2018年10月1日(月)月組エリザベート千秋楽。
すなわち、トップ娘役・愛希れいか&組長・憧花ゆりの大劇場最終日。
退団のご挨拶のレポート&感想をざっくりと。
ライブビューイングは観ましたが、スカステは見てないので、記憶曖昧です。
雰囲気だけお伝えしますね。
★憧花ゆりの経歴紹介
サヨナラショーの後、ふたたび光月るう副組長が登場。
今度は、すーさん(憧花組長)の経歴(タカラヅカ歴)紹介。
すーさん自身が書かれたので、ところどころセルフツッコミ入り。
穏やかでユーモラスな文面から、すーさんのお人柄がしのばれます。
雪組での初演(1996年)以降、月組ではエリザベートを3回上演。
その3回全てに出演されていたんですね。
★退団あいさつ:憧花ゆりの
ここでも、副組長の光月るうが進行役。
まず、「すーさん!」と憧花ゆりのに呼び掛ける。
「はい!」という歯切れの良い声と共に、大階段の上に登場した緑の袴姿のすーさん。
同期からのお花は、OGの方…名前を忘れました(おい)
男役だったであろう、シュッとかっこいい方でした。
組からのお花は、美弥るりかより。
純白のブーケでした。
表現者として悩み苦しみ、管理職になって、組子たちも己と同じ悩みを持っていると知った…と回顧するすーさん。
組子たちに寄り添えたのは、すーさん自身が苦悩を味わわれて来たから、痛みがわかるからでしょう。
すーさんも、るうさんも「月組生全員で千秋楽を迎えられて嬉しい」と仰ってて、組のお母さん・お父さんだなぁ…と感じました。
★退団あいさつ:愛希れいか
るうさんから「ちゃぴー!」と呼ばれ、「はいっ!」と元気に応える愛希れいか。
階段の最上段にあらわれた、緑の袴着のちゃぴ。
組からのお花は、相手役の珠城りょう。
花を渡しながら、ちゃぴにそっと何か話しかけていました。
それに対して、「大丈夫です」みたいな事を、小さく答えたちゃぴ。
笑顔でアイコンタクトのトップコンビでした。
同期からのお花は、95期たちがワラワラと。
月組95期は残存率が高いよね。
白とピンクを基調にした、淡い色調のバラのブーケ。
(バラ以外に、挿し色として水色の花が少し加わってました)
以前から、「言葉で表現するのは苦手」と言っていたちゃぴ。
平易なことばで、素直なきもちを、すらすらと話してくれました。
やさしい言葉で表現できることは、難解なことばを駆使するより、実はずっと難しい。
(…と、私は思っています)
ちゃぴの言葉は、すーっと沁み込んできました。
言葉としては、おぼろげにしか覚えていません。
ただ、気持ちがものすごく伝わってくる挨拶でした。
気持ちの洪水にのまれ、ちゃぴに包まれる感覚を味わえました。
★珠城りょうご挨拶
トップスター珠城りょうの千秋楽ごあいさつ。
月組エリザベート本拠地上演期間、台風に見舞われ、2度の公演中止。
台風で被害にあわれた方、公演をみられなくなった方に対して、お見舞いの言葉がありました。
ありがとう、たまちゃん…。
私も払戻組なんです…(涙)
さらにブラッシュアップして、東京での公演に臨みます!…と前向き&元気な たま様でした。
★たま様と退団者
二度目のカーテンコールでは、珠城りょうを真ん中に、憧花ゆりのと愛希れいか。
たま様、両手に花。
「せっかくだから、いいたい事を言っては」とたま様。
すーさんが、これまたしっかりした挨拶を述べて、ちゃぴへバトンタッチ。
愛希「ホッとしました、無事にご挨拶できて…」
たま様に促されても、「ホッとしました」をひたすら繰り返すちゃぴ。
珠城「ホントにそれだけ? もう最後だから、心残りのないように」
愛希「感謝しかないです。ほんとうに感謝しかありません。ありがとうございます!」
観客席を見上げ、頭を深々と下げるちゃぴでした。
★月組ジャンプ
三度目のカーテンコールで、観客は総立ちで拍手。
珠城「せっかくお立ち頂いたので、千秋楽恒例の月組ジャンプをしたいと思います」
珠城「折角ですので、今日はすーさんとちゃぴに(音頭取りを)やってもらいましょう」
すーさん&ちゃぴの号令「月組、ばんざーい!」で、会場の全員がジャンプ。
月組ジャンプも、花組ポーズも、わりと近年(ここ10~15年位?)に生まれたと思いますが…って、10年(以上)前を近年と言っていいのかしら?
どちらも「恒例の…」という枕詞がつきますし、それを聞くたび、己の浦島太郎っぷりを思い知らされます。
体重がドシン!!と一気に乗るので、建物が心配になることも。
そんなヤワな建物ではないと思いつつ。
立ち見の方も含めたら、観客 2,800人超? もっと?
組子も加え、3,000人弱が一斉に飛ぶんですものね。
いやはや、改めてすごい耐震性能ですな。(感心するの、そこ?!)
★パワースポット
月組ジャンプの後、たま様の締めのご挨拶がすんでも、拍手は鳴り止まず。
たま様とちゃぴちゃんが、下手袖から、幕前に登場。
ひときわ大きな拍手に、驚いて客席を見上げるちゃぴ。
まるで小さな子が、初めて遊園地へ行き、その光景に息を呑んでいるようでした。
とても嬉しそうで、わあぁぁ…という歓声が聴こえてきそうな。
たま様に促され、大劇場で最後のご挨拶をするちゃぴ。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます…と。
珠城「それでいいの? それだけでいいの?」
その日のたま様は、とにかくちゃぴに花を持たせよう、喋らせようとして下さって。
愛希「宝塚大劇場には、神様がいると思うんです」
……それって、オペラ座の怪人ならぬ、大劇場の怪人?
愛希「宝塚大劇場は、パワースポットだと思います」
……それは確かに。
それは確かに…!!
私の主治医や、お世話になった医療スタッフも「宝塚すごい」「奇跡を呼ぶ宝塚」と申しております。
この話は、2015年夏頃から折に触れ、ブログでも書いてきたので、「またかよ〜〜」と思われる方もいらっしゃると思います…(^◇^;)
手短にいうと、重い後遺症が懸念される病気で入院中、宝塚歌劇を観て、驚異的に回復を遂げたという実話です。
私自身の。
身体が多少不自由でしたが、「外出訓練」という名目で外出許可を得て、一人で宝塚観劇をして来ました。
雪組『星逢一夜/ラ・エスメラルダ』を観て、大幅に持ち直しまして。
さらに花組台湾公演『ベルサイユのばら/宝塚幻想曲』千秋楽ライブビューイングを観て、完全復活。
正確には、後遺症はあります……が、見た目には解らない状態まで、何とか仕上げました。
今もトレーニング継続中、教わった事を地道に。
真面目だからではなく、続けないと動けなくなるから(^◇^;)
お尻に火が点いてから動き出す、モノグサなので。
雪組は当時研1の縣千がショーで大抜擢を受け、「信じられない…!すごい…!」と脳内祭り状態。
レーサーの場と、白の変わり燕尾での男役群舞。
組配属したての研1とは思えない、大抜擢(活躍)でした。
花組は、明日海さんを筆頭にパワー全開。
若いトップコンビと組子たちがギリギリまで力を出し尽くした、渾身の舞台。
スクリーン越しに海を越え、台湾の劇場から熱風が吹き寄せできました。
ちゃぴも、宝塚大劇場のパワースポット体験があるのでしょうね。
ジェンヌさん達は皆さん、そうかもしれませんね。
その余波を頂けたのでしょう、私も。
大劇場から離れていても、パワーを受け取っています。
卒業してもきっと、ちゃぴは舞台に立ち続けると思っています。
大劇場から離れても、ちゃぴは誰かの力になり続けるはず。
「ちゃぴ自身がパワースポットになる!」に3,000点!!
(ちゃぴは、はらたいらさんなのか?)
(クイズダービーを知らない人、ごめんなさい)
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