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2017年 My Best ジェンヌ

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すでに、今年のベストプレイについては書きました…が、ちょくちょく拝読しているブログ(宝塚は生きる糧様)を覗いたら、こんなお題の予告が。

(この記事を書いた時点では、予告でしたが、12月30日深夜に本編を更新されました)

私的「ベストタカラヅカ観劇 2017」  
私的「ベストジェンヌ 2017」 
私的「最も美しいジェンヌ 2017」

なんだか面白そう〜。
そのお題で、私も書きたくなってきたぞ、ウズウズ。

実は、マイベスト新人賞とかも書いてたんですよ。
ただ、タカスペ感想を優先しちゃいまして。

ついでに、通信制限がかかり、今はブログ投稿も一苦労。
なのに、ついつい書いてしまいます。

とはいえ、年末で色々準備がありますし、家族が入院してますので、それらを優先しつつ…ですが。


★私的「ベストタカラヅカ観劇 2017」 

芝居部門は、月組『グランドホテル』

ショー部門は、花組『EXCITER‼︎2017』

そして総合では、花組『ハンナのお花屋さん』です。

ハンナは 2017年に収まらず、私の半生で最も大切な作品となりました。
なぜ、そんなにも好きなのかは、語る機会があれば、語ってみたい気もします。

話は少しズレますが、何度声をかけても、頑なに宝塚を避ける妹がいまして。
妹はもともと宝塚ファンですが、贔屓の退団と共に、遠ざかったパターン。

それでも、とりあえず毎回、声はかけてました。
ハンナも、ほぼルーティンで連絡したら、「観てみる」と。

あのタイトルは正直、興味を惹くどころか、逆効果なタイトルだと私は思ってます。
なので、誘っておきながら、「えっっっ?!」と不意を突かれました。

妹とは別々に観劇し、作品の感想はあまり聴けてません。
ただ、妹の琴線にも触れたんでしょうね。
その後は、声をかけた作品すべて「観てみたい」と答えた妹よ。
危険な沼へようこそ。


★私的「ベストジェンヌ 2017」 

次点は、朝夏まなと様。

『神々の土地』のドミトリーは、人としての一つの理想像。
爽やかで誠実、苦悩と情熱に満ちた魅力的な青年・ドミトリー。
彼がオリガ(星風まどか)達に語りかける言葉には、人として大切な事が凝縮されていました。

演じる役柄に生き生きとした説得力を持たせ、息づかせてきた朝夏さん。
男役の集大成を見せて下さいました。


そして、私的ベストジェンヌ・栄えある1位は……明日海りお様です。

あんなに細くて華奢で、優しげで儚げで、女の子らしい柔らかさを感じる方なのに………反則だろうよ!
なんで、あんなにナチュラルに男性なの?

特に現代劇で、あんな素敵男子をリアルに再現されたら、本当に困る。
扮装物なら、線引きしやすいけど、現代劇だと、なんか普通にいそうで、うっかり探してしまいそうで困る。
困るんだよ、明日海さん……!

すっかり骨太で正統派の男役になられたと思います。
私は明日海ファンと言いながら、「さすがに無理だろ」と思ってましたが、明日海さんを見くびってました……。
ほんとうに申し訳ございません。


★私的「最も美しいジェンヌ 2017」

次点は、伶美うらら嬢。

『神々の土地』のイリナは、伶美うららなればこその役。
イリナが美しく、気高く、聡明であればこそ、ドミトリーが彼女に惹かれた気持ちも分かろうというもの。

朝夏さんより7学年も下とは思えない、歳上に見える落ち着いた佇まいと品格を備えていました。
芝居に対する細やかなアプローチは、無駄なく流れるような動きからも明らか。

伶美さんと同じ動きを、たまたま他組の舞台で見かけましたが、伶美さんのなめらかさ・美しさが上回っていたように感じました。

また、冒頭の淡いミントグリーンのドレスから覗く白い背中の美しいこと。
ピンと伸びた背中から、イリナの誇り・品格・責任感の高さが香り立つようでした。

伶美うららの美は、造形はもちろん、優雅な身のこなし、落ち着いた声など、複合的な要素から生み出されていると、改めて感じました。


そして私的最も美しいジェンヌ・第1位は……明日海りお様です。

お顔立ちもですが、何よりお心映えが素晴らしい。
こちらが勝手に推し量ってる面もありますが、極めて深いお考えやお気持ちを持たれていると思います。
明日海さんの深謀遠慮が、今の花組にどれほど反映されていることでしょうか。

これについても、語る機会があれば、語ってみたいと思ってはいます。
でも、それは明日海さん退団後になりそうな予感。

言葉にしてみたい気持ちもありつつ。
言葉にならない予感もします。
外から見ているより、遥かに深遠な配慮や愛情を持たれている気がしてなりません。

明日海さんご自身が語られず、黙々と切磋琢磨されている以上、その凛々しく寡黙な背中についていきたい。
少なくとも今は、そう感じております。

明日海さんは意外と、『男は黙って、高倉健』なんですよね。


蓋を開けてみれば、My Best は明日海さんで埋め尽くされました。
裏返せば、そういう方だからこそ、気の多い私が何年も『揺るぎない大本命』と言い続けているのでしょう。
今年も、あちらへフラフラ、こちらへフラフラしながら、明日海さんを観るや、心を鷲掴みにされていました。


makorinさん(宝塚は生きる糧様)、断りなくお題について語らせて頂き、ありがとうございました。
仲介して下さった happyさん(心は青空様)にも感謝いたします。

最後になりましたが、ブログを読んで下さる方がいらして、とても嬉しいです。
本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。


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