2022年の黄金週間もあっという間に後半戦。
星組生と108期生がどう過ごしているのか、気に懸けるGWです。
おそらく寮または自宅に籠もっている事と思いますが…。
元気な新公学年の生徒たちは自主稽古できれば良いのにね。
それもダメなのかな?
どうなんでしょう…。
星組『めぐり会いは再び next generation』キャスト別感想が途中なので、それを書くか?…と思いつつ、筆が止まっています。
そんな訳で、ちょっと雑談。
気になる娘役さんを語ってみます。
・現役に限定
・一期につき一人ずつ
・期によっては複数になるかも(ヲイ)
★春妃うらら(97期・研12)
花組
研2で新人公演ヒロインに抜擢された春妃さん。
有望視されていた事が窺えます。
その後、星組から同期の城妃美伶が組替してきた煽りを受けましたが。
城妃さんは新公ヒロ5回(星組1、花組4)に加え、別箱でも娘2やヒロインに。
そんなスゴツヨ城妃さんは、トップ娘役になる事なく退団。
春妃さんは今も現役で、宝塚の舞台に立っています。
歌は弱めながら、ダンスは切れ味良し。
『A Fairy Tale』や『はいからさんが通る』の群舞では目が奪われました。
お芝居では、明朗な空気感を醸し出す春妃さん。
『新源氏物語』では愛らしい若紫。
『A Fairy Tale』ではマフィンを夫の職場に差し入れするネリー。
『PRINCE OF ROSES』では若き王の生母マーガレット。
屈託なく無理なく、柔らかく演じていました。
新公ヒロイン1回
・サン=テグジュペリ(2012/芹香斗亜)
★有沙瞳(98期・研11)
雪組⇒星組
トップ娘役でこそないものの、ヒロイン経験豊富。
歌唱・ダンス・芝居と安定した舞台技術力の持ち主。
雪組『伯爵令嬢』でヒロインを陥れる(…というか、なりすます)アンナ役を演じました。
その演技が上手くハマってしまい、くらっち(有沙)本人がイメージダウンした気の毒な過去が。
2016年12月26日付にて、同期の真彩希帆とトレードの形で星組へ組替。
イメージ一新の好機となりました。
星組『ロミオとジュリエット』のばあやは、やや若め感はあるもナイスキャラ。
アルトで深みのある歌唱も良き。
ヒロイン歴を見ると、2014年からほぼ毎年、ヒロインを経験。
2020年はコロナで半年ほど公演がストップした事を考慮しても、大した登板率です。
伶美うらら退団を受け、池田泉州銀行イメージ・キャラクター就任(2017年11月~)
新公ヒロイン2回(雪1・星1)
・一夢庵風流記 前田慶次(2014/月城かなと)雪
・THE SCARLET PIMPERNEL(2017/天華えま)星
バウヒロイン2回(雪1・星1)
・銀二貫(2015/月城かなと)雪
・龍の宮物語(2019/瀬央ゆりあ)星
東上ヒロイン3回(全て星組)
・阿弖流為(2017/礼真琴)
・ドクトル・ジバゴ(2018/轟悠)
・マノン(2021/愛月ひかる)
★彩みちる(99期・研10)
雪組⇒月組
みちるちゃんはお芝居が巧み。
表現力が豊かで、
『るろうに剣心』本公演の弥彦は、少年そのもの。
少年役は、娘役の演技力が分かりやすく出る役のひとつ。
みちる弥彦は原作イメージまんま踏襲してたかと。
『壬生義士伝』本公演では、彩海せら(102期)の妹みつ役。
同新人公演では、主演の彩海とコンビを組むことに。
糟糠の妻しづと、大店の娘・みよ役との演じ分けが鮮やかでした。
同じ作品で、兄妹役と夫婦役を演じるってどんな感じだったのかな。
観てる方に違和感なく演じた上、感動までさせた新公主演コンビでしたよ。
たとえモブでも、素敵だなと思ったら、みちるちゃんだった事も何度か。
何か目立つ事をしてる訳でもないのに、なぜか目がいきます。
歌唱自体は弱めながら、表現力でカバーするタイプ。
『Bow Singing Workshop〜雪〜』で語り掛けるように歌っていた姿は印象的。
裏返せば、歌唱力さえあれば…と。
新公ヒロイン3回(全て雪組)
・星逢一夜(2015/月城かなと)
・るろうに剣心(2016/永久輝せあ)
・壬生義士伝(2019/彩海せら)
東上ヒロイン2回(全て雪組)
・ドン・ジュアン(2016/望海風斗)
・CAPTAIN NEMO(2017/彩風咲奈)
★糸月雪羽(100期・研9)
花組
入団成績3番の糸ちゃん。
歌唱・ダンス・芝居と抜けなしで標準以上のレベル保持。
ビジュアルも愛らしい。
100期はスター揃いの期です。
新公ヒロイン経験者だけ抜き出しても、この通り。
星風まどか(宙組+花組トップ娘役)
音くり寿
天彩峰里
華優希(花組トップ娘役/退団済)
桜庭舞(退団済)
エトワール経験者を加えると、羽織夕夏も。
100期生が組廻りを終え、各組へ配属された頃、城妃美伶が星組から花組へ異動。
花組では城妃美伶が新公ヒロイン独占期間に突入しました。
そこでまず、下級生娘役の育成停滞期が訪れます。
加えて、音くり寿や華優希が頭角をあらわしていきました。
糸ちゃんは他組にいれば、もっとチャンスを貰えたかもしれません。
なかなか目立つお役は貰えずとも、任せればこなせる人ですから。
『CASANOVA』新公のゾルチ夫人(本役:花野じゅりあ)
『A Fairy Tale』新公のメアリー・アン(本役:芽吹幸奈)
それぞれ、本役さんのテイストを活かしつつ、自然に演じていました。
本公演でも通用するレベルと申せましょう。
『銀ちゃんの恋』では、ヤスの姉・玉美役を好演。
ホンマに糸ちゃんかいな?…と驚きました。
褒ジュリアナ風の衣裳と、どぎついメイクでね。
糸月雪羽という個性が見えませんでした。
それだけ役になり切っていたかと。
実力がある娘役さんなので、願わくば長く在任して頂きたい。
もっと登用してほしい娘役さんです。
∇つづく