2021年8月16日(月)花組『銀ちゃんの恋』がKAATで初日の幕を開けました。
主演:水美舞斗(95期・研13)
二番手:飛龍つかさ(98期・研10)
ヒロイン:星空美咲(105期・研3)
Twitterを見る限り、大好評ですね。
特にメインキャスト3名の演技が絶賛されています。
大阪は9月2日(木)~10日(金)梅芸シアタードラマシティにて。
9月が待ち遠しすぎる…!
★マイティ…!
マイティにつかさ君に美咲ちゃんよ?
3人とも見るからに人柄良さげなのが滲み出てるじゃん…。
マイティは本当にあんなロクデナシ(失礼)になり切れるの?
マイティと銀四郎の人間性、ほぼ対極よ?
…と思ったものですが、立派にロクデナシを演じ切っているか。
しかも、ひでぇ奴なのにカッコ良くて魅力的だそうで。
まいてぃ~~~!!!
己とは異なる人物像を、我がものにしたのですね…!!
マイティが褒められると、なぜか嬉しい。
★要はヤス
…そしてやな。
『銀ちゃんの恋』も『蒲田行進曲』も肝はヤス。
ヤスを演じる人次第で、作品のリアリティが左右されるかと。
飛龍君のヤスがとても良かったそうで。
そうだろうなぁ、そうだと思うよ。
『はいからさんが通る』の牛五郎も、人の良さが滲み出ていたもの。
天真みちるの当たり役を、自分のモノにしていたもの。
飛龍君が褒められると、なぜか嬉しい。
★まだ研3
でもま、マイティも飛龍くんも安定した舞台技術の持ち主。
最も気を揉んだであろうキャストはこの人。
小夏役の星空美咲(研3)です。
落ち目の女優で、男に捨てられる妊婦さん。
研3という事は、ハタチそこそこの筈。(←すみれコード)
ハードル高いっす…!
星空美咲は、抜擢されるだけの「実」を備えた表現者です。
それは知っています。
バウホール公演(Prince of Roses)を観劇したので。
そうだとしても、小夏という役は難役だと想像に難くありません。
ご覧になられた方々の感想は、杞憂を吹き飛ばすものばかりでした。
★惚れてまうやろ~!!
初日舞台あいさつで、マイティが美咲ちゃんに触れたそうですね。
「まだ研3だっけ?」とか何とか。
客席が一斉に小夏(星空美咲)に拍手を送る。
小夏、感極まって涙。
己に向けられた大きな、大きな拍手。
そりゃ泣くよね。
そんな小夏の後頭部に手をやり、ぐいーっと押さえたマイティ。
お客様へ頭を下げる形に。
初日にヒロインに水を向ける主演さんの配慮。
こんな主演男役さんって、そうそういないような。
マイティにとっても、初の東上公演。
ご自分も一杯一杯でしょうに。
加えて、真っ白状態の美咲ちゃんのお辞儀までフォロー。
もう~~~マイティ!!
惚れてまうやろ~~~♡
★上級生がえらい理由
宝塚は上下関係が厳しいです。
上級生の方がエライ。
なぜエライのか?
それは下級生に対して責任を負ってるからだと思うんですね。
マイティは座長(主演)として、先輩として、作品全体の責任を負っている立場。
「まだ研3なのによくやった」と褒める代わりに、お客様の前に立たせ、拍手を頂けるよう促しました。
観衆の拍手が、マイティの誉め言葉であり、相手役としてリスペクトしている表れ。
マイティ、やる事がニクイ。
憎すぎる…!!
それだけ、そうしたくなるほど、美咲ちゃんも努力を重ね、成果を出したのですね。
花組の別箱『銀ちゃんの恋』出演の最下級生は、105期です。
(バウ公演『Prince of Roses』も、105期が最下級生でした)
ジェンヌさん達のインタビューや思い出話によると、最下級生はお稽古用のあらゆる備品を準備し、稽古場でも裏方仕事の嵐。
花組105期生は全国ツアー組の配置が多く、銀ちゃんチームは2名のみ。
一人はヒロインを演じる星空美咲。
もう一人は稀奈ゆい。
稀奈さんも、休演者(朝葉ことの)の代役に選ばれ、忙しい事でしょう。
104期が4名(都姫ここ、珀斗星来、愛蘭みこ、礼哉りおん)いるので、手助けしている事と思いますが。
上級生の大切な仕事の一つは、下級生のフォロー。
特に音楽学校での本科・予科の関係性は、より特別なものを感じます。
(ジェンヌさん達の思い出話でも、よく登場しますよね)
水美舞斗さんのように、下級生にさりげなく手をさしのべる姿勢がチーム全体に浸透していますように。
大丈夫ですよね、きっと。
座長のマイティの背中を下級生は見ていますものね。
★106期
全国ツアー『哀しみのコルドバ』チームも、最下級生は105期。
花組は106期をまだ別箱には出さないんですね。
コロナの影響で、本科生時代に学ぶ機会をかなり奪われた事を考慮しての配慮なのでしょうか?
劇団レッスンや自主稽古など、じっくり基礎を固める機会を優先したのでしょうか?
そこは想像の域を脱しませんが…。
別箱への出演に関する判断は、組によって異なるようですね。
雪組『ほんものの魔法使』ニニアン役で注目を浴びた華世京は106期ですものね。
雪組は OJT(On Job Training)派なのね。
★元禄バロックロック
そして、これは本日2021年8月17日(火)からでしょう。
『元禄バロックロック』の公式サイト・スクリーン画像!
宝塚公式HPを開くと、最初に登場する花組れいまどコンビ。
大きな時計をバックに、顔を寄せ合って座る柚香光と星風まどか。
もー!
素晴らしいっっっ♡
この画像でグッズ作ってくれたら釣られそう。
さらにポスター画像も登場。
先行画像も素敵だったけど、こちらも幻想的な香りが素敵。
ビジュアル最強やな、花組コンビ。
(しかも、ビジュアルだけちゃうしな)
(お芝居に深みが出て、キュン死に名人化する柚香光)
(全方向敵なし・できる嫁の星風まどか)
しかも、しかも、しかも!
切手サイズとはいえ、マイティ(水美)がポスター入り!!
マイティ、男前!
渋い大人の男です。
れいまい、れいまい!
れいまいが公式ワンツーに!
これからは大劇場でれいまいのバディっぷりを見れるのね。
(手強い敵役かもしれませんが)
今後の心配といえば、星風と星空を書き間違えないか?
それくらいですよ。
(そんなの私だけ)
明日海さんも、アキラ君もいないけれど、花組は大丈夫。
とても楽しみな方向にぐんぐん伸びています。
∇なんか泣ける…(ほろり)