新型コロナウィルス感染拡大により、対抗措置の延長や強化があらゆる場面でみられます。
宝塚歌劇も、4月12日(日)までの休演延長を発表しました。
過去も別種のコロナウィルスが流行しましたが、それらは日本にはあまり影響を及ぼさなかったので、今回のような事態にはならなかったのだとか。
(テレビ番組で聴いた受け売りですが)
うちの職場もいろいろ対策を講じ、日々更新しています。
おそらく、どこもそうですよね。
宙組の外箱『FLYING SAPA』『壮麗帝』も幕を開けられずにいます。
外箱の場合、自前の劇場と異なり、劇場主との協議もあるでしょうし。
宝塚歌劇団だけでは判断・実行は難しそう。
宝塚は注目されてますしね、
動向が。
準備を進めてきたスタッフ。
お稽古を重ねてきたタカラジェンヌ。
楽しみに待っていたお客さん。
切ないですね…。
協調生が高く、まじめに予防に努める実直な人が圧倒的に多いであろう日本。
また、日本は昔から衛生観念が発達している土壌があります。
江戸は銭湯と下水道が発達した都市。
当時、下水道が整備された都市は、世界的に稀でした。
私が知る限り、新型コロナが話題になり始めた1月から、そっせんして予防に取り組む人は多かったです。
ふだんから衛生状態が良い日本で、さらに意識を高めれば、効果は上がっていくと思います。
今回の新型コロナウィルス感染抑止で、体調不良で休みやすくなりました。
今まで「風邪くらいで休むなんて」という言葉が普通でしたから。
病気にしろ、怪我にしろ、本調子でなくても働けるかぎり働くのが「当たり前」ですものね。
なぜ休まないか?
それは「ひとに迷惑をかける」から。
そういう思考回路が定着してるんじゃないかな。
感染抑止のためには、免疫抵抗力を保つことが重要。
免疫抵抗力を保つためにも、無理しない。
しんどかったら休む。
シンドイのに無理する方が「ひとに迷惑をかける」
今、「当たり前」が変化しつつあります。
これは思わぬ副産物。
今まで当たり前だと、そうせねばならないと思い込んできた事を「変えていい」
新型コロナは、人とある程度の距離を取ることで罹患を防げる、と言われています。
たとえば「満員電車を避けよう」と時差出勤や在宅勤務が推奨されています。
長らく「同じ時間に、みんな揃って」が良しとされてきた中で、『ずれる」「バラバラ」が薦められるなんて。
これまた、思わぬ副産物。
ウイルスへの対抗措置が生んだ副次効果。
それらはコロナ禍 終息後も根づいていきますように。
現在はまだ、終わりが見えない状態ですが…。
そんな中で、花組トップコンビ(柚香光・華優希)が宝塚公式Instagramに登場。
れいちゃん(柚香光)、はなちゃん(華優希)共に神妙な面持ち。
休演延長で、『はいからさんが通る』をまだ開演できずにいること。
温かい声やメッセージは、何より力強い励ましであること。
いつか幕を上げる為にも、健康管理に努めたい、と。
…そういった事を真摯に話してくれています。
れいちゃん、ふと泣きそうになるのを堪えているように見えました。
はなちゃんは芯の強さを感じさせる表情と空気感。
いろんな感情が渦巻いていると思います。
無理に悟らなくていいと、私は思います。
「こう思わねば」「かくあらねば」と頑張りすぎなくても良いと。
理屈でわかっていても、気持ちがついていかない時は、気持ちに寄り添ってあげて下さいね。
「哀しい時は、ちゃんと哀しんだ方が回復が早い」そうですし。
嘆いたり、悔しがったり、イライラしたり。
いろんな感情、全部OK。
感じることに、良いも悪いもないんだよ。
免疫抵抗力を上げるためにも、心の開放が許される世でありますように。
▽明けない夜はない…

にほんブログ村