本日2019年5月31日(金)雪組『壬生義士伝』『MUSIC REVOLUTION』宝塚大劇場初日観劇してきました。
当初観劇予定はなく急なことで、劇場まで走りまくり。
なんとか間に合いました。
走り方、教わっておいて良かった…!
数年前に病気で忘れた事の中に「走り方」も含まれていたので、理学療法士さんに伝授してもらいました。
「走るのは無理」と言われても、頼み込んで良かった…って、こんな時の為ですかい(^◇^;)
私の動作は軒並み、理学療法士と作業療法士に教わって出来るようになりまして。
幼少期から積み重ねた私自身のオリジナルは、ほぼ消失しました。
オリジナルといえば、雪組公演です。
浅田次郎氏の原作は付いているものの、ほぼオリジナル新作と呼べる芝居。
ショーはもちろん、オリジナル新作。
アレンジを変えて登場した、どこか懐かしい曲もありましたが。
花組担当(明日海ファン)はきっと反応するはず。
芝居も、ショーも、私は楽しめました。
特に芝居の方は、なんだろうな…予想とは良い意味で違ってたかも。
望海さんの芝居がすごく味があって、なんだろうな、真彩ちゃんや彩風さんとの呼吸も合ってて。
…そして、意外なまでに望海風斗と朝美絢と縣千、この3名の芝居が多く、関わりも深くて驚きました。
シリアスで哀切で暗い話かと思いきや、笑いが各所で湧きました。
望海さんと朝美さんが笑わせてくれたかな。
斎藤一(朝美さんの役)はめったに笑わない役なのに。
本人は笑わず、笑わせてくれます。
望海さんの役は、笑って泣かせてくれる感じですね。
観ていて、どんどん、どんどん好きになるお役でした。
観ながら、どんどん、どんどん悲しくて残念な気持ちも湧きました。
新人公演では、この吉村貫一郎という役を、縣千で観たかった。
ポスターを見た時点で、縣千にハマりそうだと思いましたが、実際に観て、ますますそう思いました,
今更こんな事を申し上げて、彩海せらくんとファンの方々、申し訳ございません。
彩海くんの主演も期待しています。
望海さんが本編終演後の挨拶で、
「(観客が入った状態の)劇場では、お稽古場より良いものに仕上がった」と生の舞台独特の世界が現出したことに触れておいででした。
望海「もちろん、お稽古場でも頑張ってるんですが、お客様がいて下さって初めて、完成するんだと思いました」
ニュアンスですが、そんな感じの事を仰っていました。
私もその場にいて、舞台が化けた事を感じていました。
雪組の『壬生義士伝』は胸に沁みる芝居でした。
『Messiah』が明日海りお率いる花組だから成立したように、『壬生義士伝』は望海風斗の雪組だから成立したのだと思います。
明日海りおの天草四郎に魅力を感じた人は、望海風斗の吉村貫一郎も心に響くはず。
役が似てるのではありません。
演者の『役に対する姿勢』が似てるのかな。
なんだか良いものに触れた感じがしました。
上手く言えないんですが。
望海「いいですね、なんか初日って感じ!」
本当にそうですね。
舞台が化けた過程を体感しました。
よくわからないけど、いいものに触れた。
理屈じゃなくて。
何だろうなぁ、よくわからないけど好きです。
言葉をうまく当てはめられないけれど、私は好きです。
傑作というのとは違うんですが。
望海さんの人物造形が好きです。
まだまだ語りたいけど、言葉が追いつきません。
▽雪組さんに『イイね』

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