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Channel: シエスタの庭
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男度を上げた縣千・雪組全国ツアー『La Esmeralda』11月23日梅芸千秋楽

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雪組全国ツアー皮切りの梅田芸術劇場11月23日千秋楽『ラ・エスメラルダ』だけ観てきました。

お茶会の翌日って、何かと息も絶え絶えですが、朝起きてボーッとWhat’s up 宝塚を観たら、まさに雪組全ツの話を、ちぎさん(早霧せいな)達がされてて。
「大劇場公演より人数は減ったけど、下級生一人一人が活躍してる」と話されてました。
永久輝せあさんが
「レーサーのシーンもパワーアップしてます!」
と強調されてました。

レーサーシーンは縣千くんも登場するよ?
うわぁ、やっばり観たかった…!
…と思ってたら、1時間後位に「ショーだけ観劇」確定。
やむを得ぬ都合で二幕目は諦めて帰る方から、お席を引き継ぐ形で観劇。
当日朝、降って湧いたお話でした。

…てなわけで、縣千くん中心の「ラ・エスメラルダ」観劇感想です。
パンフレットは未購入のため、縣センサー&記憶に頼ってのレポートです。
勘違い・見間違いなどあるかもしれません。
ご教示いただければ幸いです。
疲労が溜まり、開演前からヘロヘロ、記憶もすでに曖昧です…。 よろよろ。

ちぎさん、だいもん(望海風斗)、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)も好きです。
好きですが、敢えて千くんに特化…するつもりが、だいもんが登場すると、ちょい危うい。
やはり、だいもんすごいわ…。
1階後方の上手端にいたのに、だいもんメインの場では、オペラ越しにウインク、目線、指差しと3種類4回くらい飛んできたよ…。
オペラ越しでも、あまりにもズバッと決められると、グラッときます。
ハートも視線も、掴んで離さない引力がありますね。
さっすが、だいもん。
千ちゃん、だいもん先輩からどんどん吸収なさいませ。

オープニングは、望海&咲妃コンビ登場からスタート。
ここで男役2名 + 娘役2名のバックダンサーがつくんですが、その一人が千ちゃん?…ですよね?
いきなり出てくるとは、びっくり。
スポット当たってるのは望海&咲妃だし、ちょっと自信ないけど、私の縣センサーが反応しました。

早霧さんがどーんと登場する場では一度はけて、後からまた出てきますが、その時は上手の端で踊ってました。
全般的に千ちゃんは上手寄りにいる方が多かったような。
私は上手後方の端っこ席だったので、時として千ちゃんがセットの陰に隠れて見切れてしまう事が…うぅうぅ…。
セットを組む時や、立ち位置を決める時は、端からの見方も考慮して下さいな。
1階ってだけで、S席価格なんだし。

千ちゃんの動きは、スムーズで綺麗です。
敢えて動きを大きく見せようと、派手なアクションや反動をつける人は少なくありません。
特に男役は、どうしても。
ですが、私が観てきた限り、千ちゃんはそういう事がまずありませんでした。
その代わり、動きに無駄がなくスビーディなんです。
鳳月杏さんの踊りと系統が似てるかも。

レーサーの場面で、大劇場公演の時よりパワーアップしてました、確かに!
千ちゃんの踊り、もんのすごくキレが良くなってる。
夏の『星逢一夜』の頃の『La Esmeralda』に比べ、動きのキレが更に良くなり、スピード感が増したような。
前回は流麗で柔らかな印象でしたが、今回はシャープで男性的な印象。
丁寧な踊り方は変わりありません。
脚もすごく高く、すっと上げるし。

スピーディで、次の動きに入る時に余裕があるんですよね。
前はそれを綺麗に繋げてたけど、今回は敢えてゆとりある分、ほんのごくごく一瞬ですが、動きを止める事があって。
残像が「画」として焼きつく効果があります。
これ、柚香光くんがよく使ってますね。
意図してるのか、無意識か、わからないけれど。
縣千くんは研1にして、この残像効果に気づきましたか…。
気づいても、技術的に難しいから、誰にでも出来ることじゃないけれど。

赤い衣装のスペインな感じ…ホセとカルメン的な雰囲気の場でも、踊りまくってましたね。
私の思い違いでなければ、ごくごく短いながら、ソロ…歌いませんでしたか?
いくら全国ツアーとバウに分かれてて、人数が少ないからって、研1でソロとる…なんて、天海さんもそんな事ある?
……天海さんはありました。
研1で新人公演主演したから。
天海さんは大物すぎて、参考になりませんね、はい。

研1だし、基本の定位置は端や後ろですが、気がつけばドーンと真ん中近くで踊ったり、ちょろっと歌っちゃったり(他の方と共に…ですが)、まるで中堅ジェンヌみたい。
しかも、上級生と並んでも、全然押し負けてません。

あ、上級生の中でも、トリデンテ様(早霧、望海、咲妃)は比較対象外です。
さすがにオーラが違います。

私は縣センサーを付けられてるせいか、並みいる先輩路線スターより、縣さん(と感じる人)に目がいきがち。
蛍光カラーテープ貼られてるみたいなスーツ姿で踊る時も、帽子を目深に被ってるから顔は見えませんが、動きで「千ちゃん?」と出てきた瞬間からロックオン。
間違ってたら、どないするねん?って話ですが。

ロケットでは、脚をまっすぐ高く上げてて。
軟体動物のごとき柔らかさ。
最初は真ん中で踊ってましたが、最後は端っこに移動。
前回までは「ボーイッシュな女の子」でしたが、今回は「女装してる…」
千ちゃん、早くも女装男子に昇格しました。
おめでとうございます。

フィナーレでは、スーツ姿。
大劇場公演ではロケット衣裳のままですが、全国ツアーでは男に戻れますね。
後方で階段の上に立ち、爽やかな笑顔を振りまく千ちゃん。
笑顔にあざとさや作った感がなくて、自然です。

縣千という御仁は研1にして、骨太な男役の存在感があります。
それでいて、爽やかな笑顔はあどけなさも残ってて。
顔がはっきり見えなくても、動きで「縣千」とわかるのは、基礎が盤石だからでしょう。
派手な動きはしないものね、縣さん。
オーバーアクションは一切ないのに、際立って見えるんですよね。
動きに無駄がないからこそ美しく、洗練されて感じるのでしょう。
こけたりしても、体勢を立て直した瞬間、何事もなかったように微笑んでるし。(11月23日楽は転んでませんよ)
今にきっと、それすら演出だと思わせる技を身につけるに相違ありません。(推定)

縣千くん……末恐ろしい子…!


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