2023年11月14日(火)宝塚歌劇団は午後4時、劇団員死亡に関する調査報告書を発表しました。
2時間を超える会見は、ノーカット放送。
先んじて会見を開いた、遺族側代理人の時と同じく。
公式サイトには、調査報告書が開示されました。
帰宅して、会見の動画(ノーカット版)を視聴。
「イジメやハラスメントはない」
「嘘つき野郎といった暴言は、伝聞情報のみ」
…と明言しながら、
「ただ、嘘をついていないか、何度も確認していた」
…との木場理事長報告に「…はい?」
嘘をついてないか、何度も確かめる…?
なんで、そんなこと…??
調査報告書を読み、謎が解けました。
https://kageki.hankyu.co.jp/news/document2.pdf
昨日のブログ(❶「嘘ついてないよね?」)にも追記しましたが、改めて記します。
その背景には、「新公に関する風習」がありました。
コロナ禍は中止になっていた風習が、『PAGAD』から復活。
それに関する不手際(挨拶の遅れ)を注意(叱責)されたそう。
本公演では、新公の本役さんのお手伝いをしながら、役について学ぶそうな。
舞台稽古は、そのリハーサルも兼ねてるんですね。
舞台稽古は3日間。
その初日に本役さんへ挨拶へ伺い、合意形成。
これを「コミュニケーション」と呼ぶそうです。
故人は挨拶に行けてなかったそうな。
本役さんから、その点をまず注意(叱責)されたそう。
下級生にも確認したか問うと、故人は「確認した」⇒「していない」と答えを変えた。
それゆえ、繰り返し確認したそうです。
これが「嘘をついてないか、何度も確認していた」事だった模様。
報告書の記述では、忘れたのではなく、声を掛けるタイミングが掴めなかったようです。
舞台稽古で慌ただしい中、下級生に「お声掛けした?」と声をかける余裕もなかったのでしょう。
106期~109期にとっては、初めて知る風習。
105期は2019年に一度 経験したか、しないか。
(研1だったから、本役はいなかったかも?)
103~104期にとっても、久々に復活した風習。
「下級生が挨拶に来ない」とやきもきして待ってたんですね、本役さん。
ただ、コロナ禍という非常事態を経て約3年、その風習はストップ。
研3以来に復活した風習です。
もしかしたら、本役がいなかった人もいるのでは?
そうすると、今回が初めても同然。
「こういう習わしがあるのよ」とそれぞれの本役が教えればいいのに。
本役さんから声を掛け、手本を見せればいいのに。
…と、これは一般人の発想でしょうか。
芸の道は厳しいと申します。
ですが、どうも的外れな厳しさに感じます。
宝塚の大先輩も仰っています。
「そこに愛はあるんか?」
▽ 大地真央様…!