2022年4月2日(土)花組『冬霞の巴里』大阪梅田公演が終幕。
シアタードラマシティは、19世紀末の真冬のパリ。
身も心も震えまくりました…感激で。
指田珠子先生はじめ、スタッフの皆様。
永久輝せあ君はじめ、花組の皆様。
素晴らしい舞台をありがとうございました!
宝塚とフランスは縁が深く、宝塚の上演作の多くはフランスが舞台ではないかと思うほど。
でも、指田先生が描いたパリは、従来の宝塚に登場するそれとは異なります。
汗臭く埃っぽく、混乱や貧困がはびこる街。
私にとっても、フランスは土臭く埃っぽい印象。様々な高級ブランドの発祥の地ですが、庶民に手が届く服は化繊の生地に粗い縫い目が思い出されます。
今はまた時代が変わり、状況も変化しているかもしれませんが。
とりあえず、化繊の質は大幅に向上してますよね(←そこ?)
ただ、私の中に刷り込まれたフランスが呼び覚まされる面がありました。
ヴァレリー家のようなブルジョワとは無縁ですが(^◇^;)
朝まなと(88期)の『翼ある人びと』
明日海りお(89期)の『春の雪』
望海風斗(89期)の『ドン・ジュアン』
珠城りょう(94期)の『月雲の皇子』
瀬央ゆりあ(95期)の『龍の宮物語』
永久輝せあにとって『冬霞の巴里』はそういう作品になりそうです。
永久輝さんは今後、より多くの主演作を得るでしょうし、代表作も生まれるでしょう。
『冬霞の巴里』は永久輝せあの魅力を余す事なく引き出した作品として、ファンから愛され、長く語り継がれていくと思います。
この作品を契機に、永久輝さんに心を鷲掴みにされた人も多いでしょう。
星空美咲にとっても、『銀ちゃんの恋』に続き、大きく飛躍した作品。
聖乃あすか、飛龍つかさにとっては新境地を切り拓いた作品。
咲乃深音と愛蘭みこは、歌唱力と演技力を遺憾なく披露。
永久輝せあ主演で『エリザベート』上演してほしい。
トップお披露目公演ではなく、円熟期に。
(その時、シシィが星空美咲なら良いな…)
カーテンコールでの挨拶も粋でしたね。
永久輝「作中に『共犯者』というフレーズがよく出て来ますが、この作品をご覧になった皆さんも共犯者です」
永久輝「配信をご覧になってる皆さんも共犯者ですよ♡」
両手を拳銃のようにして、交互に突き出してましたね♡
4回目のカテコはスタンディング・オベーション。
花組生たち全員で、
永久輝「東京も」
花組生「がんばりまーす!!」
どんどん変化していく、進化していく、深化していく作品。
東京千秋楽もぜひ配信して下さーい!
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