2022年10月18日(火)宝塚大劇場にて、雪組『蒼穹の昴』新人公演を観劇しました。
それでは、曖昧な記憶による観劇感想&レポです。
★谷貴矢
蒼穹の昴、演出助手は谷貴矢&指田珠子先生。
新人公演の演出担当は、谷貴矢先生でした。
大作を必死で2時間半にまとめた原田諒先生。
それを更に2時間弱に短縮するのは至難の技だったかと。
しかし、そこはさすがタカヤ先生。
幕前芝居+説明台詞で乗り切りました。
新たな台詞を捏造(←言い方)したり。
説明や進行にも遊びを採り入れていました。
「そろそろ本当の名前を教えて」
と水を向けられ、うふふとかわすマダム・チャン。
なるほど、そう来るのね~!
…と楽しませて頂きました。
個人的に「白太太の占いは優しい嘘」だと気づいていてた春児のエピソードが削られてて残念でした。
★華世 京(106期・研3)
梁文秀
※本役:彩風咲奈(93期・研16)
新公初主演おめでとうございます。
中華帽と長い三つ編みヘアが似合い、シャープな印象に。
ラスト、短髪リーゼントになった途端、丸顔に戻りましたが。
黒目がちの潤んだ瞳
バランスの取れた横顔
笑顔と三白眼の落差
彩風咲奈に寄せた低音発声
なめらかな歌声
豊かな声量
明朗な滑舌
センターに相応しい華
カセキョーは真ん中が似合う。
研3でこんなに完成度が高くていいの?
縣千もそうですが、良い気を吐き出すのよね。
邪気のない笑みで引っ張っていく。
誠実で真摯、リーダーの素質を持つ文秀にピタリはまってました。
…かと思えば、瞬時に空気を凍てつかせる。
臨機応変な芝居力。
場の空気を制する力を備えています。
ロン毛が似合うので、今後も長髪キャラよろしく。
カセキョーはODYSSEYの王妃が素敵過ぎたので、個人的に娘役になってほしい気持ちもある。
横顔を見てると時々、咲妃みゆを彷彿とします。
可愛さもあるので、どちらも出来るよね。
ヒロインも似合いそう。
いやはや、脱帽と納得の梁文秀。
納得の主演でした。
★音彩 唯(105期・研4)
李玲玲
※本役:朝月希和(96期・研13)
2度目の新公ヒロイン。
今回は後輩と組みました。
少女時代がめっちゃ幼くて。
歌声も幼くて。
敢えて、アニメ声に寄せてたよね?
年齢の変化を巧みに表現していました。
玲玲の成長過程を目と耳にわかりやすく表現していました。
歌も芝居も上手。
本公演では活躍の場があまりない分、新公で力を発揮できて良かったね。
∇初主演おめでとう