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Channel: シエスタの庭
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OSK『Precious Stones』椿りょう版は多幸感あふれるステージ

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ここ最近、主に仕事由来の睡眠不足が激しく、後から読み返して変換ミスの多さにびっくり。

スマホのiOSを上げたら、却って誤変換が増えました。
いえ、言い訳です。
ひとえに、私の確認不足です。

タカスペ感想の途中ですが、少し別の話題を。

タカラヅカスペシャルが終わり、宝塚歌劇は月組東京公演を残すばかりになりました。
関西ではもう今年の演目は終了。

…ですが、OSKは本日も絶賛上演中。

大阪・福島のABCホールにて、『天使の歌が聴こえる』
OSKのトップ(桐生麻耶)と2番手(楊琳)さんが出演。
桐生さんは未見です、ごめんなさい。

楊琳さんは色気ダダ漏れ系の2番手男役さん。
宝塚で例えると、どなただろう?
アダルトな魅力の蘭寿とむさんかな…?

楊琳さんも、蘭寿さんと同じく包容力があるところも似てますね。
オラオラなのに包み込む、甘いの辛いの・甘いの辛いので止まらないループ系の男役さんだと思います。

ただ、こちらの演目は拝見していないのです、ごめんなさい。
二幕物で見応えありそうなんですが。

…と、今回も何かと宝塚に例えます。
ごめんなさい。

私が観たのはこちら。
大好きなショー・シリーズ『Precious Stones』です。

残すところ、本日12/24と、12/26に上演。
個人的に満足感の高いショーです。

2019年12月21日(土)大阪心斎橋・角座にて、OSK日本歌劇団『Precious Stones』を観て参りました。

『Precious Stones』は大枠は同じショーを、様々な劇団員が持ち回りで主演する50分間のショー。

中盤15分ほどは団員によって趣向が変わります。

私が初めてOSKを観た作品にして、現時点でハズレなしのショーシリーズ。

翼和希くん主演作はストリート調の楽曲と服装。

楊琳さん主演作は軍服ーーー!!
ドイツっぽいやつ、しかも。
多くの女子のツボを突くと思われます。

今回の主演は椿りょう。
まだ入団4年目の若手です。

宝塚なら、102期生。
舞空瞳、天飛華音、彩海せら、風色日向、花宮沙羅、潤花あたり。

私は秘かに椿りょう君を『OSKの暁千星』だと思っています。

高身長。
愛らしい美形。
まばゆいスターオーラ。

もし宝塚にいたら、今頃きっと新人公演で主演したり、ショーでは少人数口のメンバーに選ばれていたはず。

背が高く手足が長いと、どうしても遠心力で素早く動きにくくなりがちですが、椿くんは動きがスムーズ&スピーディ。
余裕さえ感じます。

常に肩が安定してるので、背筋を鍛えてそう。
どんなにハードに踊り続けても。軸がズレません。

声質が良く、声量が豊か。
低い声がクリアに出ています。
歌は発展途上ですね。
これからの伸びしろに期待できます。

『希望の歌』がこんなに似合う人を、私は知りません。
おそらく愛されてすくすく育ったんだろうなぁ。

まっすぐな笑顔に、スッと綺麗に伸びた背筋に、育ちの良さを感じます。

「育ちが良い」とは、お金持ちの家に生まれたって意味ではなく、厳しく温かい、きちんとした保護者に注視され、愛情をもって育てられたのだろうな、と。

孤児のハーヴィーが、ニック叔父に愛されて育ったように。
(宝塚の青い薔薇の精のお話より…)

そして、芸の確かさから、真面目に研鑽している人だと伝わってきます。

すらりとした人は、重心がうえにあり、遠心力も影響を受けやすい為、どうしても動きがややスローになりがち。
バランスを取るのが難しくなりがち…の筈が。

軸が安定していて、スピードもあります。
シャープさと優雅さ、両方を兼ね備えた動きが美しい。

穏やかで品のある笑顔、たたずまいが印象的です。

以前、「腰に何か飼ってる」と書きましたが、セクシーの種が根付いてるかな、と。
きっと、これから芽吹いてくるでしょう。

今でも、さりげなく相当な釣り師です。
ステージと客席が近いからか、一人一人と目を合わせてるよね?
ふわっと無邪気に微笑むよね?

OSK若手では、かなりの人気者のようです。
今までで一番、若い女の子達がキャッキャしてて、ジャニーズのライブっぽさもありました。

私が観劇した日は、全てのお席に「満席御礼の大入袋」が置いてありました。

飴ちゃん、ポストカード、千社札などが入ってました。

初めてもらいました、大入袋。
劇団員さんやスタッフさんが貰うものだとばかり。

椿りょう君、スター性が半端ない若手男役さんです。

椿くんと同期の柚咲ふうちゃんも、とっても可愛らしい。
ふんわり砂糖菓子のような娘役さん。
りょう君と並ぶと、おひな様のようなコンビ。

椿りょう君と柚咲ふうちゃん、各自パイロットとキャビンアテンダントの制服でデュエットダンスを踊ります。

長身のりょう君と小柄なふうちゃんですが、最初はふうちゃんが押せ押せ。
りょう君は人形振りのようにパキポキしています。

ところが、だんだんりょう君の方からも攻め始め、最後はラブップル。
なんかすごいハートをズキュンな事してましたよ?
ふうちゃん、よく無事に生きてるな…的な。

ラスト間際のデュエダンでは、片手でふうちゃんを抱え、くるくるリフト。
しかも、全然ぐらつかない…!
すごい筋力!!

椿りょう君、もしかしてお兄さんがいたりします?
その人の名前、珠城りょう君(宝塚歌劇団月組94期・研12)だったりします?
ほんまにね、たま様並みの安定感でした。

なお、椿くんの事は秘かに「OSKの暁千星」と思ってますが、輪郭や顔立ちは月城かなと風味でもあります。

椿りょう君、宝塚の月組に混ざってても馴染みそう。

スター性と多幸感に溢れた、爽やかな男前でした。

▽Precious Stones 椿りょう編、再演希望
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