2022年8月14日(日)15時半公演を以て、花組が東京公演の初日を迎えます。
『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』
『Fashionable Empire』
柚香光(95期・研14)
星風まどか(100期・研9)
…のトップコンビを中心とした芝居とショー2本立て。
花組はエンターティンメント性が高い気がする。
どの組もそうなんだけど、なぜか花組を観ると、
「うわ!宝塚みた!」って感じます。
おそらくトップスターの持ち味が大きく影響してるのかも。
れいちゃんは好き嫌いに関係なく、目が惹き寄せられる気がします。
見るつもりなくても、見ちゃうというか。
間違いなく凄まじい華の持ち主だと、改めて実感しています。
れいちゃん率いる花組の舞台は、明日海さんトップ時代と同じく毎回とても楽しみです。
★メインキャスト
柚香光のリストは「モテ」に説得力があります。
迷いや苦悩に満ちながら、表面は華やか。
柚香リストのすがるような瞳。
こんなん見つめられたら、放っておけません。
奔放に見えて、淋しがり屋。
しょっ中、ひとの話聞いちゃいねえ。
一人で落ち込んだり、浮かれたり、乱高下が激しい。
…と書くと、欠点にしか見えません…が。
れいちゃんが演じると、すべて魅力に転化する不思議。
技巧のみならず、人間的な可愛げやセンスが作用してる気がします。
永久輝せあ(97期・研12)演じるジョルジュ・サンドが独特の存在感と魅力を放っています。
発声がのびやかで綺麗。
台詞も、歌唱も。
実在のサンドをかなり研究したんじゃないかと。
雰囲気にそれが醸し出されています。
水美舞斗(95期・研14)は天才作曲家ショパンを好演。
繊細で腺病質なショパンは、明朗快活で筋肉美を誇るマイティと対照的に思われるかもしれません。
マイティは繊細な人だと、私は感じてきました。
実在のショパンはちょっと我儘で贅沢な面もあり、必ずしもマイティと似てるとは限りませんが。
ただ、ショパンの楽曲に通じる細やかな美しさは、マイティの本質と近しいように感じます。
星風まどか(100期・研9)は幼く愛らしい印象でしたが、大人の女性に挑戦。
マリー・ダグー伯爵夫人が抱える苦悩は、多くの女性が共感できそう。
宝塚では新人公演後、演技に大幅に変化が。
新公に触発されて、本役さんが変化する事はままありますが。
新公ヒロインの星空美咲(105期・研4)に教えるだけでなく、刺激を受けているのでしょうか。
より感情表現が豊かになり、凛とした姿との対比が明確になりました。
会期(7/30~9/4)のうち、15日半が中止に。
残りの21日半は無事、上演できますように。
★休演者
すでに発表済の海叶あさひ(103期・研6)に加え、2名の休演が発表されました。
朝葉ことの(103期・研6)
琴美くらら(103期・研6)
奇しくも全員103期。
海叶くんは全日程休演と発表済ですが、朝葉さんと琴美さんは復帰時期未定。
新人公演の代役に触れていません。
新公(8/26)までに復帰の可能性があるのね。
朝葉さんはル・ヴァイエ夫人(本役:美風舞良)
琴美さんはド・ロルジュ夫人(本役:糸月雪羽)
新公の舞台に立つお二人を拝見できますように。
LIVE配信、楽しみにしています。
…とはいえ、もちろん健康第一。
ご無理をされず、療養を優先されますよう。
★いよいよ初日
15:30 になるまで予断は許しませんが。
初日の幕が上がると信じています。
今夕はTwitterとネットニュースをチェックしまくりやな。
∇花組!最高!!