2021年9月2日(木)花組『銀ちゃんの恋』が大阪初日を迎えました。
梅田芸術劇場シアタードラマシティにて観劇して参りました。
一言でいうと「めっちゃくちゃ面白かった!!」です。
笑える面白さはもちろん、胸に響くものが大きい舞台でした。
KAATで好評でしたし、期待値が上がってたんですよ?
それすら軽く抜き去るクオリティ。
銀四郎…水美舞斗(95期・研13)
小夏…星空美咲(105期・研3)
ヤス…飛龍つかさ(98期・研10)
三人とも、素晴らしい表現力でした。
それぞれの役にハマってますね。
メインキャストはじめ、チームメンバーやスタッフに拍手!
ほんま、ええもん観せて頂きました。
★刺客
石田昌也先生の潤色(脚色)物件には、何かとツボを突かれてきました。
ごく近年だけでも、
月組 『カンパニー』、『幽霊刑事』
雪組 『壬生義士伝』
星組 『ロックオペラ・モーツァルト』
そして今日、新たな刺客が。
花組 『銀ちゃんの恋』(月組、宙組でも過去上演)
ここでもか。
ここでも刺されたよ。
石田先生、ありがとうごぜえやす。
台詞がちょこちょこ、大阪仕様になっていました。
「Loftから毎日放送に飛び降りる」とか。(逆だったかな?)
梅芸と道を一本挟み、ロフトとMBS毎日放送が建ってましてな。
「結婚式はホテルインターナショナルで」とか。
シアタードラマシティと同じビルに、ホテル阪急インターナショナルがありましてな。
他にも、地元ネタが散りばめられていたような。
「茶屋町」とか…これ、まさに梅芸界隈の地名。
(私の曖昧な記憶なので、信用しないで下さい)
(なら、書かんとき)
(…とツッコミつつ、書く)
京都の撮影所が主な舞台なので、関西ネタはしっくりハマります。
(KAATに張り合ってるんかい?)
(…と突っ込んでおきます)
★…が誇る
カーテンコールは4回ありました。
順番が前後したら、ごめんやで。
科白はニュアンスです。
まず、美風舞良副組長がご挨拶。
立て板に水のなめらかさ。
美風 「それでは、東洋映画が誇るスター倉丘銀四郎!…ではなくて、花組が誇る水美舞斗がご挨拶申し上げます」
大阪でも言ってくれました。
これ、聞きたかった~!
舞良さん、ありがとう~♡
★泣いてない
水美舞斗の主演あいさつ。
水美 「お足元のお悪い中、大阪・梅田芸術劇場シアタードラマシティへお越し下さり、ありがとうございます」
のっけから、お天気ネタとは。
明日海さんを思い出します。(←そこな)
移動しづらい天候への配慮、うれしい♡
客席が観客で埋まっている事に感謝を述べるマイティ。
…と、突然の沈黙。
うつむき、しばし言葉が出ないマイティ。
涙がこぼれないように、顔を上向けて。。
ようやく声を絞り出しました。
水美 「……休演している朝葉ことの…」
KAATに続き、ドラマシティも休演となった朝葉ことの(103期・研5)に触れるマイティ。
水美 「泣いてないよ。男は生まれた時と母親が死んだ時しか泣かないんだ」
劇中の銀ちゃんの台詞を引用するマイティ。
うんうん、目から鼻水が出かけたんだよね。
★ヒマだった
水美 「早く舞台に立ちたかった!」
KAAT楽から梅田初日まで「暇で、暇で」とマイティ。
右隣は星空美咲。
更にその隣の まりんさん(悠真倫)へ同意を求めるマイティ。
悠真 「へ??」
水美 「まりんさんも暇だって仰ってたじゃないですか~」
舞台に立ちたくてウズウズしてたのね、マイティ。
★あと12回
水美 「今日が終わって、あと12回」
カウントダウンには早すぎるかな…と言いつつ、
水美 「あと12回しかない」
切実に繰り返すマイティ。
水美 「あと12回、1回1回を大切に演じて参ります」
この主演舞台を楽しみ、大事に思っているんですね。
★みなさ~ん
3回目のカーテン・コールはスタンディング・オベーション。
幕が上がると、階段に銀ちゃん一人。
花組ポーズで登場…!!
照れ笑いで、ポーズを解くマイティ。
水美 「ありがとうございます。それでは皆を呼びたいと思います」
水美 「みなさ~~ん」
マイティも「みなさん」派なんですね。
(明日海さんも「みなさん」でしたなぁ)
「みんな」と呼び掛ける方もいらっしゃいますね。
★おつかれさま
左隣にはヤス(飛龍つかさ)
ヤスにご挨拶を丸投げする銀ちゃん(水美)
二番手役にあいさつ丸投げって、まるで明日海さ…いえ、何でも?
飛龍 「え、わたし?」
水美 「うん、そう」
驚き、うろたえるも、気持ちを立て直す飛龍ヤス。
神妙な面持ちで、客席へ向き直り、
飛龍 「皆さん、お疲れさまです」
客席で笑いが沸きました。
舞台上では、まりんさん(悠真)の背に隠れる小夏(星空)が。
KAAT千秋楽で、不意にマイティから挨拶を振られた美咲ちゃん。
驚いて、頭が真っ白になったのでしょう。
「皆さま、お疲れさまです」とご挨拶。
「ちがうでしょ?!」とマイティから突っ込まれたのでした。
飛龍くんのネタ、水面下のメッセージが伝わってくるような。
「うましネタ」
「ナイス・ボケ」
「もう気にしなさんな」
…という声が聴こえてくる気がしたのは、私だけ?
★ほしい
飛龍 「最後にいいですか?」
水美 「うん?」
飛龍 「遺影の写真がほしいんです」
水美 「あれ、おっきいよ? 家に入る?」
びっくりマイティ銀ちゃん。
大きくても欲しいと飛龍ヤス。
お互いの写真を交換しようか、って話もしていたような。
ちと聴き取りづらかったんですが。
★前へ前へ
3回目の幕が下りる際、上級生男役さんがサササッと美咲ちゃんの背後へ移動。
美咲ちゃんを前へ押し出そうとしてました。
最前まで、まりんさん(悠真)の背に隠れてたからでしょうか(^◇^;)
4回目の幕が下りる際は、銀ちゃんが小夏の肩をがっちり抱いて、前へ押し出す。
なんちゅう力技!
ほんまに幕前へ出ちゃいそうでした。
最後はもちろん、ちゃんと引っ込んでましたけども。
イジラレ・キャラ定着ですか、美咲ちゃん?
お手柔らかに、お兄様方。
余談ですが、カテコのまりんさんと美咲ちゃん。
マックスパパとシシィのようです。(by エリザベート)
あ、もちろん、「主役は俺だーー!!」ですよ(^∇^)
∇マイティだー!