宝塚は、養成学校入学→歌劇団入団だから、学校の同期＝職場の同期。
濃い関係性ですよね。
…かと思えば、まぁだい（朝夏まなと＆望海風斗）、ちなたま（鳳月杏＆珠城りょう）…などのように、近い学年で兄弟みたいに仲良しさんもいたりして。
それもまた、微笑ましからずや。
宝塚の場合、入学時の年齢がバラバラゆえ、「上級生だけど年下」「下級生だけど年上」といった逆転現象も。
すみれコードに抵触するから大っぴらに書けませんが、そういう点も含めて興味深いし、ドキドキします♡
全くの余談ですが、先日の事でございます。
上司とよもやま話をした折、
「会社で一番親しい人は誰？」と尋かれまして。
質問の意図が不明だなと思いつつ、「親しいというか、頼りにしてるのはQさんでしょうか」と。
Qさんは２期上の先輩で、新人時代から「女子職員の星」と目され、人望厚い方です。
上から信頼され、下から慕われ、同期からも好かれてて。
社内表彰はもちろん、部署を超えて様々な人から頼りにされて。
ハッキリ言って、私の入る余地はありません。
余地はなくとも、めっちゃ頼りにはしてますが。
そうしたら、「Qさんもそう言ってたよ」と上司。
先輩が私をご指名に？…ってホステスじゃないから。
意外なところで相思相愛が発覚。
（実際、Qさんと私は「淡きこと水の如し」な交わりです）
（部署も違いますしね）
どんなリサーチしてるんですか、ボス？
（たまたまQさんとそういう話になり、私にも確かめたくなったようでした）
たまちゃんもね、誰かがちなつちゃんに尋ねてくれたらいいのにね。
明日海 「ねぇ、ちなつ？」
鳳月 「はい、何でしょう？」
明日海 「ちなつは宝塚で、誰と一番親しいの？」
鳳月 「……え？……誰でしょう……」
明日海 「そんなに迷う？」
鳳月 「……うーん……思いつきませんね……」
明日海 「あの、同じ組じゃなくてもいいんだよ？」
鳳月 「……はい……」
明日海 「同期にこだわらなくてもいいし」
鳳月 「……はい……」
明日海 「月組時代の子でもいいんだよ？」
鳳月 「……じゃあ、たまちゃん…」
明日海 「え♡」
鳳月 「……と言わせたいんですか？」
明日海 「…へっ！？」
鳳月 「たまちゃん、出ておいで～」
珠城 「（おずおず）……はい…」
鳳月 「だめでしょ、こんな事して」
珠城 「……はい……」
鳳月 「明日海さんはお忙しいのに」
珠城 「……すみません…」
鳳月 「私じゃなくて、謝るなら明日海さんに」
珠城 「…明日海さん、申し訳ございません…」
鳳月 「申し訳ございません」
明日海 「そんな、ぜんぜん、ぜんぜんだよ？」
鳳月 「いえ、本当に……（深々）」
珠城 「本当に……（深々）」
鳳月 「こういう事は自分で何とかするの」
珠城 「…でも！……」
鳳月 「でも？」
珠城 「……だって……」
鳳月 「だって？」
珠城 「………」
鳳月 「…宝塚で一番親しい人は正直よくわからない」
珠城 「…はい」
鳳月 「……ただ、一番わかりやすい人はいるかな」
珠城 「……わかりやす…って、私ですか？」
鳳月 「うん」
珠城 「…はは」
鳳月 「とってもよくわかるの」
珠城 「…ですよね」
鳳月 「この人は絶対、わたしを裏切らないって」
珠城 「……！！」
鳳月 「わかりやす過ぎ、たまちゃん」
珠城 「…ち、ちなつさ……！」
明日海 「よかったねぇ、りょうちゃん♡」
珠城 「明日海さん、ありがとうございます♡」
鳳月 「たまちゃん、そろそろお稽古場へ戻ったら？」
珠城 「…あ、はい」
明日海 「ちなつ、クールだね」
鳳月 「そう…ですか？」
明日海 「余韻なさすぎだよ～？」
珠城 「明日海さん、ありがとうございます。 …でも、違うんです」
明日海 「ちがうって？」
珠城 「ちなつさんはクールじゃなくて、シャイなんです♡」
明日海 「あ、そうなんだぁ」
鳳月 「………」
珠城 「はい♡」
明日海 「ちなつ、照れ屋さんなんだぁ♡」
珠城 「はい♡…ね、ちなつさ……あれ？」
明日海 「ちなつ？？」
珠城 「ちなつさーん？！」
明日海 「ちなつぅ～～？？」
芹香 「あれ？ みりおさん？……と、たまちゃん？」
珠城 「キキさん、こんにちは」
明日海 「キキちゃん、ちなつ知らない？」
芹香 「ちなつさんなら、水美とリフトの練習してますよ？」
珠城 「リフト？！」
明日海「あ、ジャッキーの♡」
芹香 「はい♡」
明日海 「わーい、見にいこ♡」
芹香 「いきましょ～♡」
珠城 「……くっ！ 私もリフトするもん！……真咲さんを」
龍 「えぇ～～、いやや」
珠城 「！！……な、なんで……？？」
龍 「なんでって、何なん？」
珠城 「……え、あの……なんで、いらっしゃるのかなぁ…と」
龍 「人のこと、オバケ見たみたいにビビって」
珠城 「……あ、すみません…」
龍 「私も廊下くらい歩くわ」
珠城 「…はい」
龍 「休憩おわるで、戻ってき？」
珠城 「…は、はいっ♡」
おあとが よろしいようで。
（よろしいのか？！）
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