花組『邪馬台国の風』千秋楽、こぼれ記憶メモです。
科白はニュアンスですので、タカニュ放映分とズレがあったら、ご めんなさい。
順番も入れ替わってるかもしれません。
(スカステ難民なので、許して下さい…)
★パレード
パレードのラストは、明日海さんだけせり上がり、ワインをぐいぐ い煽ってはグラスを上げて乾杯、を繰り返します。
ですが、千秋楽は飲むより乾杯に時間を割いてました。
幕が降りてきたら、両手で可愛くお手振り。
白昼夢を見ましたか、ワタシ?
芹香さんはふだん、隣の専科・星条海斗さんとグラスを合わせ、客 席に向けて乾杯してくれます。
千秋楽は、星条さんとグラスを合わせた後、グラスを傾け、ぐいっ と飲み干してました。
★トップご挨拶…中村暁先生からのなぞなぞ
『邪馬台国の風』の演出家・中村暁先生から、花組生達はなぞなぞを出されたそうです。
「雨乞いを100%成功させるには?」だったかな?
一人だけ、正解者がいたそう。
正解は「雨が降るまで、雨乞いを続けた」
「達成するまであきらめず、諦めずに精進を重ねていくことの大切さ」を教わったと。
中村先生が、ずっと背中を押して下さった、と。
前向きに捉える明日海さんでした。
★退団者の紹介
明日海さん恒例、退団者一人一人へのコメント。
「まず、梅咲衣舞!」
下手側に立つ梅咲さんへ顔を向けます。
明日海さんと客席に向かって、お辞儀する梅咲さん。
「うーにゃんは宝塚が大好き、娘役が大好き…なのに、男役への憧れも持ち続ける、努力の人です 」
「私が花組へ組替してきたばかりの頃、『みりりん、かっこいいよ …!』と毎日言ってくれて…その言葉に救われてきました」
明日海さん89期、衣舞さん90期。
本科・予科の関係です。
もしかしたら、 音楽学校時代から多少は見知っていたかもしれませんね。
慣れない花組で毎日、明るく声を掛けてくれる人がいる。
どれほど心強かったことでしょう。
「そして、夕霧らいさん」
上手側に向き直る明日海さん。
その視線を、にこやかに受けとめる夕霧さん。
「かっこいい花男で、やさしいお兄さん」
「元気のない人がいると気づき、明るく声をかけてくれる」
夕霧さん88期、明日海さん89期。
こちらも本科・予科の関係です。
明日海さんにとって、歳も学年も近く、いまや気の置けない仲間なのでしょうね。
『邪馬台国の風』のタケヒコは、途中からポッと邪馬台の里の兵士になります。
タケヒコを認め、仲間として受け入れてくれたアシラ、フルドリ、ツブラメ達。
月組からやってきて二番手就任、一年後にはトップ就任…と、ほぼ落下傘だった明日海さん。
そんな明日海さんを受け容れ、担ぎ、いまや明日海カラーに染まり、一丸となって熱い熱い舞台を創り上げる花組の仲間たち。
あらためて振り返ると、『邪馬台国の風』は、明日海さんの歩みとリンクする面もあるお芝居ですね。
素朴な味わいの作品だな…と、噛めば噛むほど、じわじわ来てます。
「お二人とも、花組のムードメーカー」と退団を惜しんでいました。
この後、カーテンコールで、トップと退団者だけが登場した折、
「次に生まれ変わっても、タカラジェンヌになります!」
「雨が降るまで、雨乞いを続けます!」
と梅咲さん。
「宝塚に風が吹くとき、それは私が花組のみんなや、お客様を思っている時」
だったかな?…と夕霧さん。
この時の言い方、かっこよかった、らいさん。
舞台上の明日海さん、梅咲さんも、客席も、どよめいたよね。
可憐な花娘、いなせな花男です。
ホント、お二人とも、辞めるの止めてほしい…(切実)
続きます。