今日、沖縄は早くも梅雨明け宣言が出ましたね 。
私はリモートワークと時差出勤を組合せた毎日です。
時差出勤は、通常よりだいぶ早く出勤していますが、帰りは遅くなりがち。
事前にできる準備は行って臨みますが、出社時に代行依頼をこなす事も多く、なかなかです。
もっと効率よく業務をこなさねば…。
それでも、リモートワーク開始時に比べたら色々と向上しつつあり、人間の順応力を感じています。
新型コロナ禍は、社会を大きく変えましたが、それは必ずしも悪い事ばかりではないと思っています。
例えば、「体調不良なら無理しない」ことが良しとされるようになった事は大きいかと。
また、以前から提案されていても、なかなか進展しなかった動きをスピードアップさせた事も良かったかと。
例えば、ハンコ等を電子化したり。
例えば、マイナンバーを個人単位の銀行口座と紐づけ、確実に本人に支援が届く案が動き始めたり。
変化は痛みを伴うことが多いのですが、まさに激痛が伴う変化。
…であればこそ、抜本的な改善に取り組むチャンスと捉えたい。
宝塚歌劇も、思い切ってイロイロ変えてみても良いかもしれませんね。
今なら、許容されやすいと思います。
そういえば、宝塚大劇場の料金体系。
これ、変えませんでしたね。
「こんな時だし、席数も半減するし、値上げすればいいのに」
という声も聞こえる中、従来通りとした宝塚。
あくまでも、私個人の感想ですが……
……英断だと思いました。
何故そう思うか?……大きく3つ挙げます。
1)比較的最近、値上げしたばかり
2019年秋、消費税率の上昇に伴い、観劇料金の改定を行いました。
宝塚のチケット料金は税込価額なので、これは税率上昇に伴う致し方ない値上げだと認識しています。
…が、値上げは値上げなんですよね…。
2)世界的に苦しい経済状況
日本国内のみならず、世界規模で経済が冷え込み、苦境に立っている個人や企業が多い状況。
本日2020年6月23日、厚生労働省は
「新型コロナウイルス感染拡大に関連した解雇・雇い止めは、見込みを含めて6月19日時点で26,552人だった」
と発表。
6月12日時点より1,892に増え、そのうち非正規労働者は1,015人だったそうです。
都道府県別では、東京都4,510人で最多。
次いで、大阪府3,195人、北海道1,332人、兵庫県959人、福岡県904人。
これらは表に出てくる数字。
実際には、もっと影響は多そうですよね…。
また、これは雇われ側の数字。
雇う側の数字も厳しい事でしょう。
そんな中で、「うち、苦しいんで…」と割り増しした請求書を渡されたら?
「いやいや、アンタとこだけやないで?」となるでしょう、普通は。
特別な信頼関係や親愛関係が結ばれていれば、ともかく。
宝塚と熱心なファンはそういう関係性にありそうです。
ですが、そこまでは…というファン層もいます。
特に100周年を機に、小川理事長体制では、新規開拓に力を注いでいました。
熱心なファン層や、長く宝塚を見守ってこられた層とは、心理的な距離感が異なる層が確実に広がっていると思われます。
半年前に値上げしたので、「また値上げ?」と思われる可能性は否めません。
3)大企業の一部門という事実
宝塚歌劇団は、阪急電鉄の一部門です。
阪急電鉄の歴史は、ゆうに100年を超えています。
日々、会社が興っては消えていく日本。
10年、20年と続く企業は、全体の数割といわれています。
100年以上続く、しかも大企業となれば、日本全体でも数%ほど。
大企業がバックボーンについているのに、独自の企業努力をする前から値上げする事は、一般の市民感情にそぐわないでしょう。
まずは企業努力を行なう姿勢をみせる誠実さが、「応援したい!」という気持ちに繋がることでしょう。
「できる努力はする、力を尽くす」姿勢を見せることが、より多くの応援をかちとると思います。
頑張っていても、厳しい…キツイ…ならば、ぜひ「宝塚を愛する人々」の厚意を頼ってほしいと思います。
劇団四季が広くクラウドファンディングを募ったように。
窮状を訴えること自体は、恥ずかしい事ではありません。
ただ、弱音を吐くタイミングは計った方が良さそうかな、と。
赤字覚悟で、営業再開を選んだ宝塚歌劇団。
企業努力をにらんだ「料金の据え置き」は、阪急の心意気として評価されるはず。
いわば、「損して得とれ」ですね。
このスピリッツ、本人や身内が事業をしている友人から感じる事が多いです。
彼女たちは総じて、力になりたいと思わせる魅力に溢れています。
彼女たちは努力を惜しまず、損と分かって引き受ける侠気があります、そういえば。
宝塚歌劇団も、そんな風になるのかな?
ドキドキ、ハラハラしながら、見守ってまいります。
▽応援してます…!(*´꒳`*)

にほんブログ村