Quantcast
Channel: シエスタの庭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2993

花組『ポーの一族』初日観劇して原作ファンとしての感想

$
0
0

2018年1月1日(月・祝)花組『ポーの一族』初日観劇してきました。

原作がある作品を実写化したり、舞台化するのは、難しいですよね。
読者それぞれにイメージを持ってるから。
マンガはすでにビジュアルイメージが固定してますから、余計に。

少女マンガの絵は、少年マンガより繊細なので、アニメ化すら難しい作品が多いのに、三次元化。
ハードルが高いと思います。

演者のビジュアルやイメージ、脚本・演出・音楽・衣装……様々な要素が重なり合っての宝塚版『ポーの一族』

ガッカリするかもしれないな…と覚悟して臨みました。

原作ファンとして申し上げると、驚きました。
耽美系少女マンガの舞台化は、極めて困難だと思います。

いやもう、これ、なんて言えばいいの?
明日海りおを筆頭に、キャストがすべからくハマってました。

エドガー(明日海りお)
アラン(柚香光)
メリーベル(華優希)
ボーツネル男爵(瀬戸かずや)
シーラ(仙名彩世)
クリフォード医師(鳳月杏)
バイク・ブラウン(水美舞斗)
老ハンナ(高翔みず希)
大老ボー(一樹千尋)

…などなど、イメージを裏切りません。
少なくとも、私のイメージは裏切られませんでした。

音楽も、カフェブレで最初聴いた時は微妙だと感じましたが、舞台では壮大さとおどろおどろしさがいい感じにマッチ。

原作をかなり忠実になぞり、壮大な世界観と細かな設定の数々が、予想よりずっと綺麗にまとまっていました。

これは、原作ファンも文句いわないと思います。
あ、私は原作ファンなので。

宝塚より、少女漫画ファン歴の方が長いです。
字を読めなくても、2歳になる頃には少女マンガ誌を見てました。

今もマンガ大好きです。
マンガやアニメは、世界に誇る日本のお家芸文化だと思います。

私は原作を知ってますが、舞台化を知り、敢えて読み直さずに臨みました。
初見に近い状態は無理でも、忘れている事もあるはず。
それでも、ちゃんと分かるかどうか。

結果、スムーズに観ることが出来ました。

まだ初日なので、細かいアレコレは敢えて書きませんが、本当は語りたい。

フィナーレショーも、しっかりあります。
見応えあります。
今までにない(…と私は思った)演出(…というか人選)が見られますよ。
そう来るか!…と。

基本は踏襲してますが、フィナーレのオープニングは、誰が出て来るか読めませんでした。
普通なら、2番手さんですよね。
でも、終わり方から、それちょっと無理だよね?…と

あと、明日海さんのビジュアルへの工夫が、やはり目新しい。
ありそうでなかった明日海りおです。

ワタシ的に目新しく感じる点が結構ありまして。
良い意味で、予想を裏切られたフィナーレでした。

これから観る人、期待していいですよ。
原作ファンとして、太鼓判おします。


▽ブログ村さんのいいね
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2993

Trending Articles