「今までどこに隠してた?」と驚くような、迫力と勢いを感じました。
あっさりサッパリ風味の、涼しげでスタイリッシュな宙組さんが。
一丸となり、熱く燃えたよね…!
2015年宙組の『王家に捧ぐ歌』も大好きです。
そして、今回のエリザベート。
前回の2014年花組版の主要キャストは、群を抜いた歌唱力・演技力の持ち主揃い。
(トート:明日海りお/フランツ・ヨーゼフ:北翔海莉/ルキーニ:望海風斗)
決して比較すまい……と思って、臨みました 。
でもね……そんな覚悟は不要でした。
宙組のエリザベートは、完成された別世界。
他と比較することなく、宙組のエリザワールドに没頭できました。
要となるエリザベートに、実咲凛音が配されたこと。
その相手役が、朝夏まなとであること。
歌唱力と演技力が拮抗する上、強い信頼関係という土台がある。
いろんな意味でしっかりした基盤がある、エリザベートとトート。
朝夏に対峙する役が、真風涼帆である事も大きく作用しています。
我慢役といわれる、フランツ・ヨーゼフ。
真風さんは抑制の効いた、品格あふれる演技で魅せてくれます。
出過ぎないのに、大きな存在感があるんですよね。
それだけに、フィナーレで銀橋の下手端に現れた真風さんの華やかさよ。
ハッとして、目を奪われました。
二時間以上溜めて、溜めて、溜め込んで……極限まで溜めた光を、一気に放出したかのような輝き。
真風さんが持つ色香と華が、倍増した気がしました。
トリデンテといえば雪組ですが、宙組もすごい。
宙組のトップコンビと二番手が持つパワーの大きさよ…!
愛月ひかるのルキーニも軽妙洒脱で、私は好きです。
ストーリーテラーとしても、暗殺者としても、ほど良い塩梅。
ルキーニは濃いキャラクターですが、抑えめの演技も功を奏していると思います。
語り手を務める以上、出過ぎても逆効果ですものね。
ルドルフの桜木みなと(青年)と星風まどか(少年)も秀逸。
儚げで、まさに壊れそうな風情。
少年ルドルフの、小さな胸の痛み。
青年ルドルフの、昏く重苦しい孤独。
頑なに伝統を守る、ゾフィ皇太后。
色気満載マダム・ヴォルフ。
狂気に囚われた自由な魂・ヴィンディッシュ嬢。
男前揃いの革命家チーム。
語りたい人が多すぎます。
シシィのお父上が、2014花組版に続き、悠真倫さん。
まりんさんの存在で、宝塚版『エリザベート』に連続性を感じました。
まりんさんは主に1幕に出番が集中していますが、存在感は大きいですね。
私は、とりたてて『エリザベート』好きではありません。
2014年花組版は、Blu-rayをハードリピートしてます。
主にトートやルキーニの、歌やダンスを中心に。
個々は非常にハイレベルですし、見飽きる事がありません。
ただ、肝心のシシィに共感できず……それゆえ、胸打たれる事もなく。
むしろ「〜〜???」でした。
ほんっとすみません……理解力が低いもので…。
でも、今はちょいと違いますぜ?
実咲シシィのおかげで、謎が解けましたし。
シシィの心情変化が、如実に伝わる演技。
さらに、歌唱も素晴らしいですし。
「美貌の皇后」との表現も、説得力があります。
『エリザベート』は、かなり好きな演目にジャンプアップしました。
シリアスなのに、観ていて息苦しさはなく。
朝夏まなとのリーダーシップの元、妖しく情熱的な世界を展開。
見応えも、聴き応えも、ありすぎ。
2016年宙組版のエリザベート…… 今このキャストで上演してくれてありがとう…!
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雪組バウ・ワークショップ初日おめでとう
今日は『バウ・シンギング・ワークショップ雪』初日。
縣千くんはじめ、出演者の皆さん、初日おめでとうございます。
千ちゃんは出演者では最下級生(101期) だから、最初の方に出るんだろうな。
何を歌うのであろうか…。
一曲まるまる千ちゃんの歌が聴けるぜ…。
『るろうに剣心』新人公演の蒼紫の最強ソング以来。
千ちゃんの声が聴けること自体が、貴重で楽しみです。
そうそう、稽古場レポートでは爽やかイケメンボイスでした。
るろ剣の時みたく、ふわふわ乙女ボイスで来るか?
どっちだ?!
…と思ってましたが、イケボ正解。
研2にして男役声が出せるんだから、出し惜しみせず出しておこう。
低音は声帯に負担がかかる事もあるから、無理して普段から出さずとも、良いとは思います。
ですが、舞台以外でも「ここぞ!」って時は、低音を響かせてね。
観客の子宮を疼かせてしまえばいいわ。
がんばれ千ちゃん。(応援する的がズレて…る?)
本日のセットリストを教えて下さったMさんとNさん、千キューです !
千ちゃん、けっこう出番ありますね。
楽しみ倍増です。
そして千曲が…じゃなくて、選曲がなんとも千ちゃんらしくて。
選曲にタカラジェンヌらしさと、雪組生らしさを感じます。
今は本当に素朴で可愛い千ちゃんですが、数年もしたら色々変わるんだろうな。
振り返って「研2の頃は▽△だったよね」などと懐かしむのでしょう。
変化も成長も楽しみですが、淋しくもありますね。
わが子が巣立っていく様子を見守る、親鳥の気持ちです…。
…………。
…………………。
…………………………。
……やばい……本気で息子に思えてきた…。(おいっ)
かなり可愛くて仕方ありません。
明日海さんとは競合しない可愛さです、私の中で。
例えるなら、こんな感じ。
私 「ちさと~、ごはんよ~」
縣 「わーい、お腹すいたー!」
私 「テレビつけて」
縣 「え? いいの? いつも、ご飯の時はテレビ消しなさいって…」
私 「CSつけて、CS」
縣 「…あ、わかった」
私 「何が?」
縣 「花組のナウオン?」
私 「ブー。 月組時代のカフェブレ再放送」
縣 「あぁ…それは貴重やね」
私 「わかってるやん」
縣 「お母さんって、明日海さんが好きやね」
私 「大好きよ」
縣 「私と明日海さん、どっちが好き?」
私 「……え? 突然どうしたの?」
縣 「ちょっと気になって」
私 「息子とアイドルスターを同列に比べられへんよ」
縣 「そういうもんかな?」
私 「そういうものでしょ」
縣 「ズルいなぁ」
私 「ズルイ?」
縣 「なんで私が一番好きって、言ってくれないんだろ」
私 「……それや」
縣 「……は?」
私 「それ! その上目遣いで行きなさい」
縣 「どこへ行くの?」
私 「そのボケもええな。ギャップ萌えやね」
縣 「…え? え? え?」
…とこんな感じでしょうか。
わかりづらいですかね…。
★私信
30日(土)エリザ遠征される朝夏LoveのU3さん… こちらから連絡とりようがないけど、お会いできたら嬉しいです。
メッセージは読めても、発信はできないので…。
私もその日、宝塚にいる予定です~。
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Bow Singing Workshop 雪は、まさに研鑽の場(縣千)
Bow Singing Workshop 雪、観て聴いてきました。
このプラチナチケット、明日海Love友の、さらにお友達が引き当ててくれました。
しかも、オペラ要らずの席で…。
明日海Love友さん、お友達さん、本当にありがとうございました。
縣千くんをガン見して来ました。
千ちゃんが舞台に出てる限り、どこへ移動しようとロックオン。
目の前にいらした生徒さん、ほんっとうに申し訳ございません…。
でも、1回しか観れないので、悔いなく観ておこうと。
これで『ケイレブ・ハント』まで観られなくなりますし。
Bow Singing Workshop 雪は、まさに若手の研鑽の場でした。
縣くんは、ワークショップの意味をきちんと把握してました。
彼が選んだソロ曲『僕は怖い』
今の縣くんの身の丈を超える、高度な曲でしたね。
これが従来の公演であれば、力量不足と言われるところ。
ですが、今回のワークショップは挑戦の場。
己の実力では歌いこなせない難曲を敢えて選んだ事で、課題を一気に洗い出せたと思います。
縣さんの課題の一つは、声を響かせる場所かな?…と思いました。
『僕は怖い』は、口腔で響かせていたと思います。
娘役のソプラノは、それで良いでしょう。
むしろ、頭頂へ抜ける感じで…。
男役の低音アルトは胸郭、あるいは腹腔で響かせた方が良いと思います。
例えば、朝夏まなとさんは普段、胸郭で響かせてると思うのです……が。
「エリザベート」では、腹腔で響かせてると思います。
ズシーンと来ますよね、朝夏トートの歌声。
人間の身体も楽器のようなもので、より大きく長いほど、低音がよく響きます。
朝夏さんを絃楽器に喩えると、チェロだったのが、今はコントラバスって感じかな?
千ちゃんも響かせ方を意識し、コントロールする事ができれば、より歌唱の幅が広がると思います。
器質的条件は備わってますしね。
私はマチネでしたが、ソワレを鑑賞したMちゃんは「ホッとした」と。
「千ちゃんって落ち着いて見えるし、何でもこなせる印象があったけど、今日はまだ研2なんだなと思った」とMちゃん。
上手く歌いこなせる曲は、いくらでもあるでしょう。
そこを敢えて、難曲を選んだ勇気に拍手を送りたい。
実際、優美せりなさんとのデュエット『恋の笹舟』は綺麗に歌い上げてました。
何なら、芝居までしながら歌ってました。
そして、ダンスはピカイチでした。
脚を高く上げたり、ぐるんと回したり、その時に足首を90度に曲げてたり。
さりげなく身体能力すごかった。
あと、エレガントに身体を反らす時、誰かさんの面影とシンクロ。
基本に忠実で、丁寧な踊り。
そう、明日海りおさん。
バレエの基本動作を彷彿とした動きは、明日海ちっくなんですよね、縣さん。
明日海さんも縣さんも、基本に忠実で真面目。
決して手を抜かないから。
縣さんの話に終始してますが、他の雪組生も印象的でした。
改めて書きますね。
まずは「がんばれ千ちゃん」でした。
★私信その1
雅美さん、明日海さんの雑誌掲載情報や、フォトエッセイの事、お知らせありがとうございます。
仮に知ってたとしても、教えて下さるお気持ちが嬉しいです。
知らない事の方が多く、いつも誰かしらから教わってます。
★私信その2
みったんさん、ついに会えましたね。
一瞬、娘役さんが現れたかと思いました。
紅咲梨乃ちゃんに似てますね。(私の注目してる102期生)
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花組『ME and MY GIRL』東京千秋楽ライブビューイング
昨日7月31日は、花組ミーマイ東京千秋楽でした。
映画館で、生中継舞台を鑑賞してきました。
…結果、胸がいっぱいで……腑抜け状態です。
一つの作品の楽を迎えてこれでは、明日海さんの退団公演の後はどうなるんだろ…?
生きていけるのでしょうか…。
『ME and MY GIRL』は、初めて大劇場で観劇した作品。
そして、かつての贔屓の退団公演作品。
前夜祭から、懐かしさと切なさがよぎって、泣きました。
コメディなのに、しょっ中ウルウルしてながら観ていました。
もし次にミーマイの再演を観る事があれば、明日海さんはじめ、今回の花組メンバーを思い出して泣くのでしょう。
話は少し変わりますが…。
私はつくづくへそ曲がりで、ミーマイのラストの事は安易だと思ってたんです、実は。
マイフェアレディに引っ掛けた、微妙にご都合主義的なまとめ方だな、と。
ですが、今回の花組版ミーマイで、なんだかストンと腑に落ちました。
歴代で最もイメージびったりで、技術力が高いサリーは、こだま愛さんだと思います。
ですが、「サリーのいじらしさ」を感じたのは、花乃サリーが私にとって歴代1位。
観れば観るほど、魅力を増していった花乃サリー。
サリーとしての完成度の高さは、初演で確固たるサリー像を創り上げたこだま愛に及ばないかもしれません。
ですが、サリーとしての魅力の根源……ビルへの想いの深さ……を痛いくらい感じた花乃サリー。
淑女教育を必死で受け、己の血肉としたであろうサリー。
その姿が、花乃まりあ自身と重なりました。
花組トップ娘役に就任して以来、本当に頑張ってきたよね、花乃ちゃん…。
ちなみに私は、マリア叔母ちゃんです。
「なんで花乃まりあ? 明日海さんの負担になりそう」
と気を揉んでいました。
体格や声質は、花乃ちゃんの責任や努力が及ばない事だから、花乃ちゃんゴメン…と思いつつ、ヤキモキしてきました。
花乃ちゃんは、出来る努力は惜しまず、明日海さんを支えるまでに成長されました。
サリーと花乃ちゃんが重なり、胸打たれた今公演。
明日海ビルと花乃サリーのコンビネーションが、ミーマイのラストに、説得力と感動をもたせてくれました。
明日海ビルと花乃サリーは、可愛くて素敵なカップル。
心の底から、二人を応援し、二人が想い合う姿にうっとりしました。
ライブビューイングは、退団者挨拶や千秋楽挨拶の中継はなし。
フィナーレのパレードが終わり、幕が下りると同時にENDマークが。
……が!
画面になんと、明日海りおさん、鳳真由さん、七輝かおるさんが再登場。
映画館中継用に、挨拶を別録りしてたんですね。
明日海さんが口火を切り、千秋楽公演終了後の体でスタート。
七輝さん、鳳さんにそれぞれの心境を聞きました。
七輝さんは「辞めるのが寂しい。今後は観客席から観ることを楽しみにします」
明日海さんに「Pちゃん」と紹介された鳳さん。
「今回の舞台で、明日海さんとがっつりお芝居できる事が、楽しくて嬉しい。 明日海さんの芝居は毎日変化する」
本当にお芝居が好きなんですね。
「ずっと花組を応援していきます」
と鳳さんが言うと、七輝さんも力強く同意。
個人的には、いっそ辞めるのを止めてほしいんですが…(涙)
「二人が辞めるのは寂しいけれど、これからも花組を観に来てね」と明日海さん。
明日海さん……まだ当分続けて下さるのね……と安堵した私でした。
千秋楽は、見たかったアドリブ満載。
ありがとうございます、明日海さんはじめ、花組の皆さん。
★サリーのお口を…
サリーの「何する、何する、何する?」攻撃。
サリーのお口を片手でムニッとつまみ、黙らせるビル。
お目々を白黒させたサリーがキュート。
これが噂の、サリーの口撃封じ…!
★シャリーのシェリー
執事ヘザーセットに「お嬢様にシェリーを」と勧められたビルとサリー。
ビル 「シェリー飲むか?」
サリー 「あたしはサリーだよ?」
ビル 「サリーじゃなくて、シャリー」
サリー 「シャリー?」
シェリーとシャリーの言い間違いがツボにはまったビル、しばらく「シャリー」と呟いてはムヒムヒ受けてました。
★書斎で「P.T.O.」
「P.T.O.?……パーチェスター、突然、踊り出す」とビル。
パーチェスター、足を広げて重心を下げ、花組ポーズ!
★お電話ビル
書斎で電話をかけるビル。
「今、映画館に映ってるんですよね」
映画館に向けて話しかけてくれました、しかも花組ポーズつき。
せっかくカメラ目線を向けてくれたのに、残念ながら、違うカメラが捉えてました。
「おばちゃんも映ってるよ」と話しかけるも、ビルをじろりと見るだけで、無反応に近いマリアでした。
★側転!
マリア叔母様の紳士教育、手を繋いでオクラホマミキサー。
そして、「まわる」ではビルが「まわる、まわる…」とつぶやきながら、見事に側転!
これがセディナ貸切で披露した、噂の側転!
軽々と披露してくれました。
みりおちゃん、側転できるんですね、すごいわ…!
★アマリラ
マリア叔母様、アマリラを手のひらに載せ、永の別れを告げ、客席に向けて投げ込む。
ビル、投げられた方向に向かい、「アマリラ〜」
★ブドウ
ソフィアの葡萄、一粒目はパーチェスターの口元まで持って行きながら、自分がパクリとビル。
二粒目はパーチェスターに。
目を真ん丸くして、ブドウを食べるビルとパーちゃん。
可愛らしい二人でした。
★ランベスウォーク
わりと早めから踊り始めるパーチェスター。
上手端に移動し、ワーシントン・ワーシントン夫人(梅咲衣舞)と共に踊るパーちゃん。
ビルもやって来て、何やら楽しげでした。
★図書室で
ビルのマントが階段状の台に引っ掛かり、花乃サリーが必死に外す。
無事に外れて、「イェーイ!」とハイタッチ!
「どこまでいったっけ?」とビル。
サリーもとっさに思い出せず。
ですが、ジャンヌ・ダルクの下りから台詞を再生し、無事に元の流れに。
転んで、マントの中に隠れてしまうビル。
「足だけ出てるわよ」とサリーに指摘されるや、なぜか恥ずかしがり、足をマントの中にモゾモゾ隠すビル。
一旦、全身をマントの中に隠してから、改めて「今、出ます〜」と顔を出したビルでした。
恥ずかしがるビルって、なんだかエロいよね。
コロネット(宝冠)を「コルセットが落ちてるわよ」と言い間違えるサリー。
「いやん、恥ずかしい」と腰から胸にかけて触るビル。
恥ずかしがるビル、可愛いくて妙になめまかしい。
……はぁ〜、たまらん。
★夕霧らいさん
ビルのマントに巻き込まれ、「ロマネスク観に行く〜?」だったかな?
らいらいさん、アーネストでも思ったけど、毎回のアドリブすごいです。
★フェンシング
図書室へやってきたマリアとビル。
ビルは、剣先でスカートをめくろうとしてたようですね。
台詞を話すマリアが大写しとなり、ビルの様子が映らず。
マリア・オンリーに切り替わる直前のビルの仕草と、「何をしてるんです?」と振り向くマリアの様子から、スカートめくりを推定。
★トラフォード伯爵
「愛なんて中流階級のもの」と毒づくマリア叔母様。
トラの敷物・トラフォード伯爵を持ち上げ、己のほっぺにチューさせるビル。
「そのチューじゃないって」と言いながら、トラフォード伯爵とラブラブなビルでした。
★お屋敷の弁護士
お酒でベロンベロンのビルとジョン卿につく、と表明したパーチェスター。
お屋敷の弁護士ソングを歌い始めます。
いつもなら、早い段階で背後に来ていたマリアに止められますが、千秋楽はなかなか止めず。
ようやく止めるも、また続きを歌おうとするパーちゃん。
パーチェスター、そしてマリアに盛大な拍手が送られました。
…と、思い出せる限りですが、書いてみました。
ミーマイがもう観れないなんて、寂しい…。
みりおちゃんが宝塚へ戻ってくる事は嬉しいのですが…。
明日海ビル、花乃サリーはじめ、2016花組キャスト、素晴らしかった。
このミーマイを観ることができて、幸せでした。
次回のライブビューイングは、龍真咲さん退団公演の大千秋楽。
ミーマイでは3回ほど、中継音声が数秒、途切れました。
龍さんの時は、そんな事が起こりませんように。
みりおちゃんの台詞が数秒聴き取れないだけで、ピキッとなりました、私は。
龍さんの退団公演は、特別すぎるほど特別な千秋楽。
わずかな取りこぼしもなく、耳目に焼き付けたいですものね。
……ちなみにその日、私は『仮面のロマネスク』梅芸千秋楽の予定です。
みりお様は、全てに優先します……!
それでは、チェリオ!
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花組トップ娘役・花乃まりあ退団発表
驚きました…。
花乃まりあさん退団発表。
次回の大劇場作品『金色の砂漠』を最後に宝塚を去るとのこと。
『Ernest in Love』『ME and MY GIRL』と、明日海さんとの呼吸がどんどん合ってきた花乃さん。
良いコンビになったなぁ…と最近しみじみ感じていました。
もしかして小姑にプレッシャーかけられて辛かったですか…?
ごめんなさい、花乃ちゃん。
私はマリア叔母ちゃんであり、小うるさい小姑です…。
明日海りおは中性的で、小柄で華奢な男役です。
ですが、本人は骨太で正統派男役を目指している…そういう気概を感じます。
もしも妥協せず、定期的に…あるいは頻繁に、リフト等を行うなら。
(約3ヶ月に渡り、1日1〜2回公演は「定期的かつ頻繁」ですね)
どうしても相手役との体格差を考慮する必要に迫られるでしょう。
明日海さんに負担がかりすぎぬよう、身体を酷使しすぎないよう……と気に掛かります。
娘役としては、すらりと上背がある花乃さん。
明日海さんとの体格差は小さく、ダンスでリフトやホールドがあれば、負担の重さは容易に想像できました。
また、2014年タカラヅカ・スペシャルでの歌声は、さらに不安を煽るものでした。
そのような訳で、花乃ちゃんに厳しい目を向けていただけに、努力と成長には目を瞠りました。
作品を経る毎に、花乃ちゃん単体の成長はもちろん、明日海さんとのコンビネーションは右肩上がり。
ミーマイに至っては、あまりにも雰囲気が良いので、てっきりこのまま続いていくと思っていました。
コメディセンスがあり、アドリブ対応力もあり、頭の良さを感じさせる花乃さん。
不安視されるたび、ご自身の努力で、課題をクリアしてきた花乃さん。
明日海さんと信頼関係を育み、ミーマイではついに、私のような小うるさい小姑に「素敵なカップル」「素晴らしいコンビネーション」と、うっとりさせた花乃さん。
花乃さんが何を語るのか……明日8月2日の退団発表会見を待ちたいと思います。
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花乃まりあ退団発表会見「明日海さんは一番の理解者」
花乃まりあさん退団発表会見のネットニュースを確認しました。
昨年2015年末、明日海さんに退団を考えている事を相談したそうです。
「しっかりと話を聞いて下さり、明日海さんは『自分の人生なんで、一番いい道をゆっくり考えなさい』と仰って下さった」
「組替で花組へ移り、トップ就任が発表され、そのまま公演に出ている時期が一番不安でした」
この頃、明日海さんに苦しみを打ち明け、相談していたそうです。
明日海さんも育った月組を離れ、花組へ移ってトップ就任。
「(明日海が)同じ気持ちといいますか、一番の理解者でした。私も気持ちを伝え、考え方も教わりました」
2014年エリザベート閉幕後、明日海さんからもらった手紙。
「私(明日海)自身も、トップ就任が発表され、トップに就くまでがは苦しかった。それは私が一番わかっている。これからは一緒にいい舞台を創っていきたいから、厳しい事も言うかもしれないけど、ついて来てほしい」
この手紙のこと、花乃ちゃんは色んなところで話してましたよね、
「あの手紙を頂いた時、涙が止まらなかった」
劇団最古の花組でトップを張り、100周年の劇団の牽引役を期待される明日海に「全力でついていく」と心に決めたそうです。
「明日海さんと一緒にまだまだいい舞台をつくり、最後まで新しい気持ちで駆け抜けていきたい」
そう話し、明日海さんへの恩返しも誓ったそうです。
「退団後については、まだ何も考えていない。宝塚人生を全うしてから、ゆっくり考えたい」
……そうですか。
長い時間をかけ、じっくり考えての結論。
グウェンドレンやサリーの吹っ切れた演技は、覚悟を決めたからかもしれませんね。
限界まで痩せ細った花乃ちゃん。
明日海さんへの負担を軽減するためかな…と推察していました。
もしそうなら、痛々しすぎる…とも。
ミーマイでは、取材でも舞台でも、花乃ちゃんに親身になり、優しかった明日海さん。
パレードでの銀橋挨拶も、今までになくしっかり受けとめてたし。
インタビューでは、花乃ちゃんに助けられてる発言してるし。
ヘアメイクも、明日海さんが指導したんじゃないかな?
格段に向上してますよね。
明日海さんは、花乃さんが辞める前に花道を創る手助けをしてるのかな。
花乃ちゃんが惜しまれるように…惜しまれて辞めていけるように。
いいコンビだった。
いい相手役どった。
いい娘役だった。
…と舞台人として惜しまれる事が、最高の花道ですものね。
こんな事、日記に書かない方がいい気もして、半日以上迷いました。
私が明日海さん贔屓だから、余計に。
明日海ファンが書くと、贔屓の引き倒しになるかな?…と。
例えば、退団者へのコメント。
とりたてて明日海ファンでない方でも、そこから垣間見える人柄に一目置いて下さいますよね。
ひとりひとりへ掛ける温かい言葉。
各自のエピソードを添えて。
それが相手役ともなれば、格別な想いがこもるのは、蘭乃はなさん退団時に実証済み。
明日海さんにとって、花乃ちゃんは『僕の大切な女の子』ですものね。
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世界共通の美貌・明日海りお(『所さんのニッポンの出番』より)
昨夜のテレビ番組なんですけどね。
『所さんのニッポンの出番』の「何で日本語しゃべれるんですか?」スペシャル。
異国で、日本語を話せる外国人に出会って、その理由を教えて頂くVTRが流れてました。
私は昨日、少し早退させてもらい、病院と薬局を各2軒ずつハシゴ。
ラストの調剤薬局のテレビで、その番組が流れてて。
…ていうか、テレビ流れてるって今まで気付かなかったんですが。
昨日は気付いてしまったんだな。
何故なら、『明日海りお』って聞こえたから。
もう、ビクッ!バッ!…でした。
ポーランドの大学3年生の女性がね、日本に来た事ないのに、日本語しゃべれてね。
日本語Loveの原動力は、宝塚Love!明日海りおLove!…というね……!
彼女は高校生の時、インターネットで宝塚や明日海さんを知ったそうです。
「明日海さんのどこが好き?」との質問に「顔が美しい」と照れながら即答。
「良い男役」とも。
明日海りおの美貌は、世界共通なんですね。
ご自宅には、お手製の男役衣装や、ウィッグ、小物が。
トート閣下の剣は、木を削って作ったそう。
すごい、すごい!
…で、「なんちゃって変わり黒燕尾」ちっくな衣装&ウィッグで、男役に変身。
宝塚風味のステップ踏みつつ、花組ポーズを決めてくれました。
すごいな、アレキサンドラ。
そう、その女子大生の名はアレキサンドラ。
奇しくも、懐かしの友・アリ(暁千星にあらず)と同じ名前。
アリも、何やら意味不明なオリジナルダンスを踊ってたな……と懐かしみつつ。
…で、ポーランドのアリのお母様は、そんな娘を応援してるとか。
ご自分も若い頃、日本の文化や美に憧れたそうです。
なので、娘さんの事も応援したい、と。
それは是非、娘さんとご一緒に宝塚へいらして下さい。
今年の12月上旬、前倒しのクリスマス休暇で日本へウェルカム。
そして、奴隷の虜におなりなさ〜い。
明日海さんの写真の使用許可を取れなかったのか、画面表示は似顔絵。
そこに『明日海りお』と。
『新源氏物語/メロディア』の頃の公式HP写真に基づいた似顔絵でした。
明日海さんの写真が使えてたら、説得力倍増なのにね。
惜しい…!
番組制作スタッフ、劇団に交渉すれば良かったのに。
内容からいって、劇団さんも否とは言わないと思いますが…。
地上波は宣伝効果大だし、けなげな異国のファンを紹介するわけですし。
劇団は喜んで承諾するはず。
そして、明日海りおを目にした者は、その絶大なる美の前にひれ伏すがいい…!
少し話が逸れますが、公式HPの玄関口で次々流れる映像。
今、トート閣下、信長公、桜華、ケイレブ、奴隷、トート閣下…の順でクルクル登場します。
そう、奴隷のギィの次にトート閣下なんですよ…!
ベッドに寝そべって誘うギィと、冷たく妖しいトート閣下の言葉なき駆け引き。
誘い受けと、ドS攻めの攻防戦。
これ、どうやって決着つける気なんですか?!
この縮まりそうにない距離を、どのように結びつけていけば……!?
(…いや、別にそういう話じゃない)
(そもそも、まったく別の作品)
この美の競演、さ、さ、さいこう…!
ありがとう劇団さん…!
★余談ですが…
朝夏さんと明日海さんのBL妄想について、書くのを控えるようになり、結構経ちます。
なのに、リクエスト下さる方々もいらして、本当にありがとうございます。
妄想は果てしなく広がるんですが……ですが……。
ギャグ風味の小話は、ちょこちょこ書くかもしれません。
そうそう、『明日海りお 彼氏』の検索ワードで辿り着かれた方、ごめんなさい。
一定数いらっしゃるんです、ずっと途切れず。
うちのみりりんの彼氏は、宝塚随一の色男・朝夏のまぁ様なんです。
肩透かしで、すみません。
でも、ほっとしたろ?
★ひよこ27様へ私信
8月7日(日)エリザベート観劇されるんですね。
素晴らしい舞台を、どうぞ楽しんで下さい。
私は日中予定があり、18時半頃、宝塚に参ります。
大劇場ではなく、黄泉の帝王のお茶会へ…。
もしかしなくても、すれ違いですよね。
お声掛け下さったのに、タイミングが合わなくて残念です…。
エリザ会期中、宝塚大劇場へは毎週末、通っております。
(気がつけば、花組と宙組はそうなりがちです……)
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2017年2月雪組公演と愛Loveこりす
2017年最初の雪組さんの演目が発表されました。
名古屋の中日劇場は『星逢一夜』と『Greatest HITS!』
早霧さん、咲妃さん、望海さんはこちらですね。
そして、若手中心のバウ・ショーケース『New Wave ー雪ー』
月城かなとさん&永久輝せあさんが柱となり、雪組若手メンバーが繰り広げるショー。
プラチナ・チケット間違いなし。
……で、縣千くんはどちらに配置されるのでしょうか?
それが一番気になります。
普通に考えれば、New Wave に出そう。
月城さん、永久輝さんに次ぐ若手注目株ですしね。
意外と星逢組で、月城さんや永久輝さんが演じた役を任せて頂けるかも?!
ショーの方でも重要な場を任されそう。
…と、珠城りょう君応援仲間と、真剣に意見交換。
(弟だからね、千ちゃん)←脳内兄弟設定
雪組に関しては、縣くん最優先。
千ちゃんが出演していれば、なんとしても観たい!……です。
そういえば、千ちゃんを応援するようになって、明日海さんを更に好きになりました。
千ちゃんのおかげで、下級生視点を意識するようになりまして。
…で、改めて、明日海さんってさりげなく下級生に配慮してるのね…と。
あ、明日海さんと縣さんは組が違うし、直接の接触はないと思います。
ただ、下級生視点で見上げると、さりげない配慮に満ちてるなぁ…と思う訳です。
これは語れば長くなるから、機会がありましたら。
とりあえず、出演者の振り分け、早めにお願いします、劇団さん。
そして1ヶ月後には、花組全国ツアー『仮面のロマネスク』が始まってるんですね。
いっそ、金色の砂漠まで夏休みにしても良かったのでは?…と思うハードスケジュール。
酷暑の季節ですし、体調を崩されませんように。
長丁場を走り抜けた花組の皆さんも。
公演中の月組・宙組・雪組の皆さんも。
お稽古中の星組の皆さんも。
雪組のうち、ドン・ジュアン組(バウ組を含む)は一足早いお休みですね。
貴重なまとまったお休み、堪能なさいませ。
そして、このブログをお読み下さっている皆さんも、熱中症にお気をつけて。
某こりすちゃんの言葉を借りてみました。
本当に地上に舞い降りた天使だよね、こりすちゃん…。
9月の頭には、ゲスの極みに成り下がりますが……楽しみ過ぎて鼻血噴きそうです。(興奮しすぎだろ)
こりすちゃんが好きすぎてツライ……!!
(雪組の話題で、締めはこれ?)
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やっと振り向いてくれたね
どうしたんだい、一体……?
「大好きなんだ」
「振り向いてほしい」
「ジュテーム…!」
どれほど僕がこいねがっても、君はつれない素振り。
決して振り向いてくれる事はなかったね。
だから今回も、最初から期待などしなかった。
ただ、諦めきれなくて申込だけはしたけれど。
それがどうだい?
まさか君が、僕に微笑みかけてくれるなんて…!
夢を見ているんじゃないだろうね…?
もしかして今回は、全員プレゼントなのかい?
…と思っていたら、続々と
「お力になれなくて、ごめんね」
というメールが…。
Oh,boy!
いつだってランベスウォーク♫……じゃなくて。
信じられないよ。
まさか君が、僕に手をさしのべてくれるなんて…!
…でも、夢じゃない……夢じゃないんだね…?
2,500円、引き落とされるんだね?
雪組新人公演チケット代として…!
ありがとう、宝塚友の会…!
僕たちは、ようやく友達になれたんだね。
次回もよろしく頼むよ。
それとも今回は、君の気まぐれかな?
気まぐれでもいい。
僕はめちゃくちゃ嬉しいよ……!!
……という訳で、『ケイレブ・ハント』雪組新人公演を観れる事になりました。
B席ですが、観られるならどこでも嬉しいです。
…ていうか、好きです。B席。
縣千ちゃん、待ってろホイ!!
縣千くんをじっくり観られるのは新人公演。
(本公演のモブでも何でも、縣センサーで見つけるとはいえ)
貴重です、本当に…。
千ちゃんの成長を、見守り続けられる喜びよ…。
ケイレブ新公の友会抽選も、リアル友人にご協力いただきました。
9割方が明日海Love友です。
そして朝夏愛人会と、珠城のお嫁たま。
快くご協力下さって、本当にありがとうございました。
きっとまた、おすがりすると思います…。(早くも予告)
その節は、よろしくお願い致します。
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宙組『エリザベート』初日から2週間を経て(蒼羽ルドルフ ver.)
2週間ぶりの宙組エリザベート観劇。
個人的には初日の衝撃が大きくて、強烈な印象が残っています。
『王家に捧ぐ歌』もそうでした。
それはそれとして、引きで見てみると……確実にパワーアップしてます。
各自がレベルアップしてます。
それでは、気になったポイントの感想です。
★実咲エリザベート
一つだけ、ワタシ的にほんの少し残念に感じたのは、実咲凛音シシィ。
昇天の場で、最後まで不安げな面持ちに見えた事です。
初日のシシィは、昇天の場でトートを見とめ、ほっとして、喜びに顔をほころばせます。
その表情に、シシィがトートを選んだ(愛した)心の変化が凝縮されていました。
同時に、実咲さんが朝夏さんへ寄せる、安堵や信頼と重なって見えました。
みりおんが歩んだ道。
みりおんが出会った人。
みりおんが乗り越えた課題。
実咲凛音とシシィが重なって見えて。
シシィのほっとした表情に、こちらも嬉しくなって。
そして、まぁ様が…トートが優しく包み込む姿がね…。
よけい感極まりました。
実咲シシィの表情は、これからも変化していくのかもしれません。
対して、朝夏トートがシシィを包み込む様子は変わりなし。
まさに、どんな実咲シシィも受けとめる包容力に溢れています。
張り詰めてきた実咲シシィが、安堵して全てを委ねる。
リラックスして、素直に喜びに浸る。
そんなシシィを、また観たいなと思っています。
もしかしたら張り詰めていた糸がゆるんだ結果の、惚けた表情が不安げに見えたのかもしれませんが。
その一点が気になって仕方ないのは、他は完璧に限りなく近いからとも言えます。
歌も演技も、ハイレベル過ぎて…。
1幕ラストの鏡の間、自立を高らかに謳い上げる姿は圧巻。
孤高の高貴な姿に、胸が熱くなりました。
★真風フランツ・ヨーゼフ
真風くん、歌唱力が高まってる?
この短期間で、向上してる気がしました。
しかも、安定してます。
若く美しい皇帝。
苦悩を重ね、歳を重ねていく皇帝。
くたびれるどころか、渋みが男前度を上げていきます。
我慢役なんて、とんでもない。
むしろ、儲け役に見えてきました。
真風さんが演じた事で、フランツ・ヨーゼフのイメージが大きく転換したと思います。
★星吹ヴィンディッシュ嬢
己を皇妃エリザベートと信じる狂人・ヴィンディッシュ嬢(星吹彩翔)
男役さんが演じているにも関わらず、女装感はありません。
白い部屋着(ビスチェとスカート)に、手にはボロボロの扇子。
シシィとして振る舞う様子は、まさに皇妃の気品に溢れています。
シシィに掴みかかり、病院スタッフに止められ、地べたに座り込むや、自尊心が奪われたかのよう。
それまで溢れていた自信と気品が雲散霧消します。
シシィはそんな彼女に、心底から語りかけます。
「代わってもいいのよ。 私の孤独に耐えられるなら」
「あなたの魂は自由だわ」
シシィから扇子を受け取り、怯えた表情から一転、喜びを滲ませるヴィンディッシュ嬢。
それまでのボロボロの扇子と異なり、綺麗な扇子。
満足げに扇子を見つめる瞳は澄み切って、童女のよう。
その無垢で満ち足りた表情に、胸がしめつけられました。
★蒼羽ルドルフ
蒼羽りく演じるルドルフは、翻弄される悲劇の皇太子。
周囲に巻き込まれ、流され。
泳ぎ切れぬどころか、もがき苦しみ、渦に呑み込まれていきます。
無力さに打ちのめされ、八方塞がりになり、追い詰められ…。
これは私の印象ですが、桜木みなとルドルフは、翻弄されても、それとても己が選んだ道だ…という覚悟が垣間見えました。
蒼羽ルドルフは、残酷な運命に踏みにじられる魂そのもの。
見捨てられた子犬の寄る辺なさにも似て…。
どちらが良いとか悪いとかじゃなく、全く異なる解釈のルドルフ像でした。
りくルドルフは可哀想すぎて、胸が痛みました。
桜木ルドルフより一回り大柄ながら、蒼羽ルドルフはより脆く、傷つきやすいルドルフでした。
歌唱面は「がんばりましょう」ですが、ビジュアルと演技力は◎
苦悩と孤独が、痛いほど伝わってくるルドルフ。
ウルウルしながら見守りました。
蒼羽りく。
美しく切ない、悲劇の皇太子です。
ひとまず、こんなところで。
夕方から眠くて死にそう…。
フラフラしながら、各種連絡したり、これ書いたり。
変なこと書いてないか、メールもブログも心配です…。
最後になりましたが、私信(御礼)です。
今回のチケットのため尽力して下さった、細雪シスターズの次女様&三女様、そのお友達様、某会様。
本当にありがとうございました。
(お友達様と某会の方の目には触れないと思いますが…気持ちとして)
大劇場でお会いした、ウォッカさん、明日海Love友のMさん。
一緒に観劇した、ニコライ少尉さん、彩音さん。
とても楽しかったです、またお会いしましょう。
それでは、グランデ・アモーレ!!
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