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宝塚バトン(1)月組DNAと明日海Love

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タカラヅカバトンを受け取ってから、設問ごとに考えてました。

改めて考えてみると、答えるの難しいなぁと思う質問もあって。
思いがけず真剣に考え込んだ、ここ数日です。


1)初めて観た宝塚歌劇作品は何ですか?

劇場で生観劇したのは『ME and MY GIRL』(1987年 月組初演)

「なにこれ、これが宝塚なの?!」

良い意味で、イメージを裏切られました。
宝塚って、良くも悪くも独特の型があり、そこに嵌った様式美で形成されていると思っていたので。
実際、様式美は様式美として踏襲されていますが。

ミーマイは洗練されてスタイリッシュで、スピーディでコミカル。
ダンスはダイナミックだし、楽曲がどれもこれも耳に残りました。

帰宅後は、耳コピした劇中ナンバーをこっそり歌いまくり。
家でお皿洗いながら、ひと気のない道を自転車で飛ばしながら。
一度きりの観劇でしたが、楽曲や場面が鮮やかに記憶に刻まれました。

テレビ番組(花の指定席)でも何かしら観てた気はしますが、記憶曖昧です。
(関西の)土曜の昼は吉本新喜劇、夕方は宝塚劇場中継。
宝塚の時間帯は、外で遊んでることも多かったかな。
片田舎の野生児でしたから。


2)最初に好きになったジェンヌさんはどなたですか?

涼風真世

『ME and MY GIRL』で、ジャッキーを演じてらしたお姿の、あまりのカッコ良さに撃ち抜かれました。
ジャッキーは娘役ですが、いまだ私にとって『最もかっこいい役 = ジャッキー』と刷り込まれています。


3)現在、ご贔屓のジェンヌさんはどなたですか?

明日海りお

他分野のあらゆる芸能人を含め、今までこんなに心奪われた方はいません。
好きすぎて困っています。
誰か助けて下さい…。
Dr.MANATOに診察して頂こうかしら…(さらに焚きつけるに一票)


4)ご贔屓とまではいかないけれど、気になるジェンヌさんがいたら教えて下さい

明日海さんが特別なので、分けましたが。
以下の方々は、いっそ贔屓というレベルで好きです。(特に朝夏さん)

「組が違えば、贔屓は複数いても良い」
「ただし、一組につき一人まで」
…という暗黙の了解がある、と宝塚ファン活動に関する専門書に書かれてました。
そ、それなら嬉しい…。(すみませ…)

宝塚歌劇はじめ少女文化・心理について、大学はじめ学術機関で専門的に研究されてるんですね。
私も市民講座を受けましたが、面白かったです。

…というわけで、とっても大好きな方々です。(特に朝夏さん)←しつこい

朝夏まなと
珠城りょう
縣 千

以下は注目してる方々。
ご贔屓が出てない場では、オペラ・ロックオンする事も多々あります。

鳳月 杏
水美 舞斗
望海風斗
七海ひろき
真風涼帆
咲妃みゆ

…以下が、気になる方と申せましょう。

天真みちる
芹香斗亜
柚香 光
帆純まひろ
久城あす
月城かなと
春瀬央季
実咲凛音
桜木みなと
伶美うらら
星風まどか
礼 真琴
妃海 風
天華えま
真彩希帆
輝城みつる
愛希れいか

…以上は抜粋です。
気になる人は、もっといます。
宝塚は、作品以上に人(出演者)を観ていますので。

そこが他の演劇との違いです、私の場合。
他の演劇では、脚本と演出に注目しがちなので。

「注目してる人・気になる人」枠で、今一番の注目株は鳳月杏です。
おそらく断トツ。


5)よく観るのは何組ですか?

花組
宙組

基本は全組観劇派です。
宝塚に回帰してから現時点までの観劇回数は、花組と宙組はほぼ同じ位でしょう。
双方とも、月組・雪組・星組に比べたら、ワタシ的に桁違い…。

明日海さん在団中は、花組への傾斜を強める所存です
朝夏さんも観ずにおれなくなり、気がつけばチケット追加してたり…するんですけどね…。

「組カラー」という概念がありますね。
それで言えば、一番しっくり落ち着くのは月組かもしれません。
『1789』は鮮やかに、気持ち良く裏切られました。
花組が最も伝統を守る組なら、月組は既定路線を覆すというか…破壊と再生を繰り返す組かも。
(私の抱くイメージです)
どちらの姿勢も、大切で必要だと思います。


6)お気に入りのお芝居を好きなだけ挙げて下さい

「何度でも繰り返し観たいなぁ、と思う作品」という基準で選ぶと…

『アーネスト・イン・ラブ』(2015年 花組再演)
『メランコリック・ジゴロ』(2015年 宙組再演)

…が、まず浮かびました。
雰囲気や世界観など、大好きです。
特にアーネスト。

『ME and MY GIRL』もアーネストと同じ路線ですし、基本的に大好きです。
ただ、ラストが「マイフェアレディ?」と感じてしまうので。
ジャッキー登場シーンは全て大好きで、何度みても飽きません。

『TOP HAT』『ガイズ&ドールズ』も楽しくてワクワクする作品ですね。

作品として、脚本・演出・役者・タイミングなどあらゆる面で奇跡的な組合せだと思う作品は

『春の雪』(2012年 月組初演)

この作品は、再演が困難でしょうけれど。
明日海りおと咲妃みゆ、珠城りょう・宇月颯・鳳月杏もまだ宝塚に在籍されてますし、何らかの形で再演してほしい気持ちはあります。

役者を替えての再演も可能といえば可能でしょうが、ハードルが高そうですね。
明日海りお、そして咲妃みゆがいたからこそ、実現した傑作とも思います。

ですが、挑戦してみる価値はあるかと。
例えば、水美舞斗になら、松枝清顕を演じられるのでは…と思います。
繊細で子供のように純粋で、それゆえに邪気に満ち、屈折した清顕は難役です。
明日海りおとはまた違う、新たな清顕像が生まれるでしょう。
また、「違うからこそ意味がある」とも思います。

…で、再演続きなので、敢えて控えてましたが、
「明日海さんが演じてみたら、どうなるかな?」
と夢想したり、しなかったりな作品として、こちらを推してみたい。

『銀の狼』(1991年 月組初演)

主人公が「記憶喪失の凄腕の殺し屋」という設定。
トップスターがダークサイドの人間を演じる異色作。
サスペンス色が濃く、主人公はモテるものの人を寄せつけず、恋愛要素は薄め…というか、ほぼ皆無?
苦悩に満ちた孤高のダークヒーローを演じるにあたり、明日海りおほど適切なトップスターはいないと思います。

主人公の過去を知るヒロインは人妻で、これまた大人びた花乃まりあには適役かと。

満身創痍の主人公の命を助け、殺しを仕込んだ「育ての親」的な存在を、二番手が演じる事になるでしょう。
望海風斗がいたら、ぜひ彼に演じてほしかった。
二番手の役どころながら、主人公より年長で落ち着いて見えた方が良いですし。
加えて、主役並みの演技巧者が望ましいかと

脚本の骨格はそのままに、もう少し手を加えたら、更に良くなりそう。
もっと伏線を張り、心理描写をさらに深め、演出を工夫したら、トップと二番手にとって、美味しい作品になりそうな気がします。
しがらみや情が絡み合った苦しい胸の内を、説明台詞に頼らず表現できたら、より深みのある芝居になりそうです。

『銀の狼』は、意外と演者を選ぶ作品のように思います。
例えば、凰稀かなめが演じたら相当ハマったはず。
ヒロイン格の人妻は伶美うらら、女性新聞記者に実咲凛音の方が、イメージは合いそう。

朝海ひかる主演で、2005年雪組で再演されたそうですね。
朝海さんはよく知りませんが、画像等で拝見する限り、路線的に似合いそうだなと。

そういえば、ぷりぷりさんも『銀の狼』は明日海りおに合うだろう、と仰ってましたね 。
日記にチラッと書いて下さってました。
明日海バージョン『銀の狼』が実現したら、ヘビロテする予感しかありません。

そして、こちらの作品…実はかなりお気に入りです。

『戦国BASARA』(2013年 花組初演)

ゲームはしませんが、さすがにこれは知ってました。
(6歳からの年季の入った歴女ですし)
上杉謙信女性説を採択し、性別不詳にしていたり、とても宝塚にそぐう反面、難しい役。
己の部下すら眩惑し、妖しい雰囲気を醸し出しながら、ストイックで凛々しい骨子は崩さない上杉謙信。
何度観ても、釘付けになります。

シンプルにお話として面白く、出来ばえの良い作品だと感じたのは

『オーシャンズ11』(2011年花組)

役が多く、若手からベテランまでくまなく配役できるのも良いですね。
(娘役は、男役に比べて少ないかもしれませんが)

復讐モノで、スリルとサスペンス、最後にはカタルシスが待っていて観終わった後が心地良い。
蘭寿とむと北翔海莉の素晴らしいコンビネーション。
望海風斗の憎らしくも、心の傷を覗かせる敵役ぶり。
芹香斗亜の身体の身軽さと相反する、屈折と煩悶。
水美舞斗と柚香光の、リアル・チッブ&デールっぷり。
小粋で疾走感があり、息もつかせぬ面白さでした。

最後の最後に、花担めいた感想に落ち着けたかも。
ほんと傑作で快作だと思います。

タカラヅカバトン、まだ途中ですが、とりあえずここまで。
続きはまだ後ほど。


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