花組の2018年お正月公演(宝塚大劇場)が発表されました。
萩尾望都の不朽の名作『ポーの一族』
ちょうど一週間前、「明日海さんにエドガーを演じてほしい」と書いた私。
小柳奈穂子先生の演出希望で。
…が、そこは違いました。
小池修一郎先生演出……大御所の出馬ですね。
『るろうに剣心』に次ぐ、漫画原作担当。
小池先生は潤色・脚色はお得意なので…期待していいですか?
『ポーの一族』をミュージカルとして上演したくて、宝塚へ入られた小池先生。
…という解説を、公式サイトのニュースで拝見し、驚きと共に小池先生を前よりちょっと好きになりました。
さらに、約30年前(1985年)『ポーの一族』の劇化を、萩尾先生に「いつか劇化させてほしい」と申し出たとか。
「萩尾望都があらゆる上演希望を断り続けた幻の舞台が、遂に実現する」
萩尾望都作品は様々な作品が、劇化・ドラマ化・アニメ化されていたりします。
萩尾作品の劇化といえば、劇団 Studio Life が思い浮かびます。
『トーマの心臓』『訪問者』『メッシュ』『マージナル』『11人いる!』『エッグスタンド』
野田秀樹演出で『半身』
宝塚雪組で『アメリカン・パイ』
『11人いる!』はアニメ化されました。
言われてみれば、『ポーの一族』は……ないですね。
小池先生は、改めて萩尾先生に懇願したのでしょうか。
明日海りおを得て。
今回の企画は、明日海りおありき、だと推察します。
『るろうに剣心』が、早霧せいなありきだったように。
明日海りおは昨年後半からとみに、「漢」「骨太な男」「大人の男」を極めつつあります。
その明日海が今、永遠の少年を演じる。
エドガーは見た目こそ少年ですが、長い…永い時を生きています。
エドガーは萩尾作品の中で、最も高齢の主人公かもしれません。
孤高の魂を宿した、神秘的な少年・エドガー。
明日海りおにしか演じられない役だと思います。
私が『ポーの一族』を知った少女時代、すでに名作として知れ渡っていました。
シリーズ連載はとっくに終わっており、後追いで読みました…。
萩尾作品には哀しみを背負った人々が、よく登場します。
その中でも、エドガーは最も救いのない孤独を背負っているかもしれません。
私ごとで恐縮ですが、私は仮死状態の経験があります。
その時の感覚は、あらゆるものから解き放たれ、穏やかでした。
いつかまた、あの境地へ辿り着けるなら、それまで踏ん張ろう。
踏ん張って、生きていこう。
いずれ終りが来るから……区切りがつくから、人は生きていける。
…私はそう感じています。
エドガーは若く美しいまま、終わりの無い時を生きていく。
彼が抱える深淵な闇を、明日海りおはどう演じるのでしょうか。
明日海りおなら期待に応え、予想を超えてくれると信じています。







