昨日(2019/04/10)はVISAメッセージ更新。
今日(2019/04/11)は写真集発売。
…という明日海dayではありますが、まず雪組『20世紀号に乗って』観劇感想をサクサク進めたいと思います。
少しでも記憶が残っている内に…(切実)
そうそう、『20世紀号に乗って』ル・サンクも発売されるんですね。
表紙がすばらしい~~~!
フィナーレのデュエットダンスの写真をもってくるとは。
(これなら、著作権引っ掛からないよね)
だいもんは渋オジの面影を残しつつ、髭のない若返りイケメン。
真彩ちゃんはハリウッド女優。
それにしても真彩ちゃん、身体の反り方がすごい!
ル・サンクの表紙を見ただけでも、『20世紀号に乗って』の香りが漂ってきます。
玄関だけ見て「素敵なおうち」と言ってるようなものですが、中身はさらにすごいんだぜ。
(なぜ私が自慢する…?)
それでは、サクサク参りましょうか。
★沙月愛奈(89期・研17)
ミュージカル女優なのかな?…イメルダ・ソーントン役。
奇しくも望海オスカーと真彩リリーを引き合わせた、音痴の美人女優。
オスカーがプロデュースする作品のオーディションを受けに来たイメルダ。
彼女が連れてきた伴奏者がリリー(本名は発音しづらい不思議な名前)
リリーに外れた音程を「4度上です」と正確に指摘され、歌い直すも再びダメ出し。
しかも、めっちゃ高音の美声でお手本を歌われてしまう羽目に。
恥をかかされ、怒ってリリーを解雇するイメルダ。
女優の逆鱗に触れても、怯えるど
ころか、報酬を要求するリリー。
ここでのリリーは、事の様子をビクビクしながら見守る 助手・マックス(縣千)と好対照な図となっています。
権利はちゃんと主張する勇ましさと、美しく正確なハイトーンボイスを持つリリー。
思わず、椅子から起立して拍手を送ったオスカー。
さらに、イメルダに売られた喧嘩を買いまくるリリーの背後で(もっと言ってやれ!)と言わんばかりに、シャドーボクシング。
あゆみさん(沙月)の音痴っぷりが見事。
声量があり、音痴だとわかりやすく歌ってくれました。
これも技量の一つですね。
本当に音痴の人には出来ない、笑えるけれど酷すぎないさじ加減。
堂々としたベテラン美人女優の存在感を醸し出していました。
ここ何作か毎公演、縣くんと絡む役が続いていますね。
あゆみさんと縣くんといえば、ハイレベルなダンサー同士ですが、今回はその点では見せ場なし。
また、あゆみさんと縣くんの超絶技巧タンゴが観たいです。
★千風カレン(90期・研16)
リリーのマネージャーのアグネス。
リリー&ブルース(彩風咲奈)のバカップルや、大袈裟に芝居がかった発言や動作をしがちなリリーに、冷静で鋭いツッコミを入れるお姉さん。
醒めて見えるけれど、なんだかんだツッコミつつ、リリーの世話を焼くアグネス。
やれやれと呆れながら、状況を楽しんでる肚の据わり加減が伝わってきました。
みずから騒ぎは起こさないものの、体感温度が熱い人が多い中で、クールな存在感がさりげなく際立っていました。
…よし、初めて短くまとまった!
ありがとう、アグネス!!
★彩凪翔(92期・研14)
4人のポーターをまとめる、イケメン車掌のフラナガン役。
(イケメン設定は宝塚版だけかも)
控えめで落ち着いた人に見えますが、『車掌の一日』という舞台企画をオスカーに売り込もうとしたり、なかなかの肉食系。
4人のポーターを従えた歌とタップは楽しく、見応えがありました。
車掌の制服姿もキマってました。
★橘幸(96期・研10)
★諏訪さき(99期・研7)
★眞ノ宮るい(100期・研6)
★星加梨杏(100期・研6)
ポーター・カルテットとも言うべき4人組。
1幕・2幕とも、幕開きに見事なタップダンスを披露してくれます。
特に諏訪さきの技術力の高さは目を瞠るものがありました。
素人目にも、その確かさが充分伝わってきます。
ポーター4人や、そこにフラナガン車掌が加わっての5人、あるいはフィナーレの群舞など、誰かと一緒だから合わせてますが。
ソロでタップ踏んだら、どんな感じだろうか、さきちゃん。
他の3人も軽やかにタップを踏んでいました。
4人で動きをシンクロさせたり、チームワークもばっちり。
「自分が、自分が」とならず、協力して作品を創り上げている空気が色濃く漂う4人組でした。
★真地佑果(96期・研11)
レティシア・プリムローズ(京三紗)の甥。
ブレザーが似合う、爽やかなイケメン。
まちくんは、いつ見ても優しげで紳士的ですね。
認知症の傾向がみられる伯母を心配して、探し出し、迎えにくる心優しい甥っ子くんを好演。
レティシアさん、「次の停車駅で甥御さんがいらっしゃいますよ」と車掌(彩凪)から聞くや、内心「やっべー(汗)」といわんばかりに姿をくらますあたり、ボケてない気がする。
自分のしてることの自覚あるやんか。
まだらボケだとしても、まだまだかなりしっかりしてそう。
確信犯的なレティシアさん、小悪魔に見えて、ますます素敵。
そして、真地くんがますます天使に見えてくるぜ。
★久城あす(94期・研12)
20世紀号に乗り合わせた医師・Dr.ジョーンズ。
物静かで温和に見えます…が、オスカーに『医者の一日』という企画を持ち込んだり、見かけによらず肉食系2号。
莫大な借金返済のため、銀行から更なる融資をとりつけるため、何としてでも新企画の契約書にリリーのサインが欲しいオスカー望海。
自殺をほのめかし、ピストルを手にしたオスカー。
それを見て、あわててピストルを取り上げようとしたレティシア(京三紗)
(↑この場面は、のちに台詞で説明されるだけで、舞台上で演じてはいません)
ピストルの発射音が鳴り響き、特別個室の扉が開き、ヨロヨロ椅子に倒れ込むオスカー。
瀕死のオスカーを診てくれたドクターは何も手を施さず、立ち上がります。
「せめて痛み止めを」とドクターに追いすがるオリバーまなはる。
「じゃあ、アスピリンを」と鎮痛剤を1錠。
「これだけ?」と驚くオリバー真那。
「じゃあ、もう1錠」
そう、オスカーはどこも撃たれていなかったのです。
「あなたは僕の命の恩人だ!」
と、大袈裟に喜ぶオスカー。
ドクターの持ち込み企画も受け容れます。
オスカーって、そんなキャラだっけ?
たしかに椅子に飛び乗って、正座スタイルで縮こまり、『No!』とか叫んじゃう可愛い人だけど。
それにしたって、無邪気すぎないか?
…といぶかったら、案の定ありましたよ、しっかり下心が。
Dr.ジョーンズは「演技の勉強をしよう」とオスカーにそそのかされ、リリーを騙して契約書にサインをさせる計画に加担させられます。
オスカーが瀕死の芝居を打ち、リリーがドクターを見上げるたび、ドクターは沈鬱に首を横に振る。
それが演技の勉強だと。
あす君はいろんなパターンで首を振って見せます。
さすが芝居巧者!
クライマックスへかけての笑いは、あす君あってこそでした。
…さて、次はついに、あの方について触れますよ…。
(ウォルデモードかいな、縣は)
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