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宙組『WEST SIDE STORY』キャスト別感想

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2018年7月28日(土)宙組『WEST SIDE STORY』を観て参りました。

本日はキャスト別感想を、さっくりと。
 
★トニー(真風涼帆)

ウエストサイド物語は長らく、米映画版しか知らなくて。
その為、トニーといえばリチャード・ベイマー…ですが、ベルナルド役のジョージ・チャキリスの印象が濃くて。
おかげで、トニーまで濃ゆい印象がついていました。

……が、真風くんのトニーに出会って、イメージ一新。

トニーって、こんなに爽やかな青年だったの?!

前髪を少し垂らした、襟足の短い金髪。
白いシャツに、ブルーのデニム。
足元はスニーカー(白のコンバース)
穏やかな佇まい、はにかむ笑顔。

なんなの〜、かっこ可愛すぎるだろう、真風よ…!
不良少年に見えないんですけど…!

ぺたんこコンバースを履いてなお、ハイヒールのマリア(星風)より余裕で大きいし。
体格差萌え…♡
(これ、毎回言わずにいられない)

真風……リアル男子よりカッコイイと思っては来たのよ、今までも。
でもな?
わかったで?
ほんまは男子やろ?
ちゃうん??

……と疑う余地もなく、リアル男子な真風くんでした。
真面目な話、宝塚のビジュアル力はやはり凄いなと、改めて…。

残念ながら、ダンスシーンはごくごく少なく、歌と芝居がメインだった真風くん。

歌は本人比、成長されてると思います。
音程は安定していました。

ビジュアルは超イケメンですが、中身はピュアで可愛らしい印象。
まさにロミオでした。


★マリア(星風まどか)

可愛らしいマリアでした。
歌い始めるとディーヴァ(女神)…かと思いきや、突出した印象はなく。

真風くんに合わせ、加減を調節しているのでしょうか。
相手役との調和を大切にする姿勢は素晴らしい、と申せましょう。

ですが、折角の歌唱力をもっと発揮してほしい気持ちもあります。
過去、新人公演で聴かせてくれたソロの方が、迫力を感じました。

愛らしく、可愛く、一生懸命なマリアでした。
ずっと若くて可愛らしい役が続いてますし、無理なく演じていると思います。

でも、私は知っている。
星風まどかは、大人びた役も演じられる事を。

桜木みなと初バウ主演『相続人の肖像』のイザベルは落ち着いた発声が印象的でした。

『神々の土地』新人公演で演じた酒場の歌手ラッダ(本役:瀬音リサ)は、意外なまでにハマっていました。

振り幅が広い演技力と、豊かな声量と広い音域を誇る歌唱力をもつ星風まどか。
もっと生かしてあげてほしい表現者です。


★ベルナルド(愛月ひかる)

愛ちゃん、黒塗りが似合う〜〜!
精悍な男らしさが滲み出ていました。

アニータ(桜木みなと)との並びは迫力美形カップル。
2人でダンスを踊った日にゃ、見応えたっぶり。
目が離せなくなりました。

懸命に低く、渋い発声を努める姿勢が伝わってきました。
発声は難しいですよね。
ほぼ、器質的なものですから。


★リフ(澄輝さやと)

金髪も、白シャツもデニムもコンバースも似合う。
清涼飲料水の広告に登場しそうなんですけど。
爽やか美青年なんですけど。
不良少年に見えないんですけど。

こんなに爽やかでノーブルな不良っているの?
アッキーや真風はじめ、小綺麗でお洒落だわ、ジェット団って。

育ちの良さが滲み出ているアッキー。
それは舞台で、真ん中に立つ人を引き立てる姿勢にも出ています。
良い意味で、控えめなアッキー。
きっちり仕事をこなせるだけに、もっと欲を出してもいいのになぁ…と思わなくもありません。


★アニータ(桜木みなと)

ずんちゃんのアニータ目当てに観に行きました。

朝夏まなと去りし宙組で、最も注目しているダンサー。
それが桜木みなと。

高身長揃いの宙組では、小柄な男役とみなされがち。
顔立ちも愛らしくてね。
それが、作品を経るごとにタンスの切れ味が増し、男っぽくなってきました。

そんな桜木みなとが娘役に挑戦。
観ておくべき物件でしょうよ、それは。(ワタシ的に)

和希そらが演じて好評を博した、アニータ。
そら君バージョンは拝見していないので、比較はできません。

桜木みなとのアニータは…こわっ! かっこよか! エロい!
パワフルで、押しが強く、気も強い美女。
彼氏のベルナルド(愛月)を適当にいなしてるわりに、ベタ惚れ。
可愛い恋女房な一面も。

セクシーな黒いシュミーズにガーターベルト姿も披露してくれます。
ひゃあ〜〜ドキドキ。
そんなセクシーな姿で、ベルナルドの帰りを待つとか…!
でもって、この時の表情がもの憂げで、色っぽくも可愛いのね…。
恋する乙女なのね。

ベルナルドと踊るマンボは見応えあります。
ダンスパーティで披露しますが、フィナーレでも踊ってくれます。

娘役たちで歌い上げ、踊る大ナンバー『アメリカ』も見応え&聴き応えたっぷり。

娘役に交じると、背が高く大柄なずんちゃん。
マリアの良き相談相手、厳しくも優しいお姉さんポジ。

桜木みなとと星風まどかは、新人公演やバウ主演作で組んできました。
男女コンビとしての並びの良さは、実証済み。
娘役同士でも似合うんだから、恐れ入ります。

ワイルドな迫力と圧を常に醸し出してきた桜木アニータが、カーテンコールでは笑顔でお手振り。

……かっ、かっ、かわいいぃぃ……!!

愛らしい笑顔にクラクラ。
それまでのゴッド姉ちゃんっぷりからの落差が……!
ギャップ萌え〜〜!!

桜木アニータ、息子の嫁にほしくなりました。
(息子いないけど)
(それ以前に、夫もいません)← どこから突っ込めば…?


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