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Channel: シエスタの庭
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OSK『男舞』は新機軸の和物ショー

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もう大分前になりますが、2019年12月15日(日)はOSK日本歌劇団の和物ショー『男舞』を京都で観て参りました。

鴨川をどり等で知られる先斗町歌舞練場にて開催。
趣のある、とても素敵な場所・建物です。

ご存知の通り、先斗町は「ぽんとちょう」と読みます。
ポルトガル語で「先端(PONTA)」や「橋(PONTE)」から…と言われているようです。

行った事がある方はご周知ですが、とても細くて狭い区画です。
そんな地区なのに、歌舞練場はとても立派。
鴨川を見下ろす立地は静かですが、交通至便。(京阪と阪急が近い)
内装は和洋折衷で、クラシカルモダン。
トイレ等は綺麗に整備されています。

そんな素敵な場所で、男役7名の和物ショーが開催されました。

さて、ここから先は何かと宝塚に例えたり、引用します。
このブログは宝塚ブログですので、読まれてる方に分かりやすく説明するため。
また、私もOSK初心者ですので。

OSKファンの方々や、関係者様各位には失礼な事だと重々承知しております。
申し訳ございません。

さて、『男舞』を宝塚の和物ショーに喩えると、花組『雪華抄』(2016年12月〜2017年2月)

和物ショーの基本と伝統は守りつつ、とてもモダンでスタイリッシュ。

新たな技術(プロジェクション・マッピング)を導入。
映像と劇団員さんのコラボレーションで殺陣・パントマイム・獅子舞などを見せたり。

50分間、これでもか!これでもか!とギュギュッと凝縮したショーでした。

OSKは観るたび、予想を超えてきます。
出演者は以下の通り。

★虹架路万(にじかけ・ろまん)

宝塚で例えると、月組・紫門ゆりやのような物腰柔らかな貴公子。
メンバーをまとめつつ、真ん中に立つ華をお持ちでした。
プロジェクション・マッピングとのコラボは武士と宇宙。
壮大なテーマでタイミングも難しそうでしたが、しっかり決めていらっしゃいました。


★翼 和希

宝塚なら、星組・礼真琴タイプかな?
少年の面影が残り、歌も踊りもハイレベル。
お多福のお面をつけ、登堂くんのヒョットコと組んでの女舞も。
ほんに器用です。
プロジェクション・マッピングでは、アメリカン・コミック風の世界観。
書生の翼くんが、大玉や壁を押し戻したり、弾き返したり。
コミカルな動きで楽しませてくれました。
これまた、画面と合わせるのが大変そうだなと思いました。

★登堂結斗(とうどう・ゆいと)

宝塚の宙組・真風涼帆のご親戚?と尋ねたくなる男ぶり。
MCでは、穏やかな笑みを絶やさないお兄さん。
ヒョットコ面を被って、女役の翼くんと和風デュエットダンス。
プロジェクション・マッピングでは、連獅子の単独バージョンと申しましょうか、かように長髪の頭を振り回す踊りを見せてくれました。


★天輝レオ(あまき・れお)

元・星組の七海ひろき氏を彷彿とするビジュアル。
登堂くんとは同期でツッコミ担当のようですが、多分繊細な好青年の予感。
鳴り物の演奏では、鉦を担当。
きりりとした居住まいで、鉦を叩くOSKのお兄様(北関東ならぬ北海道出身)でした。


★依吹圭夏

ホワンとした雰囲気を持った男役さん。
癒し系男役…って、めったにいない個性だと思います。


★知颯かなで

女優・櫻井淳子に似た美人さん。
いえ、男役さんですが、拝見するたびショムニを連想してしまいます。
登堂さん・天輝さんと共に、角座公演『Dandy』に出演していました。


★せいら純翔

和太鼓を一生懸命叩いていたよね?
MCやメンバー紹介では一番最初だったので、メンバー中では最下級生なのでしょう。
キリキリ踊る姿と、はにかむ笑顔のギャップが可愛らしい若手さんでした。


余談ですが、角座でのショー『Dandy』に出演していた桜木みなと似の空良玲澄くんがいました。
桜色の着物に緑の袴姿で、受付や案内のお手伝いしていた空良くん。
素化粧だと、ますますずんちゃんに似ていたような。
登堂さんと並ぶと小柄に見えましたが、単体だとすらり。
爽やかな美人さんでした。

OSKも宝塚同様、ビジュアル偏差値高い!

OSKも宝塚も約100年前から変わらず、近畿が本拠地ですね。
発祥の地に根付いてくれて、ありがとう。

▽ほんにありがたい…(*´꒳`*)
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