水曜は穏やか(な事が多い)ですね、宝塚公式サイト的に。
水曜日といえば思い出す、小説『あしながおじさん』
『あしながおじさん』のヒロイン(ジェルーシャ・アボット)は孤児院暮らし。
理事会が開かれるため、常より多忙な水曜が憂鬱だとウンザリしていたっけ。
(その理事会に出席していた紳士が、彼女の運命を一変するのですが)
期待してますが、働きすぎな気も…。
さて、昨日以前の話題ですが、星組の2019年5月外箱発表と、雪組の2019年3~4月の外箱・一部の配役決定について。
まず、雪組から。
シアターオーブ公演『20世紀号に乗って』一部配役発表。
オスカー・ジャフィ:望海風斗
リリー・ガーランド:真彩希帆
リリー・ガーランドって、ジュディ・ガーランドを彷彿としますね。
ミュージカル映画『オズの魔法使い』の主演女優です。
ジュディ主演の映画『オズの魔法使い』といえば、ヒロインがカンサスにいた時は白黒なのに、ハリケーンで飛ばされ、辿り着いたファンタジー世界はフルカラーなんです。
映像の世界にカラー技術が導入されて間もない頃だったのでしょうね。
ラストで、ヒロインが現実世界へ戻ると、画面が白黒になるんですよ。
現実が白黒というのが、なかなか…味わい深い…。
そういえば昔、眠ったとき見る夢は白黒だという話を結構きいた覚えがあります。
「白黒だから、夢だってわかる」みたいな事をね、小耳に挟んだなと。
私はフルカラーの夢しか見たことないので、内心「えっっ??」と思いつつ、黙ってました。
内気な子供だったもので。
…って、めっちゃ話が逸れました、ごめんなさい。
逸れついでですが、『あしながおじさん』のヒロイン・ジェルーシャは己の名前が嫌で、呼び名を変えちゃうんです。
『ジュディ』と。
孤児のジュディは、想像の中で家族を生み出していました。
弟のハリー、叔父のハリー…って、なぜかハリーだらけのジュディの家族。
現実世界で、夢をみながら生きていたんですね。
あしながおじさんと出会う以前と以後(大学に進学)では、世界の見え方が変わったであろうジュディ。
その変化を手紙形式で描いた原作は、今読んでも面白いです。
続いて、バウホール公演『PR×PRince』一部配役発表。
ヴィクトル:永久輝せあ
エル:潤花
……あと二人いるという、王子の発表を期待してたのに…!
A凰華さんと、A千さんの名前を期待してたのに…!
イニシャルだから、誰かわからないと思いますが、大方の予想と合致してますよね。
ひとこ、あやな、ちさとの美形三兄弟なんでしょう?!(イニシャルは?!)
もし外れてたら、泣き…はしないけど、間違いなくがっかり。
喩えるなら、嵐の出ない紅白歌合戦並みにがっかり。
マツコ・デラックスがいない月曜の『5時に夢中!』並みにがっかり。
(ローカル番組を喩えに出されても困りますよね。ごめんなさい)
狙ってるとしか思えない設定なので、外さず、大方の予想通りど真ん中のキャストで上演して頂きたい。
続きまして、星組2019年5月の外箱公演。
まず、トップの紅ゆずる主演『鎌足-夢のまほろば、大和し美し-』
シアタードラマシティ(大阪)と、日本青年館(東京)にて。
オリジナル作品なので、想像がつきかねますが、和物でほぼストレートプレイなのでしょうか。
紅さんの切れ長の目は、和のお化粧が似合うと思います。
『Another World』の時も綺麗でしたし。
そして、中臣鎌足(後の藤原鎌足)は、大化の改新を成し遂げた中大兄皇子の側近。
柚希礼音や北翔海莉をそば近くで支えてきた紅ゆずる。
紅さんの辿ってきた道や人柄が生かされる脚本になるのかな。
それにしても、生田大和先生の登板が続きますね。
今の宝塚を牽引する演出家のおひとり・生田先生。
上田久美子先生、小柳奈穂子先生と並び、脂がのってきた中堅演出家。
生田先生が過労で倒れないか、心配になってきました…。
せっかくタイトルにご自分の名前もつけられたことだし、お元気で陣頭指揮に立って下さいませよ?
もう一方は、礼真琴率いる全国ツアー。
『アルジェの男』と『ESTRELLAS~星たち~』
『アルジェの男』と聞くと、月組を思い出します。
琴ちゃん主演版も気になりますなぁ。
見応えある舞台をつくってくれそう。
もうだいぶ前の事になりますが、紅さんも「私がまこっつぁんなら、自信満々やで」と太鼓判を捺して下さっている琴ちゃん。
(そんな風に言えちゃう、下級生の力を認められる紅ゆずるの懐の深さよ…)
(そう言われて、恐縮していた琴ちゃんも可愛かったです)
琴ちゃん、ガンガン行っちゃって下さい。
もちろん紅さんもね。
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