2021年12月10日(金)花組2022年春の外箱、振り分け発表がありました。
おそらく多くの方々が予想したであろう振り分けになったのでは?
私はほぼ希望が叶いました。
ただ、これでますますチケ難の予感ではありますよ…!
チケット取れなかったら、希望が叶った意味ないやん(^◇^;)
…あ、LIVE配信がありますね。
宝塚の演出家オリジナル作品だから、著作権も大丈夫。
いざとなったら、配信に頼れるって有難い…!
ただ、私はメインキャスト以外の小芝居とかも気になるので。
特に別箱は下級生が活躍できる機会なので、なるべく劇場で観たい派。
とはいえ、劇場へ行けることは恵まれた事だと実感する今日この頃。
コロナ禍でなくとも、住む場所や取り巻く環境により、気軽に劇場へ行けない人は多い。
そういう意味でも、配信は本当に心強いツール。
劇団さん、ありがとうございます…!!
『TOP HAT』はトップコンビ主演で、脇を固めるのは二番手さん。
こちらは盤石の布陣。
注目すべしは、永久輝せあ主演『冬霞の巴里』
こちらは次世代スターが集結。
実力派の心強い支えにも注目。
美風舞良(82期・研26)
新・花組組長は冬霞組。
東上公演で初主演の永久輝せあを支えます。
資産家の夫を殺した妻(主人公の母)役は、美風さんでしょうな。
和海しょう(94期・研14)
歌うまさん、いらっしゃ~い!
お芝居も渋い役どころで締めてくれそう。
永久輝せあ(97期・研11)
ひとこちゃん東上初主演おめでとうございます。
公演を重ねるたび、舞台技術向上中の永久輝さん。
特に踊る姿から目が離せません。
上品で、指先まで綺麗な貴公子の香り漂うダンス。
キレッキレとは別路線のクラシカルで美しい踊りです。
オクラーヴは異色作の主役ですし、すべてが挑戦ですね。
指田珠子(脚本・演出)&永久輝せあの化学反応、楽しみすぎる。
春妃うらら(97期・研11)
同期の存在は、永久輝さんにとって心強いでしょう。
群舞でも映える、可憐な春妃さん。
安定した演技力と可愛い声の持ち主。
姉のアンブル役は、うららちゃんかな?
でも、歌手…とはいえ、その設定はどうとでもなるか。
(好例:潤花のオペラ歌手役をどうにかした技/宙組ホームズ)
紅羽真希(97期・研11)
まいこつ君も心強い同期。
雛りりか退団後、花組97期は3名。
3名とも冬霞組という粋な計らい。
飛龍つかさ(98期・研10)
これは心強い存在。
実力に抜けがなく、安定・安心。
三番手ポジでしょうな。
聖乃あすかが異父弟役なら、謎の男役はつかさ君でしょうか。
聖乃あすか(100期・研8)
誰もが予想していた「ほのかちゃんは冬霞組」
永久輝さんを二番手として支えるポジションでしょう。
ひとほの…想像しただけで美の極致。
聖乃さんは謎の男役か、異父弟ミッシェル役のどちらかでしょう。
謎の男なら、異質なチャレンジ役ですね。
咲乃深音(101期・研101)
歌うまさん、おいでやす~!
声美人の深音さん、美声を響かせてくれるかな。
滑舌も良く、芝居も締めてくれそう。
侑輝大弥(102期・研6)
『元禄バロックロック』新人公演で二番手役に抜擢。
美貌に磨きがかかっています。
舞台技術も磨けばさらに光るでしょう。
希波らいと(103期・研5)
『元禄バロックロック』で新公主演を掴んだ希波くん。
ここで更に注目を集め、波に乗れるか?!
聖乃さんが謎の男役なら、異父弟ミッシェル役は希波くんかも。
愛蘭みこ(104期・研4)
『元禄バロックロック』新公で将軍・ツナヨシ公を熱演。
愛くるしい少年将軍にキュン♡
歌唱力の高さにも注目。
美空真瑠(105期・研3)
『元禄バロックロック』新公では、ヤスベエ役を好演。
本役(飛龍つかさ)と同じく、静かな存在感がありました。
星空美咲(105期・研3)
初セリフが今年1月だったとは思えぬ大躍進。
華に加え、演技・歌唱・ダンスと抜けなしの実力派。
花も実もある、期待の星。
異父弟の許嫁・エルミーヌ役は美咲ちゃんでしょうか。
姉のアンブル役(歌姫)の線もありえますが。
湖春ひめ花(106期・研2)
小柄ながら、意志の強そうな顔立ち。
105期文化祭でバウ受付にいた予科生時代から、印象に残る生徒でした。
音校卒業時の成績4番までが取材対象になる中、106期の紅一点。
(華世京、湖春ひめ花、和真あさ乃、鳳城のあん)
鏡星珠(106期・研2)
『元禄バロックロック』新公ではソウエモン(一之瀬航季)に抜擢。
幕開きすぐに出番と台詞があり、目立っていました。
…そして、そして。
専科からも強力な助っ人がやってきます。
一樹千尋
花組『はいからさんが通る』ではお茶目なおじいさま。
月組『桜嵐記』では圧と気迫が凄まじい後醍醐天皇。
ユーモラスな役から、場を制圧する存在まで自由自在。
安定した芝居力は、専科の称号にふさわしい。
紫門ゆりや
ゆりちゃんは貴公子から笑いを誘う役まで幅広くこなせる生徒。
場に馴染む力が高く、個性はあるのにクセがない。
上質な水のような役者さん。
謎の男をゆりちゃんが演じる可能性もありえますね。
ざっと見た印象ですが、華やかさと手堅さを備えた顔ぶれ。
男役は若手スター候補が並んでいます。
将来、永久輝さんと共に花組を盛り上げるであろう面々でしょう。
永久輝&聖乃の並びは、未来の花組が垣間見える?
想像しただけで眩しいぞ。
安心感抜群の和海しょう、飛龍つかさ、紅羽真希。
聖乃あすかに続くか?!な世代も豊富な人財が並びます。
侑輝大弥、希波らいと、美空真瑠、夏希真斗、鏡星珠ら。
花組の未来予想図を描かんとする勢いを感じる布陣です。
そして娘役は、上から下まで実力派美人揃い。
美風舞良、咲乃深音、愛蘭みこ、星空美咲は確実に歌上手。
ほかにも歌う機会がないだけで、埋もれている生徒がいそうな気がします。
『冬霞の巴里』チームは、人数こそ少ないけれど粒ぞろい。
例えば『元禄バロックロック』新人公演を観ての印象ですが。
愛蘭みこは新公ヒロインにふさわしい気がします。
チャーミングだし、歌うまいし。(←重要)
花組104期娘役は、すでに2人上げたから…難しいかな。
一つの期にチャンスを集約しすぎてもアカンもんな…。
悩ましい…。
宝塚は長らく「歌えないヒロイン輩出しすぎ問題」を抱えてきた印象があります。
「歌は下手だけど、とんでもなく美しい」
「歌はアレだけど、飛び抜けて演技派」
…などもアリだと思っています。
しかし、宝塚歌劇において歌はきわめて重要なので。
歌による表現が得意な生徒さんにも、ぜひ!
どんどん!
活躍の場を!!
舞台技術にこだわり過ぎず、多彩な才能や美を認めつつ。
さりとて、基本は芸事に精進する姿勢を保持する宝塚。
ゆえに様々な個性や魅力をもった生徒がいる。
(しかも基本は美形揃い)
それが宝塚の魅力に繋がっています。
一定の傾向に偏りすぎず、多彩な強みをもつ生徒が活躍できますように。
スターシステムゆえ、「単純に番手が上だから歌わせる」宝塚ですが。
「美声の歌うまに歌パートを任せる」方式を適切に組み込むと、
・生徒のモチベーションが上がり、
・舞台レベルも底上げされます
『元禄バロックロック』は賭場で、和海しょう&羽立光来が交互に歌う場があります。
ショーでも、トップコンビのデュエットダンスで影コーラスを活用。
歌が苦手なトップさんでも、限られた曲を丁寧に歌い込む事ができます。
今の花組は、良い循環が構築されつつある気がします。
芝居もショーも、満足度が高くて。
花組を観ていて、とても楽しくて。
柚香光&星風まどか率いる花組、大好きです。
『冬霞の巴里』振り分け発表の話題を、れいまどブラボーで締める私。
ほんまええねん、れいまど花組。
∇どんな締めやねん(^-^;)