※2020年3月時点の学年でカウントしています
近い将来、確実にトップコンビ交替が明確になった雪組と月組。
双方とも発表前ながら、次期トップスターはほぼ確定でしょう。
雪組 彩風咲奈(93期・研13)
月組 月城かなと(95期・研11)
スタイル抜群のダンサー・咲ちゃん。
現在の宝塚で一、二の美貌を誇る芝居巧者・れいこさん。
雪組 2020年10月
月組 2021年2月
雪組トップ娘役に当確と思われていた潤花が突然の組替。
多くの娘役にシンデレラになれるチャンス到来。
大逆転ヒロイン誕生の可能性…夢が広がりますね。
そこで、「現時点で在団してる新公ヒロイン経験者」を洗い出してみました。
すでにトップ娘役になっている人を除いて。
幸運にも、新人公演または本公演・別箱公演などで、歌やお芝居を拝見できましたので。
(花宮さんだけはカフェブレイクの舞台映像頼みになりましたが、それ以外は)
わかる範囲なので、抜けがあれば、ごめんなさい。
抜けていたら、教えて下さると嬉しいです。
私見に過ぎませんので、「この人にはそう見える(聴こえる)のね」と、気楽に読み流して下さると有難いです。
もしご気分を害されたら、申し訳ありません。
★花組(4名)
1)朝月希和(96期・研10)
大人可愛い系
花組→雪組→花組
芝居・ダンスは安定
歌唱は弱い(音域狭し)
2)音くり寿(100期・研6)
童顔キュート系
技術力(芝居・ダンス・歌唱)は超ハイレベル
欠点克服中(クセの強さ、表情のバリエーション欠乏等)
3)都姫ここ(104期・研2)
童顔キュート系
技術力は発展途上
4)美羽 愛(104期・研2)
ファニーラブリー系
新公未見
(※新型コロナ禍により、宝塚新公は上演中止決定)
★月組(5名)
1)海乃美月(97期・研9)
大人ビューティ系
芝居・ダンス・歌唱と三拍子揃い、ハイレベル
豊富すぎるヒロイン経験が、むしろネックに
2)結愛かれん(101期・研5)
しっとり色香系
芝居・ダンスは安定
歌唱は不安定…音域が狭め
3)天紫珠李(101期・研5)
男役→娘役に転換
芝居・ダンスは堅実
歌唱は弱め…高音が苦しげ
4)白河りり(103期・研3)
可憐な正統派ヒロイン系
芝居・ダンスは成長中
美しく柔らかいマドンナ声と広音域による歌唱は、夢の世界
5)きよら羽龍(104期・研2)
さっぱり細面フェイス
軽快バリバリダンサー
芝居と歌は堅実
(新公は4/24ですが、過去出演作での観劇感想より)
★雪組(4名)
1)星南のぞみ(98期・研8)
美貌のヒロイン顔
芝居・ダンス・歌唱は弱めだが、美しさに目眩し(褒めてます)
2)彩みちる(99期・研7)
ふんわりキュート系
軽快なダンス
芝居は巧いなぁ…と見入る
歌唱は弱いが、本人比上達
3)野々花ひまり(99期・研7)
ほんわかラブリー系
芝居は愛らしい
歌唱は弱いが、ファントム新公でヒロインをやりおおせたのは大きな成長
4)潤花(102期・研4)
元気キュート系
溌剌ダンサー
芝居は安定
歌唱は音域が狭く、音程が不安定
男役なら間違いなくトップ路線(歌が弱いけど)
★星組(5名)
1)音波みのり(91期・研15)
美貌のヒロイン顔
気品あるマドンナ系美貌にうっとり
芝居・ダンスは堅実
音域が狭く、歌唱は弱め
2)有沙瞳(98期・研8)
大人しっとり系
やや地味な印象はあるものの、芝居・ダンス・歌唱とも安定
3)小桜ほのか(99期・研7)
ほんわかファニー系
芝居・ダンス・歌唱と安定した技術力
歌唱は広い音域・豊かな声量・美声を誇る
4)桜庭舞(100期・研6)
落ち着いた美人顔
明るく親しみやすい空気感
芝居・ダンスは安定
歌唱はハイレベルで、なぜ研6まで新公ヒロインに選ばれなかったのか不思議
5)水乃ゆり(102期・研4)
ほんわかラブリー系
芝居・ダンスは愛らしく安定
歌唱は弱め…音域が狭め
★宙組(4名)
1)遥羽らら(98期・研8)
ふんわりキュート系
芝居・ダンスは安定
まろやかで綺麗な声質
2)天彩峰里(100期・研6)
キリッとキュート系
芝居・ダンス・歌唱ともハイレベル
圧を感じる面あり
3)花宮沙羅(102期・研4)
ファニーラブリー系
芝居・ダンスは安定してそう
歌唱は上手ですね
(カフェブレ舞台映像から伝わってくる、安定した技術力)
4)夢白あや(103期・研3)
大人びた色気系
芝居・ダンスは堅実
歌唱はやや弱め…音域と声量がネック
新公学年と思えぬ貫禄があります
★映像専科(1名)
1)星蘭ひとみ(101期・研5)
美人女優顔
すらり長身で、スタイルも良い
芝居・ダンス・歌唱はとても弱くて残念
グラビアの美少女…って、デュランデュラン?
(原題は Girl on Film だから、映像とも取れなくはない…?)
書き出してみたら、ほとんどの生徒さんを新公で、しかもヒロインを務めた作品で拝見していました。
なんと有難い事でしょうか。
…こうして並べると、意外と各組に満遍なく新公ヒロイン経験者がいるんですね。
(花組と月組は上演前の確定者を各1名ずつ含む)
花組 4名
月組 5名
雪組 4名
星組 5名
宙組 4名
専科 1名
合計 23名
皆さん、お芝居やダンスはわりと安定傾向、あるいは上達傾向にあると思います。
新公は芝居メインで、ダンスの比率は低めなので、判断しようがなかったり、見方が甘めになっていますが。
対して、歌唱力。
23名中、明らかに歌唱力が武器になっているのは6名かな?
約25%……4分の1ほど。
これを多いと見るか、少ないと見るか。
安定した歌唱力を持つ方を加えたら、8〜9名になるかな?
およそ3割強…これを多いと…は見れませんね、はい。
新公ヒロイン経験者の過半数は、歌が弱め。
本人比、上達した生徒さんもいますが。
加えて、激推しされてる生徒さんは見事に「お歌がんばって…!」系。
男役は育成期間が長く、スター性や人気重視。
それは宝塚に限らず、芸能で主演を務める者に求められる資質でしょう。
宝塚で主演は男役トップスター。
多少、技術力が弱くとも、衆目を集めるパワーが求められるポジションです。
その代わり、技術面を相手役(トップ娘役)がサポートしてる…とは言い切れずに来た宝塚。
それがここ数年、歌唱力が高い娘役さんがトップ娘役に抜擢される比率が高まりました。
実咲凛音、妃海風、仙名彩世あたり、安定した歌唱力。
愛希れいかも上達しました。
現役トップ娘役も、真彩希帆、美園さくら、星風まどか、舞空瞳と歌える面々が揃います。
男役も続々、聴かせる歌い手がトップに立ちました。
魅惑の低音ヴォイス・柚希礼音
伸びやかなハイトーンボイス・龍真咲
魂が震える表現者・明日海りお
高度な職人芸・北翔海莉
歌の大天使・望海風斗
尾骶骨に響くテノール・礼真琴
朝夏まなともトップに立つ手前から、歌唱力が向上。
歌うまと認識されるまでになりました。
歌唱力が高いトップの組は、必然的に楽曲レベルが高まります。
本公演はもちろん、新公メンバーにも高いハードルが課せられますから。
必然的に、組子全体の技術力底上げ効果が生まれやすくなる。
いくら 100周年で盛り上がっても、その後はトーンダウンするだろう…と思いきや。
右肩上がりの成長を遂げ続けたのは、やはりコンテンツの魅力。
コンテンツの核が、タカラジェンヌと上演作品。
歌唱力の向上と、動員数の向上は、相関関係にあるように思います。
2019年までは右肩上がりの観客増・収益増を打ち立てて来ました。
2020年は新型コロナウィルスによる打撃があるものの、宝塚人気自体は健在でしょう。
トップコンビは宝塚の顔。
一般の人から見たら、どの組も「タカラヅカ」ですから。
今の宝塚は、今までになく「技術偏重」に傾いているように見えます。
でも、ビジュアル重視の時期もありましたし…というか、ビジュアルは常に重視されてますね。
美は宝塚の根幹ですもの。
美しい容姿
美しい歌声
美しい心映え
多くを求め過ぎでしょうか?
(ごめんなさい…)
素敵な夢の世界にいざなって下さり、ありがとうございます。
▽美の宝庫タカラヅカ

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