昨日2022年11月2日(水)はマリー・アントワネットの誕生日でした。
昨日書きかけて、寝落ちしてました。
本当に毎日眠い。
涼しくなると、体温が低下するからかな。
アントワネット様を知ったのは、ベルサイユのばら(原作)でした。
最初は美しい絵に惹かれました。
字を読めるようになり、最初に買ったマンガはベルばらだったかと。
何度も何度も読みました。
アントワネット様とオスカル様のそば近くにいられるロザリーになりたいと思ったものです。
宝塚版ベルサイユのばらは、あまり興味が湧きませんでした。
原作が好きすぎて。
申し訳ない。
ただ、涼風真世さんのオスカルは「うわ!」
原作のイメージを損なわないオスカル様でびっくり。
ビジュアルは中性的で麗しい。
文句なく美しい。
そして、凛々しい。
男性キャラよりカッコイイ。
発声は落ち着いて低め。
良い意味で女子みが少ないオスカルでした。
宝塚のベルばらは、フェルゼンやアンドレの前では女子化するきらいがあるのでね。
そこを残念に感じます。
オスカル様は性別を超越し、人として人と繋がろうとした人物です。
ベルばらは恋愛要素も絡めてますが、本質はそこにはない。
原作のオスカルは、性別や身分を超越し、思想や言論を通して人と繋がる。
『人は皆、自由で平等である』という思想を持つ若者たちと出会い、共感し、ワクワクするオスカル。
現代にオスカルがいたら、「私が夢見た世界!」と喜ぶだろうなぁ。
アントワネットも実は最初から最後まで、己はフランスの皇太子妃、のちに王妃という矜持を持って生きています。
ベルサイユのばらは、己の生き方を問う物語だと私は思います。
ミッチー(及川光博)もかつて『ダ・ヴィンチ』のマンガ特集号で
「オスカルは人間として理想的」
と語っていました。
ベルサイユのばらが世に浸透する上で、宝塚歌劇の力は甚大でした。
原作ファンとして感謝しています。
宝塚歌劇ベルばら初演から約半世紀。
もし再演するなら、女性演出家による新たな視点で再構築を希望します。
∇ 薔薇は美しく咲く