昨日11月7日、2018年5月博多座公演(花組)の演目が発表されました。
明日海りお・仙名彩世のトップコンビ主演で『あかねさす紫の花』
飛鳥時代、女流歌人・額田王を巡り、中大兄皇子(天智天皇)&大海人皇子(天武天皇)の兄弟が火花を散らすラブロマンス。
額田王と中大兄&大海人ブラザースの恋愛バトルを知ったのは、小学生時代。
里中満智子先生のマンガで拝読したのが、きっかけです。
マンガっ子なもので…。
明日海Love友のMerciさんが以前から、「みりおちゃんで『あかねさす』を!」と仰ってたんです。
情熱が通じましたね…!
仙名さんは、宝塚おとめで「演じてみたい役」に「額田王」と答えてらして。
最近も、宝塚関連書籍であらためて『あかねさす紫の花』の額田王を演じたいと触れてらしたので、これは本当に来そうだな…と思っていたら、の発表。
ゆきちゃん、Merciさん、おめでとうございます。(そこ?)
念願が叶いましたね、お二人とも。
明日海りお、仙名彩世にぴったりな演目だと思います。
芹香さんの不在が、あらためて惜しまれます。
りおゆきキキのトリデンテなら、最高の『あかねさす紫の花』が生まれた事でしょう。
明日海さんと拮抗しえる力量を備えている、今の芹香斗亜ならば、申し分のない好敵手として対峙できたはず。
明日海・仙名と互角に渡り合える力量と存在感を備えた花組生となれば、この人しかいません。
鳳月杏。
『月雲の皇子』は、上田久美子先生のデビュー作にして、傑作。
時代設定や人物の関係性など、『あかねさす紫の花』を彷彿とさせなくもありません。
その『月雲の皇子』で、主演の珠城りょう、ヒロイン咲妃みゆと共に、その熱演と存在感で魅せた鳳月杏。
ちなつさんは、もっともっと重用されて然るべき表現者だと思います。
二番手だから、柚香光を中大兄または大海人に配するのでしょうか。
柚香光の華やぎは、他の追随を許しません。
…ですが、それとこれは話が別でしょう。
少なくとも、本作『あかねさす紫の花』に於いては。
近年の劇団は、目が覚めるような英断を見せてくれる事が少なくありません。
方針を決めたら、どんどん具体化していく実行力。
観客の声を汲み上げる柔軟性。
そして、作品そのものをブラッシュアップする姿勢を感じます。
『あかねさす紫の花』についても、期待しています。