2022年8月27日(土)宝塚大劇場にて、宙組『HiGH&LOW-THE PREQUEL-/Capricciosa!!』初日舞台を観てまいりました。
2幕のショー『Capricciosa!!』は藤井大介先生の作・演出。
藤井大介ショーはどの作品も盛り上げて下さいますよね。
高揚感が半端ない。
「イタリア」をテーマにしたショー。
★National Flag
オープニングの衣装が国旗カラー。
真風涼帆…白
潤花、芹香斗亜…緑
他の組子たち…赤
目立つ赤を多勢に着せていたのが、おっ?!でした。
多分、今までの常道なら、緑を多勢組に着せていたでしょう。
衣裳担当・加藤真美先生のご判断ですね。
★オスカル様?
ナポリ、ミラノ、フィレンツェ、ベネツィア、ローマと各都市のイメージに寄せたり。
例えば、ベネツィア。
ゴンドラに乗って登場した美女(桜木みなと)が旅人(真風涼帆)を誘惑。
音楽は最初と最期が映画『ヴェニスに死す』の挿入曲。
耽美の世界だよね…!
状況に合わせ、途中で曲が入れ替わっていきますが。
曲のタイプが違うのに、よく繋げられたなぁと感心。
桜木みなと(95期・研14)が美人なのは周知の事実。
ドレスは、明日海りお(89期・退団済)が月組『ベルサイユのばら』オスカル&アンドレ編のフィナーレで着用していたもの。
体格、似てるんやろな。
男役さん用だから、肌の露出が少ないデザインですしね。
★突然ラップ
宙組生が揃い踏みの場で、名前を入れたラップ投入。
会場がより一層、沸きました。
桜木みなと「ずんずん行くぜ、△△」
芹香斗亜「鬼気(キキ)迫る、◇◇」
△や◇は何と言ってるか、よくわからず。
真風涼帆も言ってましたが、よく聴き取れず。
ゆりかちゃん、ごめん。
★オリジナルの良さ
潤花(102期・研7)がソロをとる場面も。
歌いやすい音域の曲を、のびのび歌唱。
歌い手に合わせて創れるのは、オリジナル楽曲ならでは。
芝居もショーも、潤花は天真爛漫な個性を充分発揮できていました。
天彩峰里(100期・研9)が随所で歌手として登板。
さすがに巧いのですが、高音はやや金属的。
天彩さんには珍しく、聴いててちょっとしんどかったです。
★サイトー先生?
大階段の男役群舞~トップコンビのデュエットダンスの選曲は「…あれ?齋藤吉正先生のショーだっけ?」と混乱しかけました。
中森明菜『ミ・アモーレ』だったから。
80年代歌謡曲といえば、齋藤先生だなって。
帰宅したら、芦田愛菜とサンドウィッチマンの番組『博士ちゃん』で、中森明菜の『ミ・アモーレ』が流れて驚きました。
呼び合っていたのでしょうか?(何が?)
★エトワール
エトワールは娘役の数少ない見せ場。
なので、できるだけ娘役に…と思っています。
…ですが。
留依蒔世(97期・研12)のエトワールは素晴らしかった。
花組・若草萌香が『巡礼の年/Fashionable Empire』で「これぞエトワール」な歌声を響かせたことは記憶に新しいのですが。
ルイマキセの歌声も「これぞ、エトワール…!」
こんなに高らかに伸びやかに歌える歌手を、なぜもっと登用しなかったのか、宝塚歌劇団。
スターシステムの致し方ない面とはいえ…。
もっともっと、留依くんの歌声を聴きたかった…と惜しまれます。
蒔世くんが歌い終わるや、滝のような拍手が。
初日のショーで最も沸いた瞬間でした。
★階段おり
(赤い肩モフ)
留依蒔世(97期・研12)エトワール
↓
(赤い肩モフ)
亜音有星(103期・研6)
鷹翔千空(101期・研8)
風色日向(102期・研7)
↓
(赤い肩モフ)
紫藤りゅう(96期・研13)
天彩峰里(100期・研9)
↓
(白地に黒ぶち肩モフモフ)
桜木みなと(95期・研14)
↓
(白い大羽根)
芹香斗亜(93期・研16)
↓
(白い大羽根)
潤花(102期・研7)
↓
(雉羽根+ナイアガラ付き白い大羽根)
真風涼帆(92期・研17)
宙組は階段おりメンバーが多く感じます。
それだけ路線スターが多い証拠ですね。
このまま千秋楽まで無事、幕を上げ続ける事ができますように。
∇初日おめでとう♡