2021年12月11日(土)11:30~大阪・心斎橋ブルックリンパーラーにて『椿りょう Precious Stones』を観て参りました。
『Precious Stones』は約50分のレビュー・シリーズ。
基本は同じコンセプトのショー。
OSKの男役スター数名が主演に抜擢され、各自のオリジナル・コーナーも含めた演目。
男役2名と娘役3名で上演されるのかな。
2年前、楊琳、翼和希、椿りょう、それぞれの主演ショーを観劇。
各自の色が見事に出ていて、一気に引き込まれ、リピート観劇したものです。
当日券に並んださ。
その大好きな『Precious Stones』がリニューアル。
見事にガラリと変わっていました。
前のシリーズとは別物になっていました。
これ、『Precious Stones』なの?
別の名前つけてもええんちゃうの?
ただ、どっちもめっちゃ好きです。
リニューアル版の『椿りょう Precious Stones』
出演者は男役2名、娘役3名の計5名。
椿りょう
唯城ありす(ゆしろ・ありす)
京我りく(きょうが・りく)
有絢まこ(ありあ・まこ)
璃音あかり(りおん・あかり)
椿くん、ありすちゃん、京我くん、まこちゃんは久し振りの観劇。
あかりちゃんは初めまして。
リニューアル版もあっという間でした。
前作とは比べようがないほど、圧が凄かった。
風馬圧と名付けたい。
特筆すべきは、アルゼンチン・タンゴ。
これがもう見応えありすぎでした。
企画・振付は元・宝塚歌劇団宙組94期生の風馬翔。
風馬くんが退団後、様々な振付を手掛けていた事は知っていました。
…が、風馬くんの仕事をこうして拝見したのは初めてかも。
えっらい才能を隠し持ってはったんですね。
コリオグラファーのセンスはもちろん、コンセプトの構築がすばらしい。
物語性をもったダンスシーンは、映画を観ているようでした。
雰囲気あるし、それぞれの気持ちも伝わるし。
この後、ジャズのコーナーもありまして。
それも風馬先生が手掛けたそうな。
風馬くん、宝塚の振付もやってほしい。
藤井大介先生、野口幸作先生、稲葉太地先生、上田久美子先生らのショーと相性良さそう。
コンセプトが明確で、ドラマ性があるショーの中で1コーナーを担当してみてほしい。
風馬くんといえば、宝塚GRAPHで珠城りょうさんと夫婦設定の扮装写真が浮かぶんですが。
(たま様が旦那様で、風馬さんが奥様役)
今後は、アルゼンチン・タンゴも浮かんできそう。
娘役さん達のタンゴ。
男役同士がバーでウィスキーグラスを持ちながらのタンゴ。
男女が組んでのタンゴ。
主演の椿りょう君は、宝塚でいえば研6の男役。
若手ですが、堂々たるスターさん。
高身長でスタイル良しさん。
ダンスは見栄えがします。
宝塚で喩えると、彩風咲奈、暁千星のようなタイプかな。
めっちゃスタイルが良いダンサー。
この椿くんが次から次へと、男も女も踊らせちゃう。
ノンストップで次々と4人を相手にステップ踏むのみならず、ホールドしたり、リフトしたり。
体力勝負ですね。
娘役相手に優しく微笑んでましたが。
ヒロイン格は唯城ありす。
綺咲愛里、舞空瞳と似た、愛らしいビジュアル。
笑顔がまた可愛くて。
全員みよう、全体をみようと心掛けつつ、ありすちゃんを見がちでした。
京我くんは2年前よりイロイロ上達してました。
宝塚で喩えると、諏訪さきかな。
若いのにしっかりしてる感が漂っていました。
有絢まこちゃんは痩せましたね。
可愛いイメージから、大人っぽく変身。
黒髪ショートが似合います。
璃音あかりちゃんも先輩たちに混ざり、しっかり踊ってました。
だいぶ下級生ですが、そんな感じしなかったよ。
映像を駆使し、タイミングやコンセプトに合ってる、50分のショータイム。
トークタイムのお題は有絢まこちゃんより
「どんな時に、舞台人としての幸せを感じますか?」
有絢 「先輩方のステージングを間近で見られた時(意訳)」
璃音 「思いがけない箇所で、お客様から拍手を頂けたとき」
自分では気づかない発見があり、嬉しいと。
京我くんはなんて言ってたかな?
やはり、拍手もらえると嬉しいとかだったかな。
唯城 「2つありまして、1つは初日」
唯城 「お稽古やゲネプロを積み重ね、お客様の前で無事初披露できたとき」
唯城 「二つ目は舞台で共演者と目が合った時」
目が合うと、とっても嬉しくてニコッと笑うんだとか。
舞台上のありすちゃん、客席にもそれは同じく。
目が合うたび、にっこり微笑んでくれました。
椿 「皆が言ってたように、お客様の拍手や反応を頂けるととても嬉しい」
椿 「舞台はお客様と共に創り上げるものだと思っています」
座長の椿くん。
舞台技術も、精神的にも成長したなぁ…としみじみ。
ただ、変わらず可愛らしい面も。
告知タイムにて
椿 「この後、つばき…」
言い間違いに気づき、固まる椿くん。
ちょっとわたわたしつつ、持ち直し。
椿 「この後、翼和希のスペシャル・ライブがあります」
一日で椿りょうと翼和希を観れるとか、素晴らしいタイムスケジュール。
礼真琴、和希そら、天飛華音が好きな人は、翼和希もきっと好き。
歌うまさんに弱い人は、翼和希によろめくでしょう。
椿くんとはまたタイプの異なる個性と才能溢れる翼くん。
彼こそ、私にOSKの魅力を教えてくれた人です。
…という訳で、翼和希スペシャル・ライブ感想に続く。
椿くん主演のショー。
翼くん主演のショー。
どちらも素晴らしいのですが、明日が千秋楽です。
定点映像ですが、毎公演LIVE配信も実施しているそうな。
ZAIKOというシステムで。
いろんなシステムが構築されてるんですね。
ご興味のある方はどうぞ…って、OSKの回し者か?
(ちがうよ~)
∇OSKは2022年で100周年