2022年9月1日(木)防災の日です。
関西は広い地域で、朝から雷雨。
NHKニュースのアナウンサーも「雷で目が覚めた」と。
★復活!新公ステージトーク
新人公演ステージトーク復活第一号について一部レポします。
宝塚友の会限定なので、公開期間中は控えていました。
…が、公開期間中に一部ご紹介して、「全部みたい」と思って頂けたら、その方が良いのかな?
入会希望者が増えるかもしれませんよね。
それなら、一部レポしても許される…?
うむむ、次回の星組編の公開までに考えておきます。
★新人公演ステージトークとは
宝塚大劇場での新人公演上演後、エスプリホールにて開催。
宝塚の新公は火曜18時~上演。
ステージトークは3日後の金曜17時~開催。
たまに変則的な開催もありました。
『ポーの一族』は新公の翌週2018/01/29(月)開催。
新公主演の男役と、新公ヒロインの娘役が登壇。
新公や本公演、プライベート等についてトーク。
新公のダイジェスト映像がモニターに映るんですが。
このモニターを見る主演二人の様子が大きな見所。
二人とも真剣に映像に見入りがち。
よって、無言になりがち。
…かと思えば、突然リアクションしだしたり。
特にラブシーンが映ると、二人して照れまくる。
観客用スクリーンもありましたが、私はモニターを見るお二人に釘付けでした。
終了後は、ホール入口で主役のお二人が参加者を見送り。
記念品を手渡してくれます。
記念品は、サインとメッセージが印刷された印刷カード。
なお、エスプリホールは宝塚大劇場の3階にあります。
生徒さんのお茶会や、コロナ禍以降は私設FCチケット受渡し場所として利用された事もあるので、ご存知の方も多いかと。
2022年現在、お茶会開催はなく、私設FCチケット受渡し場所も変更しています(私の知る限り)
★新公ステージトーク中止
2020年コロナ禍の影響で新人公演が中止になった事もあり、ステージトークも長らく中断していました。
中断前ラストは、2020年2月星組『眩耀の谷』
新公主演コンビは、
碧海さりお(101期・当時研5)
桜庭舞(100期・当時研6)でした。
2022年8月オンライン形式で復活。
予定されていた2020年3月花組『はいからさんが通る』ステージトークは、感染対策で場所をソリオホールへ変更するも、新人公演自体が中止に。
花組『はいからさんが通る』新公主演は
一之瀬航季(100期・当時研7)
美羽愛(104期・当時研3)でした。
★復活は花組から
2年半の時を経て、新公ステージトークがオンライン形式で復活。
宝塚友の会の会員なら誰でも視聴できます。
アーカイブ視聴も可。
花組『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』
新公主演コンビは
侑輝大弥(102期・研7)
星空美咲(105期・研4)
WEB公開期間
2022/08/01(月)11:00~09/01(木)11:00
★新公主演コンビ入場
場所は宝塚ホテルの宴会場かな?
琥珀の間あたりでしょうか。(←?)
プロの司会者から呼ばれて登場のお二人。
この入場する時の侑輝くんの喜びを抑えきれぬ表情が可愛くて。
腕を振りながら、タッタッと歩く姿が少年。
その後ろをそっとついて歩く、美咲ちゃん。
同じく、抑えきれぬ嬉しそうな笑顔。
それぞれ、宝塚友の会会員へ向けてご挨拶。
「このような形でお会いできて、嬉しいです」といった感じ。
次いで、司会者からの質問に答えます。
「ファンの皆様はすでにご存知かもしれませんが」
とお断りを入れつつ。
以下、科白はニュアンスです。
★出身地は?
侑輝「埼玉県所沢市です」
星空「神奈川県鎌倉市です」
★芸名の由来は?
侑輝「『弥』は『広くあまねく』という意味で素敵だなと。多くの人に知って頂けたら良いなと思い、他の方とも被らない名前を家族で考えてつけました」
星空「美咲は幼い頃から好きな名前なので使わせて頂きました」
半呼吸おいて、
星空「…星組の舞空瞳さんに憧れていて」
ここで、侑輝くんが反応。
美咲ちゃんを見て、笑いながらウンウン頷く。
星空「舞空の空の字を使わせて頂きたくて」
大弥くんと舞空さんは同期。
2019年4月30日まで、花組で一緒にいたものね。
美咲ちゃんは2019年夏、花組配属。
すれ違いLOVEでした。
★愛称は?
侑輝「だいや。最近は、だいちゃんも」
星空「そのまま、みさきです」
★相手役の印象を一言で
侑輝「ふたば」
植物の双葉だと。
美咲ちゃん、横浜雙葉出身だから?
…と思った人もいるかもしれませんね。
侑輝「理由は、美咲ちゃんは本当に努力家で、これから芽生える根っこの強さを感じました」
星空「大型犬」
侑輝「それ、よく言われます。上級生の方にも言われるので、ちょっと予想はついてました」
大型犬って賢くて優しいんですよね。
チョビとか、パトラッシュとか、ヨーゼフとか。
※チョビは『動物のお医者さん』
パトラッシュは『フランダースの犬』
ヨーゼフは『アルプスの少女ハイジ』
★配役を聞いた際の気持ち
侑輝「伺った時は、あまり実感がわかなくて」
侑輝「そのあと帰っても『本当にそう言って頂いたよね?』という気持ちになってしまう位、実感がわかなかったのですが」
侑輝「もちろん嬉しい気持ちもありつつ」
侑輝「柚香さんがお稽古場でされているお姿を拝見しながら、『がんばろう』という気持ちになりました」
星空「がんばろう、という気持ちが大きかったのですが」
星空「星風さんの一番お近くで学ばせて頂ける機会を頂けた事がとても嬉しくて」
星空「喜びと感謝の気持ちで一杯でした」
★役創りで大事にしたいこと、難しいこと
侑輝「その『フランツ・リストとしての人格』ではないですけれども、その彼を創った『リスト・フェレンツ』という本来の彼自身を、もっともっとこれからですけど、掘り下げていきたいなと思いました」
美咲ちゃんにすっと手を向けて、
侑輝「このマリーとの出会いがやっぱり台詞にもありますように『喜びと苦しみの全て』というあそこに最後、繋がるように」
侑輝「もちろん本公演の方々を参考にさせて頂きながら」
…と本役さん達を立てつつ、
侑輝「星空のマリーと共に創りあげていくのが、難しくもあり」
大弥くん、美咲ちゃんを見つめ。
互いに頷き合い、
侑輝「楽しかったです」
星空「これは東京に向けての課題だと思っているのですが…」
星空「リストへの愛の深さや大きさが、まだまだ足りないなと感じたので」
星空「もちろんマリー自身も苦悩や葛藤を抱えているんですが、それに似たようなものを感じて一緒に手を取り合って出ていくのは、恋人同士の愛だけでなく、もっと包み込むような…包容力のある愛があっての事だと思うので…」
星空「一言、『愛を深めていきたい』と思います」
ふたりとも真面目。
なんとか考えを言葉にして伝えようと必死。
その真摯な姿勢がまたいい。
大弥くんが美咲ちゃんを「近づこう、解ろう」としてる姿勢が滲み出ていました。
これは美咲ちゃんも嬉しく、頼もしかったでしょう。
侑輝リストをさらに愛したくなるでしょう。
★映像をみる
この後、新公ダイジェスト映像を見るわけですが。
二人とも最初から、照れて頭抱えてました。
リスト(侑輝)とジョルジュ・サンド(太鳳旬)のラブシーンでは両手で顔を覆う二人。
高くせり上がった台上でリストがピアノを弾く場面では、
侑輝「これ、とても高くて怖いんです」
侑輝「柚香さんは毎日、これをしてらっしゃるんだなって」
侑輝「私はピアノ初心者で」
侑輝「柚香さんは本当にお上手なので…がんばります」
ひとり反省会に突入する大弥くんでした。
★本公演
本公演にも触れます。
侑輝「とても有名な画家のドラクロワさんを演じさせて頂いています」
星空「聖乃さんが演じていらっしゃるジラルダンの妻です」
美咲ちゃん、役名は?
デルフィーヌって名乗りそびれてるよ?
夫と夫役の名前はしっかり言ってるけど。
星空「皆で屋根裏にいます」
ジョルジュ・サンドが住む家の屋根裏は芸術家たちの溜まり場。
まるでレグルス探偵事務所※
※それは星組『めぐり会いはふたたび-next generation-』の瀬央ゆりあの事務所
★To the FUTURE
ショー『Fashionable Empire』にも話が及びました。
侑輝「聖乃さんを中心に、若手の少ない人数で踊らせて頂いて」
侑輝「私達だけで(空間を)埋めなきゃ!と必死で」
食らいついていってるそうです。
美咲ちゃんは芝居で聖乃あすかと夫婦ですが、To the FUTUREの場でもペアで踊ってます。
★あっという間
あっという間の新公トークでした。
まず、並びが美しい。
顔立ちが整っている上、スタイルが…!
二人ともすらり高身長なので、頭身バランスがモデル並み。
大弥くんはうりざね顔。
美咲ちゃんは超小顔。
二人とも雰囲気が大人っぽく、華やか。
話しだすと年齢相応の初々しさ。
(特に大型犬)
(まさに大型犬)
丁寧に、懸命に、ゆっくりと言葉をかみ砕きながら気持ちを伝えてくれました。
ビジュアルは洗練されてスタイリッシュな二人。
お話は素朴で一生懸命。
ほのぼのとした空気感を漂わせた、ピュアなコンビでした。
東京の新人公演中止、心底残念です…!
∇すべての喜びと苦しみを分かち合う