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宝塚カレンダー2021もうすぐ発売 & 若手育成を考える

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宝塚カレンダー2021の発売日が近づき、TCAオンラインでは予約受付中。
 
11月16日(月)発売…って、おいおい。
 
1~2日早めたら、土日だよ?
花組『はいからさんが通る』は11/15が千秋楽だよ?
 
観劇ついでにキャトルで買う人も増えるでしょうに。
 
観劇のタイミングでしか、キャトルに立ち寄れない方も少なくないでしょうし。
キャトル独特の高揚感を味わうだけでも、免疫力アップしそう。
 
…といった事はわかった上で、密を回避しようとの狙いかな。
 
寒くなり、都市圏は感染者数も増加傾向にあるし、好判断かもしれませんが。
 
せっかくキャトル来たのに、一日違いで入手できなくてガッカリする人もいるやろし。

なかなか悩ましいですね…。

 
さて、私は宝塚資金にゆとりがないため、優先順位をつけています。
 
観劇(劇場、WEB配信)が最優先で、書籍類、映像…となるため、グッズ系は厳選購入対象。
 
カレンダーも厳選対象ですが、若手が終結した『宝塚卓上カレンダー』はレギュラー購入しています。
 
まず、卓上サイズというコンパクトさが良いですね。
その年が過ぎても、保管しやすいですし。
 
…そう、宝塚カレンダーはその年が終わっても、保存しています。
 
日付がついた写真集だから、宝塚カレンダーは。(←個人的認識)
 
2021年版も、もちろん買う気満々。
 
表紙からして、この若手のひしめき感。
エネルギーがぶつかり合ってますね。
 
数えてみたら、27名。
 
96期(4名)優波慧夢奈瑠音和希そら紫藤りゅう
 
97期(4名)永久輝せあ蓮つかさ綺城ひか理留依蒔世
 
98期(5名)飛龍つかさ暁千星綾凰華天華えま瑠風輝
 
99期(3名)帆純まひろ英かおと諏訪さき
 
100期(4名)聖乃あすか一之瀬航季風間柚乃極美慎
 
101期(4名)礼華はる縣千碧海さりお鷹翔千空
 
102期(3名)彩海せら天飛華音風色日向
 
こうして並べてみると、平均して一学年につき4名前後、新人公演で主演してるんですね。

5組あるのに、必ずしも一組一人は新公主演が取れるとは限らない…ともいえます。
 
そして、95期はやはり凄かったのね。

7人に新公主演させるって特例なんだな…と、改めて実感。
 
95期(7名)柚香光水美舞斗月城かなと朝美絢礼真琴瀬央ゆりあ桜木みなと
 
ふおぉ~、壮観!
見事にレインボー・グラデーション。
 
2020年は新型コロナ禍の煽りで、新人公演が「休演」「中止」「予定なし」…となったり。
 
新公復活のめどは立たず、今に至ります。
(コロナ感染拡大しつつある間は、難しそうですね)
 
新人公演以外の「若手育成システム」を考えなければ、宝塚のスターシステムが崩れかねません。
 
…でも、それも良いかもしれませんね。
 
トップスターを目指すスタンプラリーで、「「新公主演」は最初のスタンプ。
 
最初のスタンプを捺さなければ、その先へ進めません。
 
帝王教育の必要もあって、トップスター候補はかなり初期から絞られている事が判ります。
 
…ですが、新公の予定がなくなれば、新公主演の抜擢もなくなります。
 
新公にこだわらなくなれば、様々な生徒に頂点を目指すチャンスが巡ってくるかもしれません。
 
たとえば、遅咲き系。
たとえば、観客から見いだされ、押し上げられる系。
 
劇団が予想しなかった番狂わせが生じても、劇団側としても対応しやすくなるかもしれません。
 
「既定の段階を踏むこと」にこだわらなければ、育成も抜擢も自由度が高まるでしょう。
 
実質的な人気やニーズと、番手にずれが生じる事が、宝塚ではよく起こります。
 
既定路線にこだわらなければ、その調整もしやすくなるかも。
 
実情に合わせた人事の采配が取りやすくなるかもしれません。
 
…ですが、計画的な育成の方が効率が良い面も多分にあります。
 
宝塚がスターシステムを採択し続ける以上、ふるいに掛け、序列を構成していかねばなりません。
 
公演ごとのオーディション制にすれば、それこそ構造改革ですね。
 
それもアリかな、と思います。
 
ですが、ある程度の規定を設けることで、面白みが増す側面も無視できません。
 
将棋にしろ、碁にしろ、サッカーにしろ、テニスにしろ、ルールがあるから面白い。
 
宝塚もまた、独自の世界観やルールが敷かれているから、成立している面はあるでしょう。
 
既定通りに進めたくても、進められない今は、格好の実験タイム。
 
新たな何かを導入し、試してみるチャンス。
 
コロナ禍で、「New Normal」の名の下に、どんどん変化を採り入れ、試してみればいい。
 
試して、「これはアカンな」と思ったら、やめればいい。
 
人生はトライ&エラーの繰り返し。
 
個人的に、バウホールの有効活用を強くおすすめしたい。
 
せっかく使い勝手の良い、手頃なサイズの劇場をもっているのですから。
 
バウ(BOW)は、「船首」という意味だそう。
同じ綴りで、「弓」や「お辞儀」といった意味もありますが。
 
バウホールには、「時代の先端を行く作品を作り出していきたい」という思いが込められているそうな。
 
まさに実験的な試みにふさわしい施設なんですね。
 
例えば、バウホールで新公学年だけの公演を行い、その主演者格に「新公主演に準ずる格」を与えては…と思います。
 
ルールやシステムは、人間がつくったもの。
生きやすくするため、楽しむために。
 
そう、ルールを守る事で守られている自由や安全は、多いよね。
交通法規、経済活動、司法などから、マナーまで幅広く。
 
ルールやシステムが時流とズレてくれば、見直せば良いのです。
 
ルールやシステムを守る為に無理したら、本末転倒。
 
人間がつくったものは、人間が変えていけば良い。
 
…と、私は思います。
 
 
▽ 今日も熱弁ふるってしもた (^-^;)

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