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月城かなと主演『THE LAST PARTY』感想つづき

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月組・月城かなと主演『THE LAST PARTY』の感想つづき。

★CHEEK to CHEEK

劇中で、フィッツジェラルド(月城かなと)が愛娘・スコッティ(菜々野あり)と踊る曲。
そして、フィナーレショーで月城&海乃美月で躍る曲。

どちらも、『Cheek to Cheek』でした。

フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース主演映画『TOP HAT』挿入曲。
時代を象徴する名曲であると同時に、ロマンティックなダンス・ミュージック。

奇しくも、朝夏まなと&実咲凛音のトップ就任プレお披露目作品が『TOP HAT』でした。

あれ(2015年春)から、もう3年以上経つんですね。
ダンサー朝夏まなとの豪快で華麗なリードは忘れられません。

月城さんのリード…エスコートは、優しく紳士的。
とってもロマンティックでした。


★アーネスト・ヘミングウェイ・オコゲ

暁千星演じるアーネスト・ヘミングウェイは、褐色の肌が印象的な青年。
(なんと黒塗り。似合う…!)

ありちゃんの無邪気さ、それでいて肚に一物ある感じが、何とも言えぬ味わいを醸し出していました。

ありちゃんといえば、バウ主演作で演じたミネット(Arkadia)が印象的ですが…。

ミネットは、ミヌエット(猫の品種)の事だと思うんですね。
『Arkadia』では、子猫ちゃんという意味で呼ばれてましたが、それはミヌエットは成猫しても比較的小さいままだから…という側面もあるかも。

茶色いミヌエットといえば、おこげ様。
宝塚グラフでグラビアデビューを果たした、おこげ様。
飼い主(という名の奴隷)に猫パンチを食らわせた、おこげ様。
大きく見える気がするのは、存在感が反映されてるから……?

月組のミネットも、顔立ちはキュートなれど、のびのびと成長。
舞台上のありちゃんを観ながら、「ここにも、おこげ様がいた」と思っておりました。

劇中では静的な芝居が多かったけれど、フィナーレで最初に登場するや、「この舞台は俺のもの」状態。
華とオーラ、そしてダンス力は目覚ましいものがありますね。

月城さんが登場したら、ちゃんと引くところも二番手の自覚ある仕事ぶりでした。

個人的に、もっと月城さんと暁さんの絡みを観たかったです。
端正な美貌と落ち着きを備えた、月城かなと。
(でも、内側から誠実さが溢れてきて、冷たさは感じないのね)

やんちゃでキュートな魅力を放つ暁千星。
(でも、上背があって手足が長いから、少女漫画の王子体型)

タイプが異なるワンツーだからこそ、とっても見応えがある並びでした。

次作『エリザベート』では、ルキーニ(月城)とルドルフ(暁)は絡みなんてないよね……残念。


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