月組新公ステージトーク 『I AM FROM AUSTRIA』レポ続きです。
2019年10月25日(金)宝塚大劇場内エスプリホールにて開催。
出演者は英かおと(99期・研7)、白河りり(103期・研3)
曖昧な記憶によるレポなので、聞き間違いがあるかもしれません。
順番も前後してるかも。
科白はニュアンスです。
思い出したら、追加修正します。
「こんなんやったで」との情報大歓迎です。
それでは、続きをどうぞ。
司会「ご出身は?」
英「岡山県倉敷市です」
白河「大阪府東大阪市です」
司会「では、普段は大阪弁を?」
白河「はい」
なぜか大阪に食いつく司会さん。
りりちゃんは大阪の子ってイメージが薄いからかな?
司会「主演に決まった時の気持ちは?」
英「驚きました。別室に呼ばれたので、『何かやらかした?叱られる…!』とビクビクしながら行ったら…」
なんと新公主演の話だったという嬉しい誤算。
英「白河も同じで、叱られると思ったそうです。(ね?とりりちゃんを見て)同じ日に呼び出されたので…あ、別々にですけど」
白河「はい、私も驚きました。何かしてしまったのかと心配で…」
司会「最初に誰に報告しましたか?その時の反応は?」
英「家族です。『よかったね』と喜んでくれました」
白河「母に電話しました。母も驚いて悲鳴…じゃないんですけど、悲鳴みたいな声を上げていました」
英「同期には『早く言ってよ〜』と言われました。言えないんですけど」
そうです、言えません。
人事に関しては公式発表までは沈黙を守るのは、組織に属する上では必須ですよね。
司会「珠城りょうさん、美園さくらさんから受けたアドバイスは?」
英「珠城さんからは(新公)当日、『見たことのない英かおとを観てみたい』と仰っていただきました」
珠城ジョージは意識しなくて良い、と。
英「私は真面目で落ち着いたイメージと言われるので、殻を破った姿を見てみたいという事だと思います」
有り難かったです、と英さん。
白河「(新公)当日、美園さんから『緊張してるよね?』とお声を掛けて頂きました。私は緊張するのは良くない、ダメだと思っていたのですが、『緊張して良いんだよ』と」
緊張も含めて、舞台に集中して取り組む姿勢が大切…というような助言を頂いたそうです。
司会「お稽古の様子を教えて下さい」
英「一本物の短縮版なので、エピソードや台詞がたくさん削られているため、ジョージとエマが惹かれ合っていく様子を自然に表現するにはどうしたら良いかと白河と話し合い、二人の場面は毎日すべて合わせました」
短縮版とはいえ、二人の場面は結構ありますよ?
すごい!
司会「新人公演当日は本公演の終演後、新人公演が始まるまでの間、あまり時間がありませんけど、どうされてましたか?」
英「当日は朝から色んな方が声をかけて下さり、とても温かい気持ちになりました。本公演終了後はお化粧に忙しくて、緊張している暇はありませんでした」
白河「私もお化粧に集中していて…」
司会「開演アナウンスはどこで聞いてましたか?」
英「袖の下手側に広いスペースがあって、そこでスタンバイしながら… NIX IS FIX を踊りながら聴いてました」
司会「大きな拍手、聞こえましたか?」
英「いえ、そこまでは余裕がなくて」
司会「白河さんは?」
白河「私も(同時に登場する)礼華さんとスタンバイして、二人で踊ってました」
おさらいと、緊張をほぐす意味もあって、踊ってたのかな。
どういう流れだったか曖昧ですが、二人でウィーンの街に繰り出し、ホームレス支援をしている様子について。
英「エマのようなハリウッド女優が、自分の価値観に賛同してくれる事に驚いて、とても嬉しくて。エマを好きになる大きな要因になりました」
司会「ヘリコプターの場面は如何でしたか?」
英「高いし、すごく揺れるんです。絶叫マシンは苦手で、怖くて。(りりちゃんを指して)この人は逆に強くて」
白河「はい。(絶叫マシン系は)好きです」
英「一度、舞台稽古で乗りましたが、高いし揺れるし、(遊園地の)アトラクションみたいでした。(りりちゃんは)楽しそうにしてて」
白河「アトラクションのようで楽しかったです」
アトラクションにビビる英くん、楽しむりりちゃん。
英「逆やん(笑)」
この「逆」とは、「男らしい男役と、たおやかな娘役のイメージが逆転してるね」という意味かと。
そういえば「たおやか」は嫋やか…弱い女と書くんですよね。
英「本番では、お客様のお顔がよく見えました。手を振って下さる方もいらして嬉しかったです」
司会「山小屋の場面は、素敵なラブシーンが印象的でしたね」
英「あそこは最初、二人とも毛布を被っててガバッと起き上がる演出でしたが、(本番の)3日前に町田先生に提案して、相談の結果あのようになりました」
二人してまどろむ、ロマンティックな朝になっていました。
その方が、(不安げに)後悔してない?僕とこんな関係になって…と尋ねるリアリティが生まれると思ったそうです。
膝枕はかなり直前に追加、アドリブに近かった模様。
素晴らしいセンスです。
司会「キスシーンも素敵でしたね」
英「警察の目をくらませる為、とっさうのキスシーンはとても重要だと思いました。あれで、お互いに『友達じゃなくて恋愛の対象』として意識し始めますので」
りりちゃん、ラブシーンのお話が出ると照れまくり。
頰を赤らめて、うつむいたり。
視線を宙に彷徨わせたり。
ハキハキ話すかおと君を見つめたり。
なにかと初々しかったです。
英「恋愛だけでなく、家族や友人、故郷への想いが描かれた物語なので、短縮版ではどうすれば表現できるだろうかと」
白河「本公演ではヘリコプターから降りた後、メインテーマ曲を歌い、故郷への想いを強くします。そこが(新公では)カットされたので、故郷や家族への気持ちを深める表現を意識しました」
司会「(配役された)家族の印象、感想は?」
英「大楠てら君は(背が)大きくて、無理なく『お父さ〜ん』って(見上げる)感じでした」
下級生の大楠くん(102期)へ、息子から温かい感想。
英「蘭世は娘役に転向して初めての新人公演で就いた役。頑張ってました」
こちらも蘭世恵翔(102期)に感想という名のエール。
白河「私は母(天紫珠李)と会えるのは最後に少しだけですが、天紫さんと過去の親娘関係について色々話し合いました」
天紫珠李(101期)と想定したヘルタとエマの過去は。およそこんな感じ。
ヘルタは愛をもってエマを厳しく育てたが、エマは夢やしたい事もあり、反抗期とも重なって家を飛び出し、アメリカへ。
渡米後に出会ったマネージャーのリチャード(礼華はる・101期)のことは
白河「(リチャードとエマは)仲が悪かった訳じゃないんです。でも、あんな事になっちゃって…」
…と、他キャストにも話が及びました。
英「エルフィー役の風間(柚乃・100期)は、いてくれると安心する。頼れる」
英「フェリックス(彩音星凪・101期)は可愛いんですよ」
そういえば、ステージトークが始まってすぐ、互いの印象について触れた時のこと。
りりちゃんが英くんについて「頼もしい」と言及した時、複雑そうな顔をした かおと君。
英「厳しく言う事が多かったから…」
怖がられている、と思っていた模様。
りりちゃん、にっこり。
良い舞台を共に創りあげようという気持ちゆえの厳しさだと理解していたんですね。
司会「これが最後の新人公演ですが、どうでしたか?」
英「夢現無双でも長の期としてまとめなきゃと思って。(本作は)2回目だからといって上手くやれた訳ではないのですが…」
司会「次は客席から新人公演を観る事になりますね」
英「想像がつきませんけれど、応援しつつ、見守りたい」
司会「まだまだこれから新人公演が続く白河さんへ何か」
英「学年が上がるにつれ、注意してもらえなくなる。言ってもらえる内が花だよ。がんばって」
白河「はい。ありがとうございます」
本公演の話にも言及。
かおと君は、ホテルマンやバーテンなどに扮しています。
ジョージ父(鳳月杏)の回想にもかおと君が登場。
ジョージ母ロミー(海乃美月)が若き日、血迷ったお相手(イタリア野郎)を熱演。
映像も撮影し、「どこで使うんだろう?」と思っていたそう。
ちなみに、映像自体は未だ見れていないそうです。
りりちゃんはエステ客としてバスタオルを巻いた姿で登場したり、エマの回想シーンでブロンド美女に扮したり、警察官として行方不明のエマを捜したり。
司会「どの場面、どの曲が一番お好きですか?」
英「ブロンド美女ですね」
なんと!
彼女が出演している場面を選ぶかおと君。
ニクイねっ!
白河「どの曲も本当に素敵で好きなんですが…(悩)…最後の場面、曲がやはり印象的で」
大団円の楽しい場面です。
エマはお母さんと再会・和解して涙しますね。
抽選会では、サイン色紙にかおと君が当選者の下のお名前をひらがなで書き、りりちゃんがインタビュー。
英「下のお名前は?」
当選者A「A子です」
白河「どこからいらっしゃいましたか?」
当選者A「京都です」
白河「京都ですか」
そして二人は次なる当選者のもとへ移動。
英「下のお名前は?」
当選者B「B子です」
白河「初めてご覧になられた宝塚作品は?」
当選者B「桜華に舞え!です」
白河「あぁ…」
奇しくも、齋藤吉正先生の作品ですね。
英「下のお名前は?」
当選者C「C子です」
白河「どこからいらっしゃいましたか?」
当選者C「神戸です」
白河「あぁ、神戸…」
英「(小さな声で)話を広げんかーい(笑)」
りりちゃん、苦笑い。
夫婦漫才のようなツッコミで、信頼関係が透けて見えました。
本当いうと、この後が桜華に舞え!の方で、二番目の方は男性で別の質問でした。
ちょっと聞こえづらくて、記憶が曖昧なので入れ替えてしまいました。(^◇^;)
二人とも開始当初は小さな声だったのが、徐々に声も大きくなり、気がつけばハキハキ。
もともと声が綺麗な二人で、よく通り、滑舌も良くて聴き取りやすい。
新公や本公演のダイジェスト映像を見ながら、二人で顔を見合わせたり、照れたり、笑ったり。
おおむね己の映像に照れ笑いして、相手役さんの映像ではにこやかに見守る図式。
ラブシーンでは、二人とも身体を折り曲げて笑ってました。
照れ隠しMAX!(*´꒳`*)
最初こそ固かったものの、英くんもりりちゃんも司会が振る質問に的確に答えていました。
また、相手役の話に耳を傾け、その話の延長線上の話をしたり、膨らませたり。
さりげなく連携がとれていました。
互いに相手を思いやるコンビですね。
爽やかで可愛かっこよくて、呼吸の合った新公コンビでした。
▽思い出したら、書き足します♪( ´▽`)

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