Quantcast
Channel: シエスタの庭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2993

ポーの一族ふたたび!梅芸初日の感想①エドガー降臨

$
0
0
本日2021年1月11日(月・祝)は『ポーの一族』梅田芸術劇場メインホール初日でした。

主演・明日海りおによる『ポーの一族』がちょうど2年の時を経て復活。

まるで図ったように、1月2日にはNHKで萩尾望都先生の特集が組まれました。

もちろん『ポーの一族』もがっつり取り上げられました。

明日海さんはVTR出演 。
宝塚歌劇団・花組の舞台も流れました。

萩尾望都先生の作品との出会いは『ポーの一族』でした。

連載はすでに終わり、エドガーは長い眠りについた後でしたが。

当時、小学生だった私には謎めいた世界に感じられました。

『リデル・森の中』で、エドガーとアランに育てられた少女・リデルの独白が忘れられません。

両親を亡くした幼いリデル(2歳位?)は、エドガーとアランに育てられます。
(エドガーが『食事』してしまったんですが)

やがて、リデルは少女(10歳近く?)に成長。
エドガーはリデルの祖母を探し出し、託します。

「わたし一人が歳を取り」
「わたし一人が歳を取り」

エドガーとアランは歳を取らない。
私一人が歳をとる。
だから、私は置いていかれたんだ。

リデルはそう嘆きました。
この嘆きを、私は今日、体感しました。

明日海りおのエドガー。

驚きました。

2018年1月1日に宝塚大劇場に降臨した、その時の姿そのままに

エドガーとして存在していました。

宝塚メイクでなく、素のお化粧に近いのに、まさしくエドガーでした。

なんなら、宝塚メイクより美しいかも。

周りの共演者が全員、2年前と別のメンバーだった事が、より「エドガーの変わらなさ」を際立たせました。

2年前より私は歳をとったけど、エドガーは変わらない。

エドガーは実在するんだ…。

そんな風に、しみじみとエドガーとの再会を味わいました。

本当に、見事に変わらなくて。

男役としての発声も、歌声も、所作も。

私はエリュとシャルムで吹っ切ったつもりだったのに。

あらためて、宝塚退団が惜しまれます。

ほんま、観たくなかった。

ほんま、観れて良かった。

ほんま、観るんじゃなかった。

ほんま、観れて嬉しい。

どれも本音。
ほんま、困ったことだよ。


▽次は初日挨拶の巻

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2993

Trending Articles